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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

スイゲツカンノン
1974年 東京都
江戸の品川にあった水月観音は太田道灌によって堂社が作られたが、後に品川が北条氏の支配に入る。しかし武田信玄との戦により品川一帯は焼失し、観音像は甲斐に持ち去られたが、持ち去った人は熱病に罹って狂乱し、自分は品川の観音であり、すぐに元に戻すよう口走ったという。そこで信玄は品川に戻して堂社を建てたという。

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ハクタク
1974年 東京都
品川宿の旅館に白沢の図がある。
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カンノンサマ
1983年 山梨県
Aさんの「うちの守り神さん」である観音様は、馬頭観音と石である。Aさんの夫が太平洋戦争で品川を発つ時や戦死したときに観音様が夢枕に立った。
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ハマグリ,ジゾウ
1983年 東京都
11月に品川の洲崎浜で、猟師が蛤をむいたところ、なかから1寸8分ばかりの黄金の地蔵菩薩が出現したという。
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オコウジンサマ
1998年 東京都
品川駅前の飲食店街で大火事が起きた。その時、荒神様の厨子を持って屋根に上がり火の方に開いたとたん、風向きが変わり、丁度隣で焼け止まった。
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カンノン
1989年 広島県
昔、火事で観音堂が焼失した時観音像だけ探しても見つからなかった。村人が堂宇は再建したが観音像は安置しなかった。2年後の夏に子供が観音堂近くの滝で泳いでいる時に黒くなった観音像を滝つぼの中で見つけた。
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スイショウノカンノン
1979年 長崎県
唐比の池あたりに甫陀林という僧院がある。そこに高さ1寸(約3cm)の水晶で出来た観音像が安置されている。先年ある者がこの観音像を盗み出したが、小倉で奇験が生じたため元に戻したという。また途中この観音像を落としたので傷が入っていたが、時が経つにつれて傷が無くなったという。
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クジラ,カンノン
1996年 三重県
鯨山出現観音という伝説では、鯨に乗ってきた観音は十一面観音菩薩であり、後には本尊として祀られるようになった。
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ソガスケナリ
1974年
ある旅の僧が箱根山を越えようとした時、昼なのに辺りが暗くなった。すると曽我祐成なる人物がやって来て、甲斐の国に行くならば武田信玄に自分のために菩提を弔うようにと伝言を頼んだ。そして証拠に刀の目貫を渡して消えたという。法師が信玄に目貫を見せ、話を聞かせたところ、信玄は法師に褒美を与え、祐成寺という寺院を建てたという。
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カラス
2003年 福井県
正月元旦早朝,センジキと言う神事を行う。千敷場という岩の上に「カラス餅」を供えると雌雄2羽の烏が山から舞い降りて持ち去っていく。この2羽は日天子と熊野権現の使いで,親鳥から子鳥にカラス餅を持ち去ることが伝授されているという。こうしてカラス餅が持ち去られるとその年は豊作・豊漁だといい,持ち去られないと不漁になると心配される。
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サンゲンノオト
1973年 東京都
原氏某は宝永の頃から三弦で有名な人物だった。ある日彼は品川の楼に行ったときに、三弦の音が常に変わっているのを聞いて、津波がくるのを予見し、一座の友を誘ってあわてて帰った。するとほどなく津波が押し寄せて多くの人家、人命が失われたという。
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カンノンサマ
1957年 愛知県
夢に観音様が現れて祀られたいと言った。そのとおりにすると疫病除けの観音様になった。
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カンノンサマ
1983年 岩手県
話者が祈祷師に拝んでもらっていたら、ロウソクのロウが溶けて観音の像になった。祈祷師に「観音様が憑いている。供養しなさい」と言われ、近所の観音林の観音堂を世話するようになった。
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ユウレイ,クビナシウマ
1958年 愛媛県
巻物に観音様が片付けてある場所が書いてあった。観音様の前を通ると、馬の足がだめになり、罪人が通ると首なし馬が出るという。観音様を祀る様にといわれたが、観音様のいる家は粗末で、中にあったかしの箱に箱を開けないようにと書かれていた。
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カンノン
1978年 広島県
ある年の洪水の時、上流の坪野村宇佐から小河村小浜沖の渕底へと観音が流れてきた。ある夜長老の夢枕に観音が立ち、川底に沈んでいることを告げた。村人たちが観音を引き上げ丁重に祀ったところ、観音がもとあった宇佐が返却を求めた。しかし観音が地に付いたように動かなかったのでそのまま祀った。
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(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
こうやまきの北側にあるお堂には、有名な観音像が祀られていたが、ある時これが盗まれた。するとある人の夢枕に観音が立ち、「桔梗原の松の木の下で寝ているから迎えに来てくれ」と行った。行ってみると本当にそうだったので、背負って帰ってきたという。
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ヤマブシマツ
1938年 鳥取県
太田道灌が植えたといわれ、空洞があってつねに山伏が居たという。
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バトウカンノンサマ
1995年 愛知県
豊橋市小松原の観音様に願掛けに行った目の見えない人の夢枕に観音様が立たれ、もっと近くに本尊があると告げた。その人が西尾市西幡豆町松原の馬頭観音を訪れたら、目の病気が治ったという。実は小松原の観音と松原の観音は同木で作られているという。
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(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
泥棒に捨てられた観音は天竜川に流れて泰阜村まで行った。そこの明島という場所のある人の夢枕に立ち、助けを求めた。その人が淵に行ってみると、本当に観音があった。拾い上げて船で送り届けると、観音像は寺にあった台座にピタリとはまったという。
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(カンノンノタタリ)
1999年 長野県
昔、山塚の観音様を平岡の人が担いで動かしたら、気分が悪くなった。それで恐ろしくなり元の場所に戻したという。
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コヤスカンノン
1973年 香川県
森氏が大阪・兵庫の店などから寄付を募ってお祭りしたのが観音様である。子安観音は落雷があったときに自分の子に雷が落ちないようにと持ち帰った。子安観音にある割れ目はその時に落ちた雷のあとであるという。
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アカズノカンノン
1987年 長野県
現在「観音堂」と呼ばれている所には,江戸中期まで立派な観音堂があった。ところが,ある年山津波でこの堂がつぶれてしまったので,観音様は難を避けるために北佐久郡三井村(現佐久市香坂)の閼伽流山に飛んでいってしまった。以来この観音様を「あかずの観音」と呼んでいる。
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