モウジャ,ジゴクノカマノフタアキ 1929年 栃木県 7月朔日は、地獄の釜の蓋あきと言われている。この日には、亡者が、地獄から開放されて十万億土の地獄から、家路の旅をするのである。
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ジゴクノト,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 7月16日には墓参りをするのだが、この日は地獄の戸が開く日だといわれていて、川へ入ることが禁じられている。
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ジゴクチョウ 1981年 東京都 昔、高尾の山に地獄鳥がいて、夜の12時・1時に鳴ると里に出て鳴いた。その鳥に鳴かれるとあまりの恐ろしさに村民は悶絶した。それであるおじいさんが地獄鳥の正体を突き止めるために山に入ったが、地獄鳥に鳴かれ悶絶してしまった。翌日、消防の人50人が鉄砲を持って地獄鳥を探したが、それ以来地獄鳥は姿を消してしまった。
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ジゴクノカマノフタノヒラクオト 1996年 東京都 父によると、その辻には、見越し入道だけでなく、地獄の釜の蓋の開く音が聞こえる。
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ハッコツノショウネン,アカズノトイレ 1999年 栃木県 学校の開かずのトイレは、夜には戸が開いている。けれども中に入ると閉じて開かなくなってしまう。中には白骨の少年がいるという。
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ガキ,オニ 1958年 香川県 彼岸の中日には、餓鬼や鬼が災いするので墓参りをしてはいけない。
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(ヤマニハイッテハイケナイヒ) 1965年 高知県 12月20日、1月20日、12日で巳の日、春彼岸のお中日には山に入ってはいけない。お中日には山の猪や猿が、人間がこないと思って遊んでいるので、そこへ行って驚かしたり息をかけたりすると、その人は怪我をするという。
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ジゴクニイルモノ 1978年 広島県 盆行事が旧暦7月1日からはじまるところは、この日を釜蓋朔日と呼び、地獄の釜の蓋があいて地獄にいるものも一息つくことができる。7日のところもある。
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アビジゴク,ムゲンジゴク,ダイショウネツジゴク 1935年 阿鼻地獄というのは無間地獄といって、大焦熱地獄の下にあって欲界の果ての底であるという。
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チノイケジゴク,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 産で死んだ人は血の池地獄に落ちる。
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キツネ 1967年 石川県 彼岸の中日に松浪の市に出かけた人が美しい女について行って行方不明になり、魂を抜かれたようになって見つかった。狐おとしの名人と言われる人に落としてもらうと、元に戻った。
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ニチリン 1978年 広島県 彼岸の中日と正・七月の十六日は極楽の仁王門が開く。また、日輪も格別に勇み踊って沈んでゆく。
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ムゲンジゴク 1935年 仏教の説によると、地獄の数は136あって、そのうち無間地獄ないし阿鼻地獄は五無間といって5つあったという。
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ホトケ 1962年 神奈川県 彼岸の中日は、仏が天竺に買い物に行くので、おむすびを弁当として供える。
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(ヨミジガエリ) 1982年 新潟県 行こうと思ったけれど、戸が開かないので戻ってきた。
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タヌキ 1973年 香川県 サンベーという投網打がぼらをたくさん採って帰るとき、夜に大池の尻を通ると、ゴソッと音がした。狸が籠のふたを開けようとしたのかと思ったが、軽くなってはいなかった。木沢の寺のあたりでまたゴソッと音がして、ふたを開けたらほとんどの魚をとられていた。
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ソコナシアナ,カミカクシ 1959年 長野県 柿の島という小字の絶壁にある白岩には底なし穴が開いているという。神隠しにあったものはこの穴にはまって地獄に行くのだろうといわれる。
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イシャトウ,フネ 1961年 鹿児島県 夕方に漁船の前に、似た形の舟が走っていることがある。この後についていくと、危険な目に合うことがある。多分、イシャトゥの仕業だろう。
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ジゴク,タテヤマ 1935年 富山県 立山の地獄に願えば、思う人の霊が影のごとく現れるという。
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ガラッパ,カッパ 1953年 鹿児島県 種子島の村では、河童のことをガラッパという。春の彼岸に海に降り秋の彼岸に山に登る。村の長六とよく相撲を取る。川で死ぬと「河童が尻を取った」と言われる。悲願の夜更けには河童の鳴き声を聞いた。
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コマユミダケ,カンジャダケ 1987年 長野県 この山は霊山で,天変地異のある時には鳴り動いて危険を知らせた。
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