モリキ 1982年 群馬県 モリキ(神木)を切った者、買った者に祟りがあった。
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ヘビ,タタリ 1973年 文政8年4月27、8日のころ、2人の火消仲間が交尾している蛇を殺した。ひとりは5月8日に発病し15日に死んだ。もうひとりは同月20日に病気になり蛇のことばかりを口ばしり、狂いまわった。修験者に見てもらったが、6月1日に死んだ。また蛇を殺すのを手伝った者も病気になった。
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フクジン,ゼニ 1929年 神奈川県 相州の鎌倉佐介ヶ谷にある稲荷社には、岩窟のなかに銭洗ひ水というところがある。それは、福神が銭を洗うところであると言われている。
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テング 1992年 岡山県 木によって天狗の休場という枝がある。こういう木を切れば、必ず祟りがある。ただし神さんを拝んでから切れば良いともいう。今では気にされていない。
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(ブツバツ) 1974年 東京都 延宝8年8月28日、大仏の入仏供養があった時、大日如来の背中から釘が4本出ていたのを道心者抜こうとしたが抜けなかった。腹を立てていると材木が落ちてきて両手の指合わせて4本を怪我した。
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オオスギ 1982年 富山県 神木を切ったところ神様が現れ恐ろしい言葉をはく。神木は大切にしなくてはならない。
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ウワバミ 1974年 大阪府 大蛇が住むという泉州谷の輪の居守山の榎の枝を薪にしようとする者がいた。榎の枝を打っていると大蛇が出てきたので眉間に鎌を打ち込み大蛇を倒して枝を持って帰った。その様子を友達に語っていたが、病気になり、20日程後に死んだ。
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ハコ 1974年 東京都 ある欲深い神道者が、狂乱した人を正気にした祈祷のお礼として箱をもらい、ふたをひらくなと言われた。家に帰ると大勢の者が様々な宝を持ってきて、神道者と家の者は宝の中で寝た。翌日には宝はすべて穢れたものになっていた。
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オカミサマ 1943年 千葉県 房州海沿いの村々の家には、10月に出雲に行かない神が3座ある。その中のオカミサマは10月5日頃祀る。女神で綺麗好きだという。お荒神様は10月7日に甘酒を供えて祀る。またえびす様は10月10日に魚類を上げて祀る。
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イナリ 1969年 三重県 稲荷信仰に熱中した人が、気が狂って、祈祷で治った。
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イニンビー 1975年 沖縄県 夫が妻を脅かそうと、痴漢のように襲った。そのときに妻は夫を殺してしまい、気付いた後で自殺した。それが遺念火の由来である。20時~22時ごろによく見たというが、50~60年前から見えなくなった。
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ハカノオマツ 1974年 兵庫県 雄松が大きくなりすぎたので、切ろうとしたが、切る人がいなかった。あるお坊さんが切ったが、病気になって死んでしまった。その松をあまりいじめてはいけないと、言われている。
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ボウコン 1977年 東京都 延宝の頃、江戸で、夜長屋の縁側にいると隣の空き地の榎の根元から40歳位の男とその妻子と思しきものが現れた。男は元料理人で讒言のため仕置きされ妻子と共に長持ちに入れられ供養もされてないので供養して欲しいと求めた。調べると榎の下から長持ちが出てきた。
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タタリ 1929年 東京都 切ると病気になるといわれていたナンジャモンジャの枝をある男が切ったところ、疫病におかされた。
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センタク 1942年 岩手県 28日に洗濯すると、死にやすくなる。
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テング 1977年 鹿児島県 昭和50年に80歳の人がした話である。山で他の木と違って見事に成長した木には天狗が宿る。こうした神木に斧を打ち込むと斧が跳ね返される。それにも気付かずに木を切ると災いはまぬかれない。
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ハテノハツカ,ヤマウバ 2001年 香川県 12月20日をハテノハツカという。この日は山姥が洗濯しているから山越しをしてはいけない。また、小石川で罪人の首を切った日であるとか、罪人の首が切られる日であるとも言われる。
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カイオン 1958年 香川県 ネゴヤで寝ていると向かいの山で、大勢で木を切っている音がする。しかしだれもその夜木を切った者はいなかった。
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セイウ 1980年 福島県 寛政10年(1798)10月29日の夜に、甚だしく星が飛び、まるで星の雨のようであったという。また江戸でも同じことがあったという。
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ウエノヤマノマツ 1968年 愛媛県 上の山の松は笠松といい、昔、人骨が出たことがあった。誰かが入定したのだろうといわれている。この松を切ったら祟りがあり、切った本人だけでなく親類中が死んだという。また、その家では口の曲がった子が生まれるという。
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カミキリ 1975年 元禄のはじめ、夜中に往来の人の髪を元結から切る。切られた人はいつ切られたかすらわからない。このことは国々にあるが、伊勢の松坂に多い。江戸で切られた人もいる。
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