ヒトダマ 1990年 静岡県 死者の出た家の者に人魂は見えない。
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シシャノスガタ 1982年 群馬県 過去1年以内に死者があった家の人は、4月8日に赤城山の地蔵岳に登り、死者の名を呼ぶと空の彼方に死者の姿が見える、死者によく似た人が見つかる、という。
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ネコ 1974年 茨城県 死者の上を猫が飛ぶと死者が立ち上がる、と言い、死者に猫が近づかないよう注意する。
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シイノキ 1981年 東京都 本所の松浦侯の屋敷にある椎の木の枝が、往来の道にまで伸びて妨げとなっていたので切ろうとした。すると切ろうとした人々が枝から落ちたり、熱を発したりしたという。そこで松浦侯の用人が斎戒沐浴し、上下を着、切る意味を諭したところ、そのようなことなくなったという。
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(ゾクシン) 1988年 岩手県 ネコが死者の所を通ると死者が起き上がるという。
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(トキヲホウジルツボ) 1932年 京都府 昔、肥前焼の名手があった。肥前の国守の無茶な要求に国を逃げ出し、この辺りに住んでいた。その名手が作った壺は、水を一杯張って杓を添えておくと、深夜12時に時を報じたという。
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サカサビョウブ,ネコ 2001年 青森県 死者の上を猫がはねると縁起が悪いというので、死者に猫を近づけないようにする為、死者の枕元に逆さ屏風を立てた。
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ネコ 1978年 広島県 通夜の時、死者の上に刃物を置く。これは死者の上を猫が越えないようにするためである。猫が越えると死者は立ち上がる。
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シマアソビ,シマノアソビ 1975年 西国で、沖に投碇し停泊することがある。その様なとき夜更けに島がすぐそばに現れ、島の木々や家、行き交う人々が間近に見えることがある。船が島に近づいたのかと思うが、夜明けになると周囲は海原のみである。蜃気楼の類いだろう。
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シシャ,ネコ 1985年 鹿児島県 死者の上を猫が飛び越えたり触れたりすることは、死者はあの世に行き着くことができないといわれる。ある通夜の時、夜中にウォーという死者の咳払いのような声がした。皆が居眠りをしている間に猫が入り込んで死者を飛び越えたためであるらしい。長老は死者にこちらの不注意だった、申し訳ないとまるで生者にするように詫びていたという。
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アマゴイ,タイ 1934年 香川県 昔三味線島という島があり、田井という強欲な地主がいた。旱魃の時、島人は天災と年貢の取立てに悩まされ、雨乞いをしたところ、雨が降り続き、田井の屋敷は島と共に沈み、島は2つに分かれた。その付近でとれる鯛は田井一族に似ているという。
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ヒノタマ,キツネビ 1935年 山口県 火の玉の話はあるが、狐火はない。島には狐がいない。
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ウマ,カッパ 1953年 長野県 木曽の入り口にある洗馬の地名の由来は、木曽義仲の馬を洗ったところというものである。河童伝説に関係した地名とも考えられる。
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マモノ,ネコ 1982年 宮城県 死者の周りには6枚の屏風を逆さに立てたり、左よりの縄で縛ったり、死者の上に箕を置いたりするのは、魔物や猫が死者に入るのを防ぐため。
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ネコ 1984年 愛媛県 猫が死者の上を跨ぐと死者が踊り出すので、必ず猫を籠か桶の上に伏せ、死者のいる部屋には刀か鏡を置いて魔よけとした。
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スイジン,オニ 1974年 宮崎県 肥前国で誤って銃で水神を撃った後、何事もなかったが、そのことを話したら病になって死んだ。
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モクゾウ 1976年 佐賀県 肥前の多久に4本柱の堂があり、中に古い木像があった。時々見えたり見えなくなったりする。路傍で村人が見つけることもある。その場合は、拾ってきて2,3日供養して堂に返す。もし見つけても家に持ち帰らないで、そのまま堂に返すとただちに腹痛を起こして苦しむ。
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シシャ,マモノ,ネコ,タマシイ 1971年 栃木県 死者の掛け布団の上に箒と刃物を載せるのは、魔物を寄せ付けないためである。死者の部屋に猫が入ると、猫に死者の魂が憑くとして忌み嫌う。
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ミヤコドリ 1974年 宮崎県 日向国青島には昔から雌雄の都鳥が棲んでいるが、これは島の神使とされる。此島は霊島であるからか、もしも溺死体が島に流れつくなどの不浄があると、この鳥が庄屋の家に飛んできて鳴くという。
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タタリ 1935年 三重県 弘化2年、弁天島と呼ばれる島の近くを舟で過ぎていた庄屋の兼次郎は、一條の水柱が立っているのを見て、島に近づいてみると何かの頭が見えたという。その三日後に弁天島に渡った親子の木こりが谷に落ちて死んだ。これは神の祟りと考えられた。
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シラヌイ 1974年 筑紫の不知火は肥前肥後の海に出る。数里に及ぶ。近くで見ることは出来ない。
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