〔ヨハリシミズ〕 1967年 福島県 昔、ある豪家が使用人を酷使して井戸を掘ったが、その水を飲んだところ一家が全滅したといわれている。
類似事例 |
|
キツネ 1988年 茨城県 昔、話者宅の使用人の娘が山に入って、夕方まで帰ってこなくなった。山中で発見されると、娘は「おっかさんを追ってきた」と言いながら山の中に入っていった。しかし娘の母はいなかった。狐が化かしたという。
類似事例 |
|
イシ,コイ 1934年 鹿児島県 旅の人がある家の沓当の石の中に鯉がいるので撃ってくれといった。主人が旅の人の言うことを聞かず石を割ると、1寸2分ほどの鯉が3匹入っていた。それからは旅の人がいった通り、その家は貧乏して、今では後も残っていないということである。
類似事例 |
|
シシャノレイ 1984年 福井県 亡くなって、三十五日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
類似事例 |
|
キツネ 1970年 滋賀県 話者が子どもの頃、夜になると爺さんがいなくなったりして、探すと山のしょうもないところに寝ていたり、4、5日後に敦賀にいたりすることがあった。狐の仕業。日の暮れ時分に狐はよく化かす。
類似事例 |
|
オニ 1933年 神奈川県 死後四十九に日目には餅でも菓子でも五十個を寺へ持っていく。これは四十九個でよいのであるが、一つは途中で鬼にとられるから五十個にするのであるという。
類似事例 |
|
ツキ,サンゾンノミエイ 1937年 秋田県 二十三夜に月が三尊の姿になった。
類似事例 |
|
カラス 1968年 青森県 旧正月十六日に烏が止まった家の人は死ぬ。
類似事例 |
|
〔ナツヤマイノマジナイ〕,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 正月15日に、正月の注連縄飾りを集めて焼き、その火で餅をあぶって食べ、夏病のまじないにするといわれている。ところによっては海に流すこともあるという。「お十五日」は「正月の節句」といい、神聖な日として業を休むという。
類似事例 |
|
ホトケ 1958年 香川県 七月十五日は小麦粉でコロコロダンゴを作る。十六日の朝になるとコロコロ転がりながら仏が帰っていく。
類似事例 |
|
ウメワカノナミダアメ 1956年 宮城県 三月十五日の雨のこと。梅若丸が人買いにかどわされ、隅田川のほとりで三月十五日に死んだという。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1972年 岐阜県 人は死ぬと旅に出るといわれていて、死の一週間前には人魂がその家から出るという。村人のほとんどが人魂を見たことがあるという。
類似事例 |
|
イチツコ,シニクチ 1977年 神奈川県 三十五日か四十九日はミサキヨケといって、近親者がイチツコに頼んで仏様を呼び寄せてもらい、その死口をきいた。
類似事例 |
|
トシガミ 1958年 香川県 正月十五日はオクリ正月、十五日正月と呼び、年神に供物を供えて稲の豊作、家内安全祈願をする。その後河原で注連に火をつけ、年神の供物をその火で焼いて食べる。これをトンドと言う。この煙で年神は大和に帰る。
類似事例 |
|
ワッパタロ,セコ 1985年 熊本県 河童は毎月十三夜から十五夜満月の間に山へ上りセコになり、25日から28日の頃に山を降りて川には入る。
類似事例 |
|
(ゾクシン),レイ 1933年 鹿児島県 四十九日までは霊が家に残っているという。
類似事例 |
|
オオキナスモウトリ 1984年 愛媛県 正月二十日は大きな相撲取りが出てきて人を採る。
類似事例 |
|
カイゾク,タタリ 1991年 和歌山県 阿波から来た十三人の海賊が祟るので、十三の塚を設けて祀った。
類似事例 |
|
イミ,チブク 2003年 山梨県 出産があって五日後、山に狩りに出て大怪我した人がいたといわれる。
類似事例 |
|
カンムリオトシ,タタリ 2003年 山梨県 カンムリオトシの日といわれる二十日に、山に仕事しに行った人は死んだという祟りの話がある。
類似事例 |
|
ジュウニサマ,ヤマノカミ 1982年 新潟県 十二様は山の安全を守ってくれる山の神で男性とされている。また、豊作を祈る神様でもある。2月12日は十二講の日だが、この日十二様が山から下り、秋に稲刈りが終わると山に帰るといわれている。
類似事例 |
|