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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シンモウ
1928年 徳島県
彌都波能売神社には神毛にまつわる信仰がある。この神毛は一筋の長い毛であり、普段は麻桶の中に安置してある。神慮の穏かでないときは、その毛が二岐に分かれで伸び、桶を押し上げて外に出るほどになるという。神意が和むと元に戻るのだと里の人たちは語っている。

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ケマツリ
1964年 福島県
獲物があると、1匹に1度毛祭りをする。第1に耳と耳の間のえり首の毛、第2に左の耳先の毛、第3に右の耳先の毛、第4に左手先の毛、第5に右の手先の毛、第6に左の足先の毛、第7に右の足先の毛の、7箇所の毛を切って木のまたなどにあげ、日光権現様に祈る。猿丸猟師の子孫であると申し述べると、神様がよく守護してくださるという。
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ケンムン
1995年 鹿児島県
大きなガジュマルのホコラの中に人間の毛ではないいろいろの毛が入っていた。ケンムンの毛かケンムンが持ってきたものであるかはわからない。ケンムンに木を担がせて自分は楽をするという話もある。
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シンモウ
1928年 宮崎県
米良神社の祭神は岩長姫命と伝えられている。昔、この社に一筋の毛髪があり、神宝としていた。伝説では、祭神が世を憤ってこの地の池に投身したときの神毛だといわれている。元禄16年の洪水でこの神毛は流出してしまっている。
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1915年 神奈川県
剃髪すると一夜で毛が長く延びるという奇瑞があったため、浄発願寺の代々の住持は毛坊主だという。
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〔シラゲ〕
1975年 秋田県
空から白毛が降ってきた。翌年、ある人がその白毛を持ってきたので、よく見てみると、白馬の尾のような色で、長さは5,6寸ほどのものが7,8筋あった。
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ムイカゾリ
1956年 宮城県
生後六日目の新生児の産毛を剃り落とすことを六日剃りという。そのとき、盆の窪や耳ぎわの毛、あるいは頭の中央の毛を少し残しておく。これは子供が災難に遭ったときに神様がその毛をつかんで助けてくれる、という俗信に基づくという。
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ウマ
1966年 長野県
毛並みの中に巻き毛がある馬は不吉とされた。脚部が巻き上がっているものは「猿のぼり」と呼ばれ、特に嫌われた。また、「毛巻きの馬を持つと総領の子に祟る」とも言われた。しかし、たてがみの襟中の毛巻きなどは良いとされた。
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クリノゴンゲンノインモウ
1928年 群馬県
慶長の頃の洪水で神流川が洪水を起こしたとき、川の板橋に怪しい長い毛が流れかかった。長さは33尋(およそ50メートル)あまりあり、色は黒く美しく艶やかだったが、何の毛かわからなかった。そこで巫女を招いて占わせてみると、この毛は同村栗野権現の流した陰毛だというので、同社へ送り返したという。
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ライジュウ
1931年 長野県
峯の中腹にある巌窟には雷神がいるといわれている。穴の付近には猫の毛のような短くて白い毛がある。雷神は子犬のような姿で、毛は狢に似ており、目の周りが黒い。鼻は細く、下唇と尾は短い。足の裏の皮は子供のように薄く、足は五本ある。冬は穴を掘って土の中ですごす。普段は弱く、人にもなれるが、雨が降ると猛々しくなるという。
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カッパ,セコゴ
1976年 大分県
河童は人間よりも小さく、赤ん坊あるいは5・6歳の子供くらいで、頭の皿に水がたまっているという。ある人がセコゴに腰に抱きつかれた。その毛をつかんできたら、赤い毛だったという。
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〔コカクチョウ,ウブメ〕,ヤコウユウジョ
2000年
産婦が亡くなると姑獲鳥になる。夜行遊女とも呼ぶ。毛を着ると飛ぶ鳥になり、毛をぬぐと女の人になる。人の子を取って、自分の子にするという。
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ミシゲー・マジムン,ナビゲー・マジムン
1931年 沖縄県
深夜ゴミ捨て場から三味線や鼓の音が聞こえてきたら、捨てられた物たちが「毛遊び」をしているのだという。あるとき、夜中に三味線の音がしので見てみると、男女が「毛遊び」をしていた。夜が明けかかると、一人二人と消えていった。
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(ゾクシン)
1986年 埼玉県
お宮参りには、産毛を剃って行く。但し、頭の後ろの毛はそり残す。危ない時うぶすな様が毛をつかんで引っ張ってくれる。
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オヤノユウレイ,(ゾクシン)
1915年 熊本県
手足の毛を剃ると親の幽霊を見るといわれている。
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ケ,オヤ,ユウレイ,(ゾクシン)
1915年 熊本県
手足の毛を剃ると親の幽霊を見るという。
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ネコ,(オンガエシ)
1956年 宮城県
明治37(1904)年頃の話。清竜庵の保田孝道和尚は三毛猫を我が子のように可愛がっていたが,老齢で病の床に臥し,喜捨に頼って毎日を過ごさざるを得なくなった。ある朝,枕もとに鶏の卵が転がっており,人に尋ねてみても心当たりがないという。3,4日そのようなことが続き,ある日檀家の割烹扇屋の主人が見舞いにやってきた。主人の所では毎日のように卵がなくなるという。その時三毛猫が逃げるように部屋を出て行ったので,主人が卵をよく見ると,小さい爪痕や歯の傷,猫の毛などがついていたので,三毛猫の恩返しに違いないということになった。和尚は感激しながらもこれを戒め,半年ほどで示寂した。その頃から三毛猫も姿が見えなくなった。
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ムジナ
1971年 茨城県
ムジナは木に登って赤い提灯をつけたり、月を出して人を化かしたりする。ムジナの毛は裏から見ると玉のように光るので、毛を逆立てたら月の光を受けて光ることができる。
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ミケネコ,ネコ,オドル,(ゾクシン)
1915年 愛媛県
三毛猫を7年飼うと箒を持って踊るという。
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ケダラケノキョジン
1992年 山形県
夜、自分の家の前を毛だらけの大男が通り過ぎていく。
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モミ,ヌエ
1975年 京都府
清盛が内裏に伺候していたある夜、ぬえの音を出す鳥を捕まえた。よく見るとそれは、年老いた毛朱だったという。毛朱とはむささびのことだと考えられる。
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1980年 東京都
宝永の末に富士山が噴火した後、江戸に白くて長い毛が降ってきたという。
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