テング 1919年 和歌山県 天狗がいろいろな祟りをするので、花山法王が安部晴明に命じて天狗をまつらせた。晴明は天狗を狩籠の洞窟に封じてしまったので、今も那智の行者が修行を懈怠したときは天狗が悩ますという。
類似事例 |
|
セイメイ,マツ,(ゾクシン) 2002年 福島県 昔、阿部晴明が東奥に下向したとき、松を植えて小社山神社を祭り、火難を除き富を得ることを祈願した。この社に祈ると、必ず成就するといわれている。
類似事例 |
|
セイメイ,カライ,キツネ 1975年 晴明の母は化来の人といわれている。またしのだの森の狐ともいう。
類似事例 |
|
セイメイ,フウライヒ 1976年 岡山県 備中の浅原に晴明の封雷碑という古い碑がある。昔から村に落雷がないのは、晴明が雷を封じたからだといわれている。
類似事例 |
|
ユウヤケ 1952年 島根県 夕焼けがすると晴。
類似事例 |
|
セイメイサマ 1981年 神奈川県 山ノ内に大火事がないのは晴明様がいらっしゃるお陰だと信じられている。
類似事例 |
|
ニシカゼ 1952年 島根県 西風が吹けば晴。
類似事例 |
|
(ナガレボシ) 1952年 島根県 夏の夜に星が流れたら晴。
類似事例 |
|
ナベスミ 1952年 島根県 鍋墨に火がつけば晴。
類似事例 |
|
ツキノカサ 1952年 島根県 月のカサの中に星が出れば晴。
類似事例 |
|
ネコ 1952年 島根県 猫が北に向かって顔を洗えば晴。
類似事例 |
|
タヌキ,キツネ 1978年 和歌山県 十一面観音の上に丸い石が置いてある。昔、狸や狐がよく人を騙していたので、それを封じるためにおいてあるといわれる。
類似事例 |
|
キンキ,フウキ,スイキ,インギョウキ 1975年 天智天皇の時代に、藤原千方という者が金鬼・風鬼・水鬼・隠形鬼の4鬼を使役していた。伊賀と伊勢の国はこの鬼のせいで、天皇の支配に入らなかった。そこで紀朝雄という人物が「草も木も我大君の国なればいづくか鬼の栖なるべき」と和歌を詠んで鬼のもとに送りつけたところ、たちまちに鬼はいなくなり、藤原千方は朝雄に討ち取られたという。この鬼は狐狸の類か。
類似事例 |
|
ソセイ,イチジョウモドリバシ 1933年 京都府 三好清行が死んだ時、子の浄蔵貴所が父に会うため熊野葛城から帰り、一条戻橋で父の葬送に逢った。浄蔵貴所は呪術で父を蘇生させ家に連れ帰ったので、橋の名は戻り橋となった。
類似事例 |
|
オニ 1929年 大分県 橋の形をした岩がある。昔鬼が一夜のうちに橋をかけようとしたが、鶏が鳴いたので中止した。その橋の一部が、岩だと伝えられている。
類似事例 |
|
マセキ,ホウセキ,オニ 1943年 山形県 推古天皇の6年、午の年、羽黒山の後の鬼名澤というところに麻石という鬼が現われて、人を悩ませた。能除太子が8月にこの鬼を封じたが、翌未の年に男鹿の島に包石という鬼が住み始めたので、太子は6月15日にこれも封じた。
類似事例 |
|
カケイノミズ 1952年 島根県 夕方、筧の水が少なくなれば晴。
類似事例 |
|
インタルオンナ 1974年 沖縄県 棚晴という所にすむ肝煎棚晴頭の妻は、失踪して7年後にまた姿を現した。彼女は綾羅錦繍を身にまとい、上に藻を覆っていたという。
類似事例 |
|
ゼンキ,ゴキ 1988年 長野県 男鬼である前鬼は鉞をもって右手に立ち、女鬼である後鬼は水壺を持って左手に立っている。この夫婦鬼が役行者に従者として仕えていた。夫婦鬼は山上の化身とも言われ、行者の使役霊を伝説化したものといわれる。
類似事例 |
|
ニワトリ 1952年 島根県 夕方早く鶏がトヤに入ると晴。
類似事例 |
|
ドクロ 1976年 奈良県 花山院が頭風を病ませられた時、阿部晴明は、院は生前行者で、大峯の某の宿で入滅なさった。前世の功徳で天子に生まれなさったが、前世の髑髏が岩の間に落ちて挟まっているために頭を病まれるから、髑髏を取り出し広いところに置けという。その通りにしたところ、頭風は癒えたという。
類似事例 |
|