国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

タヌキ
1933年 香川県
狸はよく火の番の真似をして拍子木を打つ。しかし人間のように器用ではないので、カチカチとは打てるがカチカチカチカチとは打てない。

類似事例(機械学習検索)

コトオサメ
1940年 三重県
志摩の俗信。師走八日は事おさめといって、豆腐を食べる。これ以後は、たとえ死人があっても、ミド坊主でも決して鉦を打てなかった。
類似事例

ムジナ
1933年 長野県
冬の夜など、7時頃に火の番の廻りが来た。まだ早いと思いながら戸を開けてみると誰もいない。しばらくするとまた火の番の廻りが来る。こういうことがよくあった。
類似事例

タヌキ
1964年 高知県
狸が人間を化かす。
類似事例

ミヤマノヒョウシギ
1981年 広島県
弥山では時として大きな拍子木を打つような音がする。守護神のしわざといって、島民はこれを聞くとおそれる。
類似事例

タヌキ
1939年 香川県
背負ってくれ、手を引いてくれと言う狸がいる。砂をかける狸もいる。狸を打とうとすると自分の膝を打つという。また、火を取る狸がいる。
類似事例

サンマイタロウ
2000年 石川県
火葬場で死体を千体以上焼くと三昧太郎という死霊が集まって出来た人間のようなものが出来る。人間と相撲を取ったり拍子木をたたいたりするという。
類似事例

キツネ
1920年 長崎県
5,60年前、今籠町の大音寺と大光寺の境にある深い溝(大溝)に狐の老夫婦がいた。善狐で、住職に恩を受けたので、寺の周囲を夜回りした。拍子木の音が瓦を打ち鳴らすようににも、竹筒を叩くようにも聞えた。その音を聞くと、「狐の拍子木だ」と言って、火の元の注意をした。
類似事例

オンバ
1963年 徳島県
刀鍛冶の元へ女に化けたおんばがやって来て、一緒に仕事をしていた。刀鍛冶は一晩に刀を1000腰打てたら女房にすると約束した。夫を取られると思った本妻は、おんばが999腰打ったところで鶏を鳴かせたため、おんばは夜が明けたと思って逃げていった。
類似事例

タヌキ
1930年 長崎県
狸は人をえらかし、怪我させ、よそへ連れて行く。狸が人間に挑みかけたとき、人間の方が勝つと、その狸は死んでしまうものであると言う。
類似事例

サンマイタロウ
1930年 富山県
火葬場で死屍を1000以上も焼くと、三昧太郎が出る。これは死霊が集って出来た人間のようなもので、角力をとったり、死人があると前の晩に三昧に杙を打ったり拍子木をたたいたりする。
類似事例

タヌキ
1938年 長野県
ひよが「オンボーホイショ」と言いながら丸太乗りや角乗りの芸を見せたあと、八幡様の森で狸がその真似をした。掛け声や鳶口を打つパラパラという音まで巧妙に真似をしたものであったという。
類似事例

ナナフシギ
1916年 栃木県
太平山大中寺の七不思議。杉並木の数が登りと下りでは違う。不思議な井戸。不思議な雪隠。本堂裏山で誰が打つかわからないが拍子木が打たれる。油の上を歩いてるかのように滑る油坂。火を絶やさないこと。もう一つは不明。
類似事例

タヌキ
1937年 岐阜県
狸は爺に化ける。木や竹を切る音をさせる。また僧になって太鼓を打つ。戸外に「ホイホイ」という声がして人がいないときは狸の仕業である。
類似事例

キツネ
1971年 岐阜県
昔、病人が狐の真似をしたり来客の予言をするようになったが、その人は少しして死んでしまった。
類似事例

タヌキ,オロクサン,オマツサン,オヨンサン
1922年 徳島県
寺町妙長寺の境内にお六さんという小祠がある。狸合戦に関係した女狸でここにまつられ大流行している。大谷臨江寺にはお松さんという小祠がある。これも狸合戦に関係した女狸である。富田大道の金刀比羅神社の末社にはお四つさんというのがある。狸合戦の一方の大将2代目の金長狸を祀ったものである。かつて時報を太鼓で打っていた時、寺町筋では6つ時、富田大同筋では4つ時を打たなかったという。狸の名の時刻に相当するので打つと祟りがあるといわれていた。
類似事例

タヌキツキ
1953年 鳥取県
狸を飼っていた家の母が憑かれた。祟りだといわれたが、対処しなかったので、狸のような行動をとるようになった母は死んだ。この家には、体臭が狸の臭いのする娘が生まれたりしたので、人々は狸の霊の子だという。
類似事例

オオカニ,オオウナギ
1967年 宮城県
昔、三階滝に住む大カニは、体が大きくなって身を隠せなくなったため、大ウナギが住む近くの不動滝を我がものにしようと、夜ごとに目玉を月のようにらんらんと光らせてウナギを攻めた。ウナギはある鉄砲撃ちに加勢を頼んだが、鉄砲撃ちはカニの迫力に動転し、鉄砲を打てずじまいだった。結果、大ウナギは大蟹のハサミで7つに断ち切られ、頭が飛んだ。
類似事例

タヌキ
1982年 宮城県
炭焼きの人が月夜に山の炭窯で寝ていたら、大きな狸が出て腹鼓を打ち始め、小さな狸もたくさん出てきて月の出ている間中腹鼓を打っていた。
類似事例

タヌキ
1991年 愛媛県
向こうから「おーいおーい」と声がする。答えると「どこへ行くものぞー」などと聞いてくる。狸が人間の言葉を話した。昔の狸は偉かった。
類似事例

エンコウ,カッパ
1980年 広島県
河童のこと。尻を抜く。抜かれた人はにっこり笑って水に沈む。人の真似をするので頭を振ってやればそれを真似して頭の水をこぼし力をなくす。
類似事例

タヌキ
1944年 福井県
狸の魂は死後迷っており、ぼうっとした人間に性が移る。ある男に狸が憑いたので青杉葉で燻べたら、狸の生まれ変わりであったため、すぐ死んでしまった。また、別の村では空砲を撃って取り憑いた狸を落した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内