イヅナ 1972年 兵庫県 昔、飯綱使いという者がいて、飯綱を使ってなんでもした。飯綱を追い払うときは、飯綱を笠に乗せて流す。だから、川で笠を拾ってはいけない。
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キツネ,イイナワ 1969年 長野県 狐は飯綱の使令と考えられている。
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キツネ,イイナワ 1969年 長野県 飯綱の使令は狐である。戸隠修験は昔、狐を使って予言をしていた。
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イナリサマ,キガン 1944年 岩手県 マキで祀るイナリ様がある。このマキには頭が悪い者がよくでる。そのような人はこのイナリ様に願をかける。
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ヒタチボウカイソン,エツナギツネ 1931年 山形県 瓶割山は判官の北の方がお産をしたところである。その歳、常陸坊海尊が飯綱狐を使って安産させたといわれている。信州の飯綱山、京の稲荷山の飯綱狐は陀吉尼(だきに)天の法であるが、仙台の飯綱三郎は海尊が残したものであるという。明治の頃、禅僧が瀬見に宿泊したとき、不思議な老人に狐を預けられた。楕円形の重い石で、石の膚理が狐9疋の形になっている。今は秋鹿郡石巻の小西九兵衛という人が珍蔵している。
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イナリ 1964年 群馬県 石や木で作ったイナリ(稲荷)が家の神で、一家ごとに祀っている。
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ヤシキガミ 1964年 群馬県 道場の屋敷神は八幡さんとイナリ(稲荷)さん。
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イナリサン 1964年 群馬県 イナリ(稲荷)サンは養神様で、商売の神様。
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イイナワ,ヒブセノカミ 1969年 長野県 柴田マケで祀る飯綱は火伏せの神として信仰されている
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イイヅナ,ボウサン 1939年 茨城県 飯綱使いのとても偉い坊さんがいた。庭石に水をかけて金閣寺の火事を消したり、術で蝮を集めて封じたりした。
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キツネツカヒ 1936年 陰陽師その他の述者においては、式神の使役はそれがなすことのうちの1つであったが、狐使いにおいては霊狐を使役することがそのなすことの全てである。全国的に流布した飯綱法、愛宕法、茶吉尼法などの霊狐を使役する妖術は、社会生活上の障害となって随分悪風を残したと思われる。例えば、室町時代の管領・細川政元は、飯綱法や愛宕法を習得した狐使いであったといわれている。
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イナリサマ,カジ 1944年 岩手県 マキで祀るイナリ様がある。ある時、本家で火事が出たのでイダツコに見てもらうと祀り方が悪いからだと言われた。以降、一層心して祀るようになった。
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キツネノソラキガエシ 1963年 宮城県 他地方では天狗の仕業と考えられている山の怪異現象も、「狐の空木がえし」と言われ、狐が犯人と考えられている。
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クダキツネ,イヅナ 1954年 長野県 クダ狐はイヅナとも言い、信州の飯綱権現の使いで、これを飼って使い慣らすと色々なことをピタリと当てるところから、占い師などが飼っていることもあるという。繁殖力が強く、1人では飼いきれなくなるので、人に憑けるのだと言われ、これに憑かれると落としようがないとして恐れられる。
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イナリサン,トオカミ 1976年 神奈川県 自家の稲荷は元は家の横にあったが、トオカミをしたらイナリさんが憑いて「いつも小便をかけられている」とぼやいた。そこで裏山の1番高い所に移したら、ノリキになって「非常に良い場所だ」と喜ばれた。
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(イズナ) 1979年 玖山公がある時、飯綱の法を行って成就したらしいと言った。その理由は、どこで寝ていても屋根の上に夜半頃、鳶が来て鳴き、歩く先には辻風がおこるからだという。
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テング 1958年 神奈川県 法印様と呼ばれた八木龍成という老修験は城山の飯綱様に3721日間の日参を行い、満願の夜に天狗に術を教わった。
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イキリョウ,ノロイ 1950年 むすびと紙切れ「イナリがデナイヨ」が門の前に置かれるということが3回あった。祖母は拝み師に相談に行くと、稲荷を祀ることとお守りを置くように言われた。そうするともう事件は起こらなくなった。
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コクソンノカミノタタリ 1991年 高知県 目黒の方から山の木を伐りにきた人が、山で黒い大きな蛇を見たが、その後、山が火事になって焼け、木を伐った人は病気になった。黒尊様の御神体をみても大丈夫だが、御神体の宿る山の木を伐ったために祟りが生じたのだろうと思われる。
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(ヤマノコエ) 1972年 長崎県 山の神の日に、竹を多く取ろうと考えた人が山から戻らなかった。探しに行くと、山が「返さない」と言ったという。
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ヤマオバケ 1988年 長野県 山には山お化けが出る。
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