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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ケンムン
1995年 鹿児島県
大きなガジュマルのホコラの中に人間の毛ではないいろいろの毛が入っていた。ケンムンの毛かケンムンが持ってきたものであるかはわからない。ケンムンに木を担がせて自分は楽をするという話もある。

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ケンムン
1981年 鹿児島県
ガジュマルの木を住家にしていたケンムンがいた。その木の下を通ると猿のような声で鳴くケンムンは愛嬌があった。夢に出てきて「○○に居る」と言い、次の日そこに行くとケンムンは必ず居た。ケンムンに好かれる人の話である。
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ケンムン
1980年 鹿児島県
ガジュマルの木の下で面白い話をしていると、ケンムンが来る。
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ケンムン
1983年 鹿児島県
ケンムンは赤い毛におおわれた子供ぐらいの大きさの妖怪である。夜に道を迷わせたり、ケンムンを見ただけで死んだ人もいる。ケンムンは人の左手を引いていくので、自分の左手の人差し指を噛むと妖怪は離れる。
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ケンムン
1980年 鹿児島県
ケンムンと相撲をとったが弱かった。ケンムンは子供の風体をしてあり、身長は2尺歩かないかで全身毛だらけである。
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ケンムン
1985年 鹿児島県
力持ちと言われるケンムンをひどい目にあわせてやろうと、材木を切り出すときに、ケンムンに重い根元のほうを持たせた。さらに木を揺すぶったものだから、「人間は一筋縄では行かないね」とケンムンが言ったらしい。
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ケンムン
1990年 鹿児島県
あるとき、塩小屋の前にケンムンが座っていた。燃えさしの薪で追い払うと、翌晩、何匹ものケンムンが怒ってやってきたという。夜に漁に行くときにケンムンがついてくると大漁になるといわれる。ケンムンよけにヤツデを下げておくとその夜、馬が死んだ。
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ケンムン
1969年 鹿児島県
軍隊帰りの男がディクーという所でケンムンと格闘になった。ケンムンの皿を割って勝ったが、ケンムンがわっと啼いたら、何千何万というケンムンが集まってくるので程ほどにしておいた。しかし、その晩から高熱が出た。
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ケンムン
1999年 鹿児島県
ガジュマルはホーギ(アコウ)と共にケンムンの住む木である。嘉徳の小浜では、ガジュマルのそばで赤ん坊をあやすような人の声がしきりに聞こえてきたという話がある。クチを知っている人にはケンムンは憑かない。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
薪を拾いに出かけたらケンムンに会ったという。蘇鉄畑に行ったときもケンムンにあった。頭は禿げていた。山の中で水浴びをしているケンムンを見た者もいる。再び友人を連れて見に行ったら。もうその姿はなかった。
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ガマ,ケンムン
2001年 鹿児島県
このガマとケンムンは同じもので、ガマがケンムンになるという。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
樵がケンムンと仲良しになった。樵が山から材木を降ろそうとすると、ケンムンが大勢来て手伝った。けれどもあまりに大勢なのでうるさくなり、樵はケンムンが嫌うタコを持ってきて見せると、ケンムンは姿を消した。
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ケンムン
1974年 鹿児島県
ケンムンと仲良しになったある人が、一番恐いものを尋ねられ、お金と答えた。一方ケンムンは、ヤツデマル(蛸)が恐いと言った。ある日、その人がケンムンにやけどを負わすと、ケンムンは仕返しにたくさんの金を小屋に投げ込んだ。その人は、蛸を捕ってきて、小屋にかけたため、ケンムンは二度と来なくなり、その人は大金持ちになった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
女が機を廻していたら、ケンムンが天から降りてきた。女は恐れをなして逃げた。翌日、ケンムンがまたやってきた。女はすでに逃げていた。歌を歌っていたら、女の夫帰ってきて船を浜に揚げようとしていたのでケンムンは邪魔をした。ケンムンは夫と一緒に家に戻った。妻は夫を誘い、家を捨てて遠くへ逃げた。ケンムンはその家を焼いて天に昇ったという。
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ケンムン
1997年 鹿児島県
ケンムンはガジュマルの木の生えたあたりに住んでいる。その付近には松明などが見えたり、貝殻を見た人がいた。ケンムンにばったり会った人がいた。足は2本、髪は長く、子供くらいの大きさであると言われる。
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マッタプ,ケンムン
1981年 鹿児島県
マッタブ(赤又蛇)がケンムンえで、ケンムンは人間である。イシャンボという男の妻を殺して自分の妻にしようとした男が、そのことに気付いた妻に、木に両手を打ちつけられて殺された。それがケンムン(木の精)の始まりだと言われる。
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ケンムン
1997年 鹿児島県
ケンムンの話は家の中でしてもいいが、外に出たらしてはいけない。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンに父はだまされたことがある。ケンムンが浜辺で貝を拾って食べていて、父が岩陰で見ていたら、父の前まで来て突然消失した。ケンムンは子供のようで、土を踏まずに歩く。ケンムンがシャコ貝に手を挟まれるという。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
民間療法的なものにケンムンのメーフキにクチというのがある。ケンムンは山にいる妖怪で、これは人間の目を欲しがる。涙が出、眼に白い玉ができた時、ケンムンに目をとられたと言って、大急ぎでケンムンのメーフキのクチを言う。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンは人の口をつねる。ケンムンの悪口を言うと、口の形をゆがめられる。山で人の名前を直接呼ぶと、ケンムンが真似するので、呼んではいけない。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
ホウグィ(アコウ)にはケンムンが憑依しているといわれる。ガジュマルやアリキャネク(ハマイヌビワ)、シプグィ(オキナワジンコウ)などの木にもケンムンが憑く。森林の大木や老松にはほとんどケンムンが憑依していると恐れられている。
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ケマツリ
1964年 福島県
獲物があると、1匹に1度毛祭りをする。第1に耳と耳の間のえり首の毛、第2に左の耳先の毛、第3に右の耳先の毛、第4に左手先の毛、第5に右の手先の毛、第6に左の足先の毛、第7に右の足先の毛の、7箇所の毛を切って木のまたなどにあげ、日光権現様に祈る。猿丸猟師の子孫であると申し述べると、神様がよく守護してくださるという。
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