チノイケ 1933年 千葉県 産後75日を忌明きと言う。この日は産婦が産後初めて外出する日で、宮参りに行くことになっている。忌明きより前に産婦が死ぬと地獄に落ち、血の池に入れられる。血の池の岸には韮が生えているが、つかまるとすぐに切れるという。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 産死者が出たときは、長善寺に流れ札を書いてもらう。これは100枚つながっていて、通行人に水を掛けてもらって字が消えると良いという。1000人の人に引き上げてもらわないと、血の池地獄から出られないという。
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コウシン(ゾクシン) 1972年 岐阜県 庚申さんに関する俗信。庚申さんを念じると、お産が軽くなるという。お産で死ぬと血の池地獄に落ちるというが、庚申さんが髪を捕まえてくれるという。
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ホウキガミ 1959年 大分県 産の神は箒神で、この神が来ないと産はできないという.
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モウジャ,ジゴクノカマノフタアキ 1929年 栃木県 7月朔日は、地獄の釜の蓋あきと言われている。この日には、亡者が、地獄から開放されて十万億土の地獄から、家路の旅をするのである。
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(ゾクシン),チノイケジゴク 1933年 兵庫県 流れ灌頂:摩耶詣での折靑渓不動の瀧の前の観音橋の小川で行われる。これは産で死んだ人は血の池地獄に落ちるといって、身内の者が白木綿で手ぬぐい半分程の布を作り四隅に杭を打ち、網のように小川にこしらえておく。道行く人に柄杓で水を手向けてもらい、もし布が早く穴があけば死人の成仏が早い。
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ジゴクチョウ 1981年 東京都 昔、高尾の山に地獄鳥がいて、夜の12時・1時に鳴ると里に出て鳴いた。その鳥に鳴かれるとあまりの恐ろしさに村民は悶絶した。それであるおじいさんが地獄鳥の正体を突き止めるために山に入ったが、地獄鳥に鳴かれ悶絶してしまった。翌日、消防の人50人が鉄砲を持って地獄鳥を探したが、それ以来地獄鳥は姿を消してしまった。
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(リンシタイケン) 2001年 新潟県 あの世まで行って、極楽や血の池や針の山を見て生き還った。
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アビジゴク,ムゲンジゴク,ダイショウネツジゴク 1935年 阿鼻地獄というのは無間地獄といって、大焦熱地獄の下にあって欲界の果ての底であるという。
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ナンザン,チノイケ 1937年 鳥取県 難産で死んだ時は百日晒しを水辺に設け、通行人がこれに水をかけると血の池から浮き上がり成仏するという。
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ジゴク,タテヤマ 1935年 富山県 立山の地獄に願えば、思う人の霊が影のごとく現れるという。
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(ゾクシン),ガッパ 1933年 熊本県 産飯を「産の神さん」にお供えするが、この作法を怠ると、ガッパ(河童)が赤ん坊をもらいうけに来るといわれている。
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カキ 1916年 山口県 柿の木から落ちると、死ぬ。
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ムゲンジゴク 1935年 仏教の説によると、地獄の数は136あって、そのうち無間地獄ないし阿鼻地獄は五無間といって5つあったという。
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カナヤゴサン 1947年 広島県 金屋子さんは産を嫌うので、産があったときは1週間の間鑪へ行かなかった。今でも炭竈へ行かない習慣が残っている。
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トリノジゴク 1977年 兵庫県 摂州有馬山にある鳥の地獄という場所は、生物が入ると必ず死ぬという。
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(ゾクシン) 1942年 宮城県 産火の忌みをサンビという。
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(ゾクシン) 1942年 産火の忌みを守らなかった者が、熊に食われた。
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(ゾクシン),タマシイ 1933年 新潟県 御産で出血して死んだ時は一人は屋根に上り一人は井戸を覗き大声で呼ぶと魂が帰るという。
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ジゴクニイルモノ 1978年 広島県 盆行事が旧暦7月1日からはじまるところは、この日を釜蓋朔日と呼び、地獄の釜の蓋があいて地獄にいるものも一息つくことができる。7日のところもある。
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ヒノタマ,トビモノ 1956年 福島県 2尺くらいの火の玉が飛んで落ちた。そのあたりの人が死んだという。
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