ヤマンバサ 1982年 新潟県 上州の藤原入り宝川という谷の奥の岩穴に住みついた女が、山ンバサといわれた。その山ンバサには若いとき夫婦になろうと誓いあった男がいた。あるとき、その男がその山奥へ猟師の仕事にいって、めぐりあい、いろいろと話し、山をおりようと誘った。女は山ンバサになってしまい、そのような気はなく、山の岩穴で藤の皮の草履つくりをするといった。その皮のきれっぱしなどが、里へ流れてくるうちは山ンバサは達者で生きていると思ったという。
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ヤマンバサノタスキ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ヒカゲノカズラを、山に住んでいるというヤマンバサと結び付け、ヤマンバサノタスキという。
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ヤマンバサノタスキ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ヒカゲノカズラを、山に住んでいるというヤマンバサと結び付け、ヤマンバサノタスキという。
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ヤマンバサノツバキ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ツバキは唾を指し、木の青葉などについた白い泡の虫の巣をいう。
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ヤマンバサ,ヤマノババ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ヌスビトハギ、イノコロヅチなどの衣服につく草の実をヤマンバサとか、ヤマノババという。
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ヤマンバサ,ヤマノババ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ヌスビトハギ、イノコロヅチなどの衣服につく草の実をヤマンバサとか、ヤマノババという。
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カッパ 1941年 秋田県 植物に関する俗信。胡瓜の尻のところを食べると、河童に取られるという。
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(ゾクシン) 1977年 青森県 山に関する俗信。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 動植物の命名に関して。テントウジイ、ホンゾウカケなどの命名は昔話を背景にしている。
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ガキボトケ,ミサキ 1984年 愛媛県 人に悪戯をする仏をガキボトケと呼び、その集まりをミサキという。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 植物に関する俗信一束。イチョウを屋敷内に植えると人が死ぬ、など。
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キツネノヘ 1961年 青森県 狐が人を訛かすときキツネノヘという植物を振る。この植物をキツネノチョウチンとも言う。
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クワ 1931年 岩手県 桑は落雷を避ける植物である。
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タヌキ 1932年 愛知県 目の前に姿を見せた狸を観察していると、体の表面を植物の葉で一杯にした。最後に、葉を頭の上に一枚乗せると、ヨタヨタと歩いて行った。まるで、人間の女性が歩いているかの様であった。
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アズキアライ,マメダヌキ 1943年 香川県 小豆洗いは豆狸の一種とされ、井戸端や小川のほとりでジャクジャクと小豆を洗うような音をさせる。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 植物に関する俗信一束。生木に釘を打つと釘の方向の家のものが死ぬ、など。
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キツネ 1983年 東京都 魚を腰に結んで峠を通っていると道がわからなくなった。提灯がずっとついて、一晩中あちこち歩かされた。下から提灯をつけて飛脚が来て「何してんのよ」と言ったので気がついたが、自分の腰に魚を結びつけていたつもりが木に結びつけていた。
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ヒノタマ 1935年 新潟県 火の玉を命名しているところがあった。人の名前のようなものがついていたらしい。沼のほとりに火の玉が出ると言う話もある。
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イワシバナ,ホドゲ 1941年 秋田県 植物に関する俗信。いわし花は、仏様が嫌う花であるという。ほどげ(桜草)は魔除けになるといい、家の庭によく植えてあるという。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 病気と植物・食物に関する俗信。土用餅を食うと夏負けしない。3年前の病気もしょうぶ湯に入ると治る、など。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 植物に関する俗信一束。竹の花は100年に一度咲く、サンショはオニババアを退治した木なので魔除けになる、など。
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