オニガタ,バツ 1978年 婦人が鬼形を産むことがあり殺そうとしても殺せず、飛び去って夜になったら再び帰ってきて乳を吸う。旱魃と呼び、女の魃は家のものを盗んで出ていき、男の魃は外の物を盗んで帰ってくる。
類似事例 |
|
キンノタマ 1989年 山梨県 7年か10年前に金の玉が盗まれたが、盗んで持って下りた人が持っていられなくて返してきた。
類似事例 |
|
ウマ 2001年 群馬県 頼政神社の彫刻の馬が水を飲んだ。
類似事例 |
|
キツネ 1972年 千葉県 婚礼の帰り、祝い物をもって馬頭観音の前を通りかかったら、きれいな娘が声を掛けてきて同道した。歩いていると、祝い物をパッと盗んで消えた。狐は物を盗むとき、化けて一緒に歩いて盗む。
類似事例 |
|
ヒカリ 1991年 石川県 夜中に柿を盗んだ帰り、光が追いかけてきた。家の近くまで着いてきて、消えた。
類似事例 |
|
オタヌキサン 1976年 愛媛県 いなか道で夜に追いはぎが出現することがある。大宮八幡宮の宮司が日が暮れて帰るとき、大宮八幡宮社の定紋の入ったちょうちんが現われて家まで導いてくれた。
類似事例 |
|
キツネ 1989年 静岡県 龍宮様の森の中の狐が沖の漁船が明りをつけるころに鳴く。その声が「オエー、オエー」だったときは、次の朝は大漁。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1986年 奈良県 人が死ぬとヒトダマが飛ぶ。ただし、女の人が死んだときには飛ばないという。
類似事例 |
|
オオタキゴンゲン 1984年 愛媛県 権現山には大滝権現が祀られている。権現サンに膳椀を貸してもらうように祈ると翌朝用意されていたという。これは、権現サンが敵に追われていた時、村民に助けられたお礼である。
類似事例 |
|
レイケン 1975年 東京都 武蔵国多摩郡芝崎村鎮守八幡宮の本地仏は弘法大師御作で霊験あらたかである。昔火事で堂守が消失した時尊像がどこかへ飛んでいった。宝永の頃堂を再建すると境内の松の根元が輝いているので掘るとそこから現れた。盗まれた時もある日突然帰ってきた。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1958年 香川県 葬式のとき、ヒトダマが飛ぶことがある。青いものがぼうっと飛んでいく。
類似事例 |
|
フナユウレイ 1983年 岡山県 海上では船幽霊に会うことがある。これは水を求めて漁船に近づいてくるのだから、見かけたときは底の抜けた杓を用意しておくと良いという。
類似事例 |
|
リュウ 2001年 埼玉県 長伝寺の彫刻の竜が川の水を飲んだ。
類似事例 |
|
コイ 2001年 愛知県 妙心寺の、彫刻の鯉が田畑を荒らした。
類似事例 |
|
ツル 2001年 群馬県 双林寺の彫刻の鶴が田畑を荒らして、猟師に撃たれた。
類似事例 |
|
サンノウノミカミ,シンタク 1973年 滋賀県 ある時の天皇が、唐崎の浜に行幸したときに、沖から2艘の漁船が棹を差してきた。天皇はそれを近づけて尋ねると、2人の翁がいた。翁は神変奇特を現して歌を詠んだ。そのときには船はどこにも見えなくなった。これは神託で、山王の御神であったという。
類似事例 |
|
フネユウレイ 1998年 沖縄県 船幽霊は伊平屋沖、那覇沖、平久保沖など海の難所に多く出没する。近付いてきた船幽霊を避けると遭難してしまう。構わず直進すれば消えてなくなる。
類似事例 |
|
ミサキサン 1970年 香川県 唐櫃の八幡宮の奥にミサキ神社がある。家浦の八幡宮の奥の岬にも「オンザキサン」があり、これも「ミサキサン」である。漁業、海難除けの神で、大きな錠を供えてある。
類似事例 |
|
オオダケノホラアナ,ゴンゲンサマ 1987年 山口県 大嶽の岩のほら穴の中にあった権現様は、沖を行く船を気分次第で止めてしまうので、いまは下に移されている。
類似事例 |
|
リュウ 2001年 静岡県 大井神社の、左甚五郎の彫刻の竜が池の水を飲んだ。
類似事例 |
|
ゴオウサマ,シュゴレイ 1983年 岡山県 勝田町の梶並八幡宮当人祭で当人が大祭の際に捧げて行く小箱は、梶並八幡宮の分霊で、牛玉様と呼ばれている。
類似事例 |
|