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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ジョウロウ,オンリョウ
1929年 香川県
直島には、よい泉があって水汲みにやってくる人もいる。その帰りには、故意に何か置いてくる。忘れ物をしたと考えた妖魔が、次の機会を狙ってくるので、すぐには手を下さないと言われているからである。

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コドモ
1937年 岐阜県
炭焼人が山小屋に忘れ物をした。その夜小屋で炉にあたっていると5歳位の子供が現れ火にあたった。やがて子供が小屋を揺らし始めたので鉈を投げつけた。すると忘れ物が落ちていた。山中で忘れ物をするのは山の子が欲しがる為だという。
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ヨウマ,キジムナー
1969年 沖縄県
鮫殿という男が妖魔と友達になり漁をしたが、やがて妖魔を恐れて、住処の桑樹を焼いて追い払った。数年後、友人に木を焼いたことをもらすと、友人は妖魔に変じ、小刀で指の間を刺して男を殺した。
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コウボウダイシ
1931年 東京都
昔、旅の僧が飲み水を求めたとき、心のやさしい女性が機織の手を止めて遠くから新しい清水を汲んできてそれを進めた。水に不自由していることを知った僧は水を出してやるといって、柳の木か何かの枝を地面に突き刺すと、そこから泉が湧き出し、井戸になったといわれている。そのときさした木は根付いて大木になったという。
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ヘイケノサライズミ
1962年 徳島県
皿泉という泉は、浮かぶ木の葉を取り除くか、不浄の者が近づけばすぐ水が干上がる。泉の底には金色の美しい錦手の皿が数枚あって、家に持ち帰ると祟りがある。
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カイダン
1986年 東京都
小学校に、夜、忘れ物を取りに行ったら、階段が13段あった。次の日に数えてみると12段しかなかった。
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ソレイ,ムエン
1959年 山梨県
盆に先祖の霊が帰ってくる時、何人かの無縁仏を一緒に連れて帰ってくると考えられている。
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センゴクイド
1986年 大分県
人々が水に不自由し,遠い谷から水を汲んでいた。ある日旅の僧が水汲みの老婆に水を所望したので,老婆が快く与えるとその後そこにきれいな清水が湧き出た。
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クメドモツキズ,ナナフシギ
1941年 大阪府
汲んでも汲んでも水枯れしない井戸があった。やがて、その井戸は、土地の七不思議の一つに数えられるようになった。
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サベノイズミ
1990年 長野県
北小倉にさべの泉があり、この泉の水をつかった沸かし湯は風邪によく効くという。昔、風邪で死にかけた子供が「さべの泉の水が飲みたい」と言ったので、家人がこれを飲ませたところ、まもなく風邪が治ったという。
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コウボウダイシサマ
1984年 山梨県
弘法大師様が水を求めたので、井戸のない家のおばあさんは遠いところまで行って水を汲んできた。そのお礼に、一生水に不自由しないようにと弘法大師が杖をついたら、そこから水が湧いてきた。一方、水はないといった家は水が出なくなった。だから人には親切にしなければならない。
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ウマノヒヅメノアト
1967年 福島県
道路のそばの清水を渟中太清水と呼んでいる。昔、欽明天皇の皇子渟中太がこの土地に来られ、御手を洗われた泉だといい、和銅5年には羽黒権現が現れたともいわれる。その後この道を行く人は、泉の近くを馬に乗って通ってはならない。もし乗って通ったら落馬するといわれている。また、正月14日、6月14日にこの水を汲むと災いがあるといわれている。この両朝には馬の蹄の跡がある。これは権現様が馬に乗ってこられるのだという。
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(サワノミズ)
1990年 長野県
三河の老人が病気になったとき、「昔飲んだことのあるしげ沢の水が飲みたい」と息子に言った。息子ははるばるやって来て水を汲み帰ったが、最初の水は違った。もう一度詳しい場所を教えてもらって水を汲み帰ってその水を父親に飲ませたところ、病気はたちまち治った。
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ビジュツシツノモナリザ
1986年 東京都
夜、ある女子生徒が忘れ物を取りに、小学校の美術室に行った。すると中から泣き声が聞こえてきたので怖くなりかえった。翌日朝早く美術室に行って忘れ物を捜していると、モナリザの手が伸びて女子生徒の首を絞め始めた。驚いた女子生徒は、傍にあった花瓶でモナリザの手を打ち払って逃げた。後で行ってみると、モナリザの手にアザが残っていた。
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キツネ
1938年 長野県
呼ばれた帰りに油揚などをたくさん持って、田んぼを通り川の中を行った。次の日気付いたら持っていたものは何もなかった。
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コウボウスイ
1967年 福島県
かつて弘法大師がこの辺りを通られたとき、水が欲しくなり持っていた杖の先で地を突いたら、そこから水が湧き出た。大和田という家の前にあるのがその泉であるという。また、洗濯していた老婆に弘法大師が水を求めたが、くれなかったので、今の弘法水と呼ばれているところに水を出したという。
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ヘビ,カタナ
1965年 岩手県
坂上田村麻呂が刀を置いていった家がある。その刀を盗人が持ち出し、泉で水を飲もうとして傍らに置いたところ、蛇に見えたのでそこに置いていった。家の人が通りかかると、家宝の刀だったので持ち帰った。その泉を「のまねいみず」という。その刀の錆びを白紙でふき取り、その紙を水にとかして飲むと水あたりや咳に効き目があるという。
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テング
1972年 千葉県
山の中に炭焼きに行き、仮小屋で婆さんが一服していたら、カヤ屋根の間から小さい手が出てきて「オコワ」と言った。「そんな小さい手じゃおえないから、大きい手を出せ」と言ったら、びっくりするほど大きな手が出てきた。天狗の仕業。
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カド
1965年 岩手県
門や井戸へ水汲みにいった者を迎えに行かないという俗信がある。
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ロッカクイド
1928年 長崎県
ある時、通りかかった行者僧が機織をしていた老婆に水を求めた。老婆は快く引き受け、遠くにある水汲み場まで水を汲みにいった。行者僧は老婆の親切に感謝し、持っていた錫杖で地上に六角形をかき、「ここを掘れば水が出る」と教えた。里人がここを掘ると、こんこんと泉が湧いてきた。富津という部落の浜辺に六角井戸という井戸がこれである。この井戸は海から5、6間しか離れていないのに塩分を含まず、どんな旱魃のときも枯れないという。
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ミカン,オゼン
1965年 宮崎県
若水汲みに行った人が、ユイコ(泉)の周りにミカンとオゼンがたくさんあるのを見つけてびっくりし、家に帰って出直したが、もうそこには何も無かった。
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カッパ
1948年
河童は水の中に住むとされるが、牛の足跡の水溜まりにも何千何万といると言われている。
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