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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

サンゲンノオト
1973年 東京都
原氏某は宝永の頃から三弦で有名な人物だった。ある日彼は品川の楼に行ったときに、三弦の音が常に変わっているのを聞いて、津波がくるのを予見し、一座の友を誘ってあわてて帰った。するとほどなく津波が押し寄せて多くの人家、人命が失われたという。

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ツキモノ
1971年 広島県
神道祈祷の一つに「弓伏」というものがある。これは、いわゆる憑きものの場合に多く行われた。弓の弦を打ち鳴らして降神、降霊を祈ったり、また弦打ち(鳴弦)をすることによって悪魔退散の行事としたものである。
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ミナモトノヨシイエ,メイゲン
1983年
源義家の鳴弦によって、天皇の病気が治ったという。
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カイシシンロウ
1974年
松前で津波が起きる前は、空中に仏神の姿が飛行するのが見えたという。
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シロイヒゲノロウジン
1989年 静岡県
下田の町の米屋に白いひげの老人が来て「津波が来るから下田富士に逃げろ」という。米屋が町の人に伝えても、誰も信じなかった。米屋は母を連れて下田富士に逃げると、津波が来た。老人はまた現れて「また大きいのが来るから家に帰るな」といい、津波の中を光になって飛んでいった。老人は波切り地蔵の化身だった。
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ニンギョ
1929年 沖縄県
白保村から追放された3軒の家族が人魚を釣り上げ、食べようとすると、調理されている人魚の肉が口をきいて大津波を予言した。予言の通り、白保村は津波にのまれて壊滅してしまった。
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スイゲツカンノン
1974年 東京都
江戸の品川にあった水月観音は太田道灌によって堂社が作られたが、後に品川が北条氏の支配に入る。しかし武田信玄との戦により品川一帯は焼失し、観音像は甲斐に持ち去られたが、持ち去った人は熱病に罹って狂乱し、自分は品川の観音であり、すぐに元に戻すよう口走ったという。そこで信玄は品川に戻して堂社を建てたという。
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ニンギョ,ニンギョウイズ
1978年 沖縄県
竹富島に妾がいる富崎の医者の本妻は人魚だった。妾が嫉妬し本妻を刺殺したところ大津波がおきて村が流された。明和8年のことで明和の大津波として語られている。
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ニンギョ
1978年 沖縄県
村八分になった3人が人魚を釣り上げ、神の使いだと知らずに料理して食べようとした。すると人魚の肉が津波が来ると囁いた。3人は恐れて肉を海に返し陳謝した。明和8年3月10日に津波が来た時3人の家以外は流された。
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ニンギョ
1978年 沖縄県
竹富島に妾がいる富崎の医者の本妻は人魚が美女に化けたものだった。妾が嫉妬し本妻を刺殺したところ大津波がおきて村が流された。明和8年のことで明和の大津波として語られている。
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サンニンニサンドマワラレルコト
1915年 和歌山県
三人に三度回られると、死ぬ。
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ヒトヲマワルコト
1980年 和歌山県
三人に、三回回られると死ぬ。
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カンノンサマ
1976年 大分県
津波の時に流れ着いた観音様がある。見つかったときは魚の網に引っかかっていて、後光がさしていたという。あるいは、沖から流れてきた木を切ると血が流れたので、祀ったともいわれている。
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ボウレイセン,フナモウレン
1937年 和歌山県
亡霊が大勢で船の弦に顎をかけにくるのは友を呼んでいるからだと言われる。このときは火床の灰を撒くと去っていくといわれているが、薪を束ねている縄を一緒に燃やした灰だと効果はない。もしくは、底の抜けた柄杓を渡しても去っていく。そこのある柄杓を渡すと船に水を汲んで沈めてしまう。
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ミツミネサマ
1967年 千葉県
5月2日は三峯様が出雲へ行く、三峯様のおたちの日である。この日に仕事をするとへんな死に方をするという。三峯様は4日に帰ってくるという。
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(マルキオンユミ)
1983年 大阪府
河内国壺井八幡宮の社宝の丸木御弓と呼ばれる弓は、堀川上皇が病気になった時に、この弓の三声の鳴弦に依って悪霊がたちまち退散したという。
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トモ
1934年 三重県
海底で鮑を取ってもう息がないという時、友が拾っているのを見て自分も無理をして死んでしまうことがある。この友は幻影であり、誘われぬようにするために晴明九字と四縦五横の印を縫い付けた手拭を持っていく。
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ツキ,サンゾンノミエイ
1937年 秋田県
二十三夜に月が三尊の姿になった。
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イチョウノセイ
1955年 山形県
正光院の大銀杏は、住職が碁盤にしようとしたとき、女の姿になって三日三晩夢枕に立ったので、切るのを止めた。
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タヌキツキ
1976年 高知県
橘家の狸憑きの秘法でも狐憑きと同様、詠じる神歌が決まっていて、それを詠じるときに弦を弾じる。
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ナキゴエ,コドモノレイコン
1929年 愛媛県
昔死亡した子供が放置されていた。盆踊りのころには、川を上下しながらオワーという叫び声が聞こえているのは、子供の霊魂が迷って生みの親を訪ねるとされる。大正三年に京都の高僧が三日三晩の法要をした時だけ、この泣き声がとまった。
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ノロタ,ウナギ
1989年 静岡県
マキヤという屋号の家の先祖が大津波に遭い、家ごと流されたとき、ノロタ(海鰻)のすがって助かった。以来その家では鰻を食わない。
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