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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1979年 岐阜県
ある人が山でシシを獲ったら、あたり一面が野原に見えてどこにも行けなくなってしまった。仕方なく山で夜を明かしたら、シシは食われてしまっていた。狐の仕業。

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サル,シシ
1982年 宮城県
新婚の嫁が表で縫い物をしていて立派な若者に出会い、そのままいなくなった。あるとき営林署員が山で迷い、川を溯っていると箸が流れて来た。川上に行くと30歳くらいの女が洗濯をしており、尋ねると「シシという6~7尺(180~210㎝)もある古猿に連れてこられた。子どもも2人いる。シシは毎日松脂をつけて砂場で転がり、銃弾も通らない毛をしている。シシは女の為に何でもしてくれる。山高帽を被って出かけ、着物は「水越」のマークのものを持ってくる。嫉妬深いが優しい」と言った。話しているとシシが来て、署員をつかんで里まで降ろした。女を助けようという話も出たが、シシは感が鋭いので諦めた。子どもは猿と人の合いの子のようだったという。
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シシ
1959年 長野県
麻布様という神様の使いはシシである。ヒョウが山から木を出すのに失敗してシシの上に落としたので、片耳が裂けている。身内が死んだのに猟を続けたら、何も取れず怪我をしてしまった。この山が麻布山であった。
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シシ
1999年
シシをとる人は、千匹とったら人を一人殺したことになると言われる。
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シシ
1969年 秋田県
8月15日に、ササラ踊りのシシ(獅子頭)を納めるシシオサメをする。小玉家に置いているが、都合で他の家に置いたところ、シシが騒いでしょうがなかったので、また元に戻した。シシは橋を渡らぬものと言い、橋を通らずに川の中を担いで渡る。
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ヤマジョロウ
1955年 高知県
高い畑へシシを追いに行ったら、ヤマジョロウがやって来た。じっと神を念じていたら、どこかに行ってしまった。クロガネ玉を持っていると出会いやすい。
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シシミサキ
1957年 愛媛県
城辺町僧都にはシシミサキという場所がある。比叡山焼き討ちの時、上岡道近の供の人がホバシロ山に隠れた。僧都のある人が追っ手を指揮し、その指示通りに供の人の犬を連れて猪狩りをすると、子が泣いて隠れ場所がわかり、供の人は捕らえられ、殺された。供の人は、山の神の姿となり、敵を指揮した人の家に猪を出した。そこをシシミサキと言っている。
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ジャンポンソウシキ
1943年 福島県
ある夜、男が水田で鴨獲りをして、土手で休んでいると、はるか向うから葬列が近づいてくる。見る見るうちに鼻先まで迫ってきたので立ち退くと、獲ったはずの鴨がどこかに行ってしまい、葬式も消えてしまった。そこではじめて、狐に化かされたことに気が付いた。
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キツネ
1979年 岐阜県
ある人が山から帰らず、迎えに行くと座っていた。連れがいたから山にいたのだと答えた。狐の仕業。
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カッパ,ガラッパ
1971年 鹿児島県
ガラッパを獲った話がある。魚を獲る麻の網にかかったのだという。
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オト,シロクナガイケ
1938年 福島県
大正の末頃、山へ行った若者2人がワタ淵というところで楽隊のような賑やかな音がするのでその方へ行ってみると、音は遠のいた。近付くとまた遠のく。これが何度か繰り返され、クラシシほどの大きさで白く長い毛のものが見えたという。
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キツネ
1990年 秋田県
買ってきたものを家に帰ってみんなに見せたと思ったらそこは野原で、全部もっていかれてしまっていた。狐にだまされていた。
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キツネ
1995年 愛知県
道に迷ってぐるぐる歩いてしまうのを狐の仕業にする。
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キツネ
1972年 千葉県
近所の女の人が、山仕事の弁当を狐に食われた。
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キツネッピ
1984年 山梨県
今、TMC(テクニカルモダリングセンター)ができているあたりは昔は山で、狐っ火が出たらしい。子どもの頃、Aさんの友達がその辺に住んでおり、「狐っ火が見える」とか、「コンコン鳴く」などと言った。
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キツネツキ
1950年 鳥取県
狐が憑くと腹を食われる。老婆が大食いになったのは狐が食べているからである。飼い狐は、いろんな所から食べ物を取ってきて、しまいには食いつぶされてしまう。
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ツキモノ
1978年 和歌山県
山へ行って憑物に取り付かれたときは、「山の者は山へ行け、川の者は川へ行け」と唱えてみをふって追い払った。
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キツネ
1990年 福島県
狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
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キジン,ギュウキ,ヤツラオウ,リュウノコマ,ロクドウ,シソク,ヤマミサキ,カワミサキ
2000年 徳島県
いざなぎ流では、山にヤツラオウ、龍の駒、ロクドウ、シソク、山ミサキ川ミサキ、キジン、牛鬼などの魔群魔性がおり、これが病気や災厄をもたらしたり、犬を呪文でとらえたり、鉄砲の玉をおとしたり、シシやシカの影を撃たせたりするという。西山法はこれらが食い付いたときに効果が大きい。
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キツネ
1998年 福島県
夜、山を歩いていたら何度も同じ場所に出てしまう。3回くらいして、狐が馬鹿にしているのだと思い、腰をかけて考えた。そうしたらどこにいるのかがわかった。
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キツネ
1979年 岐阜県
学校が農繁期で休みになるときに、その連絡をしに行ったらある家の前で道がなくなり、行けなくなってしまった。出なおしてみたら道はちゃんとあった。狐の仕業。
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キツネ
1985年 三重県
ハデな着物を着たきれいな女の人が、山の坂のところから出てきたので話しかけると、どこかに行ってしまう。しばらくすると鉄砲を持った人が、狐は来なかったかと山から下りてくる。もう少しで連れて行かれるところであった。
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