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検索対象事例

ケンムン
1999年 鹿児島県
ガジュマルはホーギ(アコウ)と共にケンムンの住む木である。嘉徳の小浜では、ガジュマルのそばで赤ん坊をあやすような人の声がしきりに聞こえてきたという話がある。クチを知っている人にはケンムンは憑かない。

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ケンムン
1994年 鹿児島県
ケンムンはガジュマルの木に住む。木の根元には貝殻が散らばっていた。こういうガジュマルを売ると祟ると言われていた。
類似事例

ケンムン
1980年 鹿児島県
ガジュマルの木の下で面白い話をしていると、ケンムンが来る。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
ガジュマルの木を住家にしていたケンムンがいた。その木の下を通ると猿のような声で鳴くケンムンは愛嬌があった。夢に出てきて「○○に居る」と言い、次の日そこに行くとケンムンは必ず居た。ケンムンに好かれる人の話である。
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ケンムン
1995年 鹿児島県
大きなガジュマルのホコラの中に人間の毛ではないいろいろの毛が入っていた。ケンムンの毛かケンムンが持ってきたものであるかはわからない。ケンムンに木を担がせて自分は楽をするという話もある。
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ケンムン
1997年 鹿児島県
ケンムンはガジュマルの木の生えたあたりに住んでいる。その付近には松明などが見えたり、貝殻を見た人がいた。ケンムンにばったり会った人がいた。足は2本、髪は長く、子供くらいの大きさであると言われる。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
ホウグィ(アコウ)にはケンムンが憑依しているといわれる。ガジュマルやアリキャネク(ハマイヌビワ)、シプグィ(オキナワジンコウ)などの木にもケンムンが憑く。森林の大木や老松にはほとんどケンムンが憑依していると恐れられている。
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ケンムン
1985年 鹿児島県
ウフルグマという岬の近くの海で釣りをしていたとき、ケンムンが山の上から石をゴロゴロ投げてきて、頭を叩き割られたことがあった。ケンムンの憑く大きなホーギ(アコウ)の木があって、今でも根元には貝殻がたくさんある。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンは3本足であり、絹のような赤毛に覆われている。ドスコの木は初めにケンムンがついた木なので切ってはならない。その後、アコウの木に変わった。今でもアコウの木に釘を打つのは、昔、アコウの木を抱いて掌に釘を打たれた人がケンムンになったからである。
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ケンムン
1996年 鹿児島県
ケンムンは山のホーギにいる。その根元には貝が山のように積んである。特定のホーギの下にだけあった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンはウディキサマ(お月様)とティダクムィガナシ(太陽久米加那志)の私生児だった。私生児なので天において置けず、地上の辺鄙な岩礁に置いた。そこへタコが来て、ケンムンにいたずらをした。それでケンムンは住む場所を変えてくれるように頼み、アコウの木やガジュマルに住むようになったという。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
民間療法的なものにケンムンのメーフキにクチというのがある。ケンムンは山にいる妖怪で、これは人間の目を欲しがる。涙が出、眼に白い玉ができた時、ケンムンに目をとられたと言って、大急ぎでケンムンのメーフキのクチを言う。
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ケムン
1992年 鹿児島県
ざこの番をしながら、魚釣りをしていたが、釣れた魚の目玉が全部取られていた。その上には大きなガジュマルがあったが、そこにケンムンが住んでいたという。枝手久島にもケンムンがいるという。毎晩浜に丸い足跡があった。
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ケンムン
1980年 鹿児島県
ケンムンがよく出る所に行った。東風が強い日には一晩いると必ず出ると言う。ケンムンはガンが好きで、ガジュマルの木の下にはその残骸が残っていて、ヤギの匂いがするという。
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ケンムン,ケンムンウマツ
1977年 鹿児島県
昔、ケンムンが火を灯して山裾の旧道をよく歩いていた。学校の裏の老松がある屋敷にケンムンが住んでいた。ケンムンウマツは、火がいくつもついていくことである。塩炊き小屋にはよくケンムンがやってきた。アコウの木の下には、ケンムンが食べたタニシの貝殻や海の貝殻が落ちている。
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ケンムン
1985年 鹿児島県
夜釣りに行っていると、ウフグルマというところのホーギ(アコウの木)の上からケンムンがさかんに石を投げる。ゴロゴロという音がして上のほうから石が落ちてくる。以前はあったが今はそんな現象はなくなっている。
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ケンムン
1982年 鹿児島県
川のそばを子供を担いで通ると、ガジュマルの木のそばで頭・顔・体が全て赤い者が耳まである膝を立てて座っていた。母は恐ろしくてすぐ帰って魔除けをされた。またケンムン退治をしようとした男性は、毎晩その音に悩まされ出て行った。
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ケンムン,ヒノトラガミ
1989年 鹿児島県
ケンムンは、主にアコウの木やガジュマルの木に憑依しているといわれる。相撲が好きで、浜野塩炊き小屋に暖をとりに現れて村人に相撲を挑むが、なかなか強いという。ケンムンはヒノトラガミとも呼ばれ、山の神の様相も帯びている。村人に悪戯したり協力したり、生活に大きく関わりをもっていた。
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ケンムン
1975年 鹿児島県
猫の姿のケンムンが家を壊さないでくれと願いに来た。その日、釣りに行っていた祖父が、ガジュマルの木が薪に適した大きさになったと話していたばかりだった。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは家の後ろのガジュマルの大木や黄金の花のあるところに住む。魚を捕ったり、黄金の花を掘ったりする。ガジュマルの木を切ることを嫌い、報復に人家を焼く。
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ケンムン
1974年 鹿児島県
ケンムンと仲良しになったある人が、一番恐いものを尋ねられ、お金と答えた。一方ケンムンは、ヤツデマル(蛸)が恐いと言った。ある日、その人がケンムンにやけどを負わすと、ケンムンは仕返しにたくさんの金を小屋に投げ込んだ。その人は、蛸を捕ってきて、小屋にかけたため、ケンムンは二度と来なくなり、その人は大金持ちになった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ギモリフッシュ(儀盛翁)はケンムンを袋に入れてクシバマにあるアコウの木にお供して連れて行った。タコを漁をしていると、ケンムンが山のアコウの木から石を投げて、タコを取るなと言った。
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