モウジャ,ジゴクノカマノフタアキ 1929年 栃木県 7月朔日は、地獄の釜の蓋あきと言われている。この日には、亡者が、地獄から開放されて十万億土の地獄から、家路の旅をするのである。
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カマブタツイタチ 1940年 栃木県 旧暦7月1日を釜蓋朔日(カマブタツイタチ)といい、地獄の釜の蓋があいて、新仏や古い仏が盂蘭盆に来るといわれている。7月1日以後に死んだ人は留守番で来られないという。
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ホトケサマ 1988年 群馬県 8月1日は地獄の釜あけ、お釜の口明けといい、焼餅をつくって仏様に供える。仏様はその焼餅で地獄の釜をたたいて蓋を開けてこの世にやってくる。
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ジゴクノカマノフタアケ,オニ,シンダヒト 1971年 福井県 8月14日から16日が盆で、地獄の釜の蓋あけという。鬼が金棒に挟んで死んだ人を釜の縁まで引揚げてくれる。盆に寺に行かないと、死んだ人が寺のあまだれでずっと待っているという。
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ジゴクノカマノフタノヒラクオト 1996年 東京都 父によると、その辻には、見越し入道だけでなく、地獄の釜の蓋の開く音が聞こえる。
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(ゾクシン) 1983年 7月15日には地獄の釜の蓋が開いて、罪人が皆帰るので、槙の葉を買って、天王寺の亀井の水より先祖を迎える。京都では六波羅の鐘を合図に亡者が来るという。
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ジゴクイシ 1987年 長野県 山家神社境内の北側に立っている高さ1メートルほどの石。上方に直径3センチくらいの穴があいていて,地獄にまで通じていると言う。この穴に耳を当てると地獄の釜の煮える音が聞こえると言われている。
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(ゾクシン) 1972年 長崎県 11月16日と1月16日は山の神の日である。1月16日と盆の16日は地獄の蓋が開くといい、山へは行かないという。山に行くと悪い目に遭う。切れ物を使ってはいけないという。この日に怪我をすると、良くならないという。
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オトキビ,エンコ,(ゾクシン) 1975年 愛媛県 9月16日はオトキ日である。この日は「地獄の釜も休む日」といって、風呂を沸かさない。また、この日に死ぬと極楽へ行けるという。この日は魚を捕ること・池や川で泳ぐ事を忌む。泳ぐと、エンコが引っ張るといわれている。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 7月(旧6月)朔日はムケノ朔日といい、この日は人間や蛇が皮を脱ぐといわれ、半日から1日仕事を休む、など。
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シチホンザメ 1934年 三重県 旧暦の7月7日、神島ではゴリの岩屋の側に、7尾の鮫が来るという。
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ボンボトケ 1935年 長崎県 7月7日、盆仏様が明度を出立される。
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デイダボウ 1984年 埼玉県 今の釜状はデイダボウが釜を伏せたところである。
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カマガミサマ 1979年 長野県 しまいのクンチをカマノコウといい、釜神様の祭である。以前は出雲へ行く釜神様のおべんとうだといって藁束の中に玉状の餅を入れたものを2つつくり、それに菊をさして門口や座敷に下げておいた。そして、旧暦10月7日は釜神様が出雲までの途中でお弁当を食べる日だといって、藁の中から餅を取り出して食べた。
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カッパ 1931年 徳島県 7月14日は仏の盆である。この日は川に入ってはいけない日で、泳ぐと河童に引っ張り込まれるといわれている。
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ジゴクノト,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 7月16日には墓参りをするのだが、この日は地獄の戸が開く日だといわれていて、川へ入ることが禁じられている。
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オニ 1935年 長崎県 正月7日、この日に鬼が年をとるという。
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カマナリ 1979年 刀鍛冶の国員が12月の終わりに餅をつこうとしたところ、釜が急に鳴り出した。それ以来国員は有名になった。また、商人の家でも釜が鳴ることにより栄えるところがあり、屋号は往々にして釜鳴屋という。釜が鳴り出したら女性用の未使用の褌を上にかけると止む。
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ジゴクチョウ 1981年 東京都 昔、高尾の山に地獄鳥がいて、夜の12時・1時に鳴ると里に出て鳴いた。その鳥に鳴かれるとあまりの恐ろしさに村民は悶絶した。それであるおじいさんが地獄鳥の正体を突き止めるために山に入ったが、地獄鳥に鳴かれ悶絶してしまった。翌日、消防の人50人が鉄砲を持って地獄鳥を探したが、それ以来地獄鳥は姿を消してしまった。
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ボウレイ 1977年 2月15日、5月15日、7月14日、8月15日、9月16日、12月晦日の年6回亡霊が来る日だと言う。7月14日と12月晦日は特に別に祭る。
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キビツノカマ,メイドウ 1977年 岡山県 備中国の吉備津宮に釜殿という大きな釜がある。ところの人は吉凶を占う時、社人は玉襷をして弊を釜の中にいれ、法を修すると釜が鳴動する。数十町先にも聞こえるその音の響きによって成就するかそうでないかを判断するという。
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