国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

レイケン
1975年 東京都
武蔵国多摩郡芝崎村鎮守八幡宮の本地仏は弘法大師御作で霊験あらたかである。昔火事で堂守が消失した時尊像がどこかへ飛んでいった。宝永の頃堂を再建すると境内の松の根元が輝いているので掘るとそこから現れた。盗まれた時もある日突然帰ってきた。

類似事例(機械学習検索)

ゴンゲン
1936年 青森県
八幡宮の権現の彫刻は、漁船に盗まれたとき沖から飛んで帰ってきた。
類似事例

ドコモジゾウ
1975年
ある地蔵堂の堂守をしていた老僧が、参詣人もないのでどこかへ移ろうとしたところ、その夜の夢に地蔵が現れ、「どこもどこも」と告げた。これは「どこへ行っても同じ事」というお告げだと考えた老僧は、生涯をこの堂で終えたという。
類似事例

レイ,ボウコン,オンネン
1975年
武蔵国多摩郡中野に陣取り、奸計により討死した平将頼の霊が戦場にとどまり人々に祟をなした。480年程の間怨念は残っていたが、延文の頃一遍上人の3代目真数坊が芝崎村に草庵をつくり供養した。後の神田橋日輪寺である。また将頼の兄将門を神にした。東国に祟をなした霊は将門ではなく将頼のようだ。
類似事例

コクウゾウソンゾウ
1967年 福島県
虚空蔵堂の尊像は、昔ある僧都が虚空蔵求聞持法を修しようと百日参篭し、5月頃明星が東天に出る時、前川で閼伽水を汲んだら光炎が輝き明星が天堂の内に来影し忽ち虚空蔵尊像として現れたものだという。
類似事例

(ウマレカワリ)
1976年 東京都
武蔵国多磨郡(多摩郡)程窪村の半四郎という者の息子、藤蔵は死んで後、同郡柚木領中野村谷津入の源蔵という男の子どもとして生まれて、勝五郎と名付けられた。9歳のとき、自分はここへ生まれ変わってきたといったので、言うことをたよりに、半四郎の住所を尋ねていったところ、本当のことだと判った。
類似事例

(イケカラシュツゲンシタホトケ)
1976年 大阪府
東成郡天王寺村の五条の神社の前にある毘沙門池は、この池の中から尊像が出現したことからその名がつけられた。その尊像は、池から西の方にある竜泉寺に安置されている。
類似事例

ダイジャ
1992年 三重県
大淀というところに大きな松があり、その根元に大蛇がいた。人に悪さをすることはなかったが、見るだけで怖い。弘法大師が退治し、寺の本堂に頭だけ安置した。
類似事例

トクマノジゾウ,ユメマクラ
1987年 長野県
昔,村のある百姓の夢まくらに地蔵が現れた。教えられた畑を掘ってみると,首のない地蔵と,すぐ近くで地蔵の首が見つかった。現在は胴体と首を合わせて安置してあり,霊験あらたかで多くの参詣者を集めている。
類似事例

カミ
1930年 熊本県
サクラゴサマと呼ばれるサクラの木がある。疱瘡に対して霊験あらたかであり、祈願をすると葉がブツブツになる。
類似事例

ブツゾウ
1936年 京都府
西別院村万願寺の8体の木像は雷よけに霊験あらたかだという。
類似事例

オオキナヘビ,コウボウダイシ
1980年 和歌山県
昔、大きな蛇が出て村の人々を悩ませていた。そこで弘法大師がその蛇を封じこめた。その時、梵字岩の字が消えたらそこから出てきてもよいと、弘法大師が言ったという。
類似事例

セイカンゼオンボサツ
1972年 愛知県
慶長年の頃一人の賊が奥之院本堂から尊像を盗み取り、逃走して久村浜から船で運び出そうとしたのだが、不思議にもその船は少しも動かず大地に釘付けされたようである。ふとその時賊の心に閃いた霊感があり、元の奥の院に尊像をかえし、ついに発心し出家した。
類似事例

オウゴンノツボ
1975年 愛媛県
別府某という老人の夢枕に神様が立ち、サガシ山のチャセン松の根元に黄金の壺があると告げた。が、松が見つからず、諦めて帰ろうとしたときに松を見つけ根元を掘ると壺が出た。床の間に飾っていると壺が唸りだし、気味悪くなって人に譲ろうとすると、江戸で今の金に両替してこようと言う人がいた。その人に預けたが、帰ってくると「黄金は石になっていた」と告げたという。
類似事例

シロイヘビ
1979年 長崎県
観音が祀られている所に元は大きな松があり、その根元に白い蛇が巻いていた。
類似事例

キツネ
1988年 奈良県
惣五郎と言う人が三反御作(3反歩ある大きな田)を植えた帰り、溺死した子狐を見つけ葬った。その夜戸を叩く者がおり、「お田引いた惣五郎さん、三反御作みな引いた」と5,6人の声がした。翌朝見ると植えた苗はみな引き抜かれ、狐の屍骸が掘り起されていた。親狐が思い違いをしていると思い、狐のいそうなところを釈明して歩いたら、その夜に伊勢音頭の音がして「お田引いてすまなんだ、三反御作また植えた」と声がした。翌朝、家の前には大きな鏡餅が置いてあり、田はもとどおり植えてあった。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 山梨県
火事の夢を見るとどこかでお産がある。
類似事例

フドウミョウオウゾウ,ニョライ,ユメ
1932年 東京都
荘厳寺の不動明王像は、将門討伐の際に藤原秀郷が勝利を祈誓し、霊験を示した霊像である。幾多の戦乱を経て様々な武将に奪われ、遂には武蔵国多摩郡の三光院に移されたが、ある夜住職の夢に如来が現れ、霊像を荘厳寺に返すようお告げがあった。調べるとその通りだったので、盛大な法会を営んで返した。
類似事例

カミ
2001年 滋賀県
孝霊天皇の治世5年目に、淡海国で地が裂けて、湖に満々と水が溜まった時、石辺の大連がその地裂を止めようと思い、神に助けを求めて杉や松を多く植樹した。すると霊験あらたかなことに、忽ちにしてそこが森林となったという。
類似事例

オシラサマ
2001年 青森県
下田町のオシラサマは、火事があるときには鳥となって飛び去ったり、川へ流されたときには流れに逆らって動くなどするほどに、あらたかなかみさまだと言われている。
類似事例

コウボウダイシ
1978年 新潟県
弘法大師が峠を通りかかったときに水を求めた。しかし、汚い身なりをしていたので水をあげなかった。弘法大師が自分の杖で土を掘ると、そこから水が出てきたという。
類似事例

ダイブツ,コウボウダイシ
1967年 福島県
和田村より南の前田川に行く途中に岩山があり、この岩に弘法大師御作の大仏がある。寒中に崩れても、毎年春になると再びもとの姿に戻る。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内