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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カンテンノキザシ
1956年 宮城県
太陽が赤みを帯びて日の出、日の入りするとき。日中に星が見える時。月の出が赤みを帯びている時。梅の花が上向きに咲く時。正月中に巳午の日が三度ある年などは日照りになるという。

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ウメ,マンサク,スギノハナド(ショクブツニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
梅の実が多く落ちると多雨。万作の花が下向きに咲く年は多雨、あるいは豊作、上向きに咲く年は日照り。杉の葉が多く落ちる年は豊年。桐の花が多い年はイカが大漁。野竹に鉄砲型の虫がつけば戦争が起こる。藤の花のある家には病人が続く、など。
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ヨリボシ
1940年 三重県
志摩の俗信。夜間弦月に星が接近して見えるときは、これを寄り星といって、近い中に誰かが死ぬという。また、葬儀に供える団子の色に黒味を帯びているときにも。或は葬列が整わずして途中間隔が大きなっても同様の事をいう。
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サムハラ
1976年 福岡県・兵庫県・東京都
福岡で鶴を捕ったところ、翼に「さむはら」という4文字の符字があった。これは長命の符字であるだろうと人々はこれを写し取って帯びた。また淡路のある寺に斉藤実盛の位牌があり、その背にこの4文字がある。最近、江戸でこの符字を帯びた人が落馬したが怪我をしなかったので、これを帯びることが流行した。
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ミノヒ,ミソ,シ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
6月に巳の日が3回あるとき味噌を煮ると死ぬ。
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サンソン
1981年
九鬼大隅守が攻めて来て寺を焼いた時宝物が多々灰になった。その時三尊が猛火の中裏から飛び出し、庭の老梅に隠れて助かった。今はその三尊と梅の木が残るのみである。
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(ホシニカンスルゾクシン)
1964年 福島県
星の飛ぶ日はなぎ、月のかさは3日の雨、近星が出ると人が死ぬ。
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オニ
1935年 長崎県
正月7日、この日に鬼が年をとるという。
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ヒトダマ
1983年 東京都
人魂の色は月の赤味を帯びた色か青白い。大きかったり小さかったりして、尾を曳いていたりいなかったりする。夕方や夜に出ることが多く、出て行く時音がすると言う。落ちた場所には石鹸のようなものがあったと言う。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
花に関する俗信。桐の花が咲くとイカがとれる。アヅキの花が咲くとマスがとれるなど。
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(タイヨウ,ヒノデナドノゾクシン)
1956年 宮城県
太陽が黒白半分に見える時は冷害で病気がはやるという。また、太陽の周りに輪が出れば天気は下り坂、または雨が降るなどの俗信がある。
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ミコヨセ
1935年 山口県
子どもが水死した時に、ミコヨセをしてもらう。池に蓮のような花が咲いている様に見え、池に入って死んだと話してくれることがある。
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キボク,ウメ
1976年 岐阜県
美濃の国安八郡香島村の梅が寺という寺院にある梅の古木は、春に花が咲くことなく、実を生じる。
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ウテンノキザシ
1956年 宮城県
朝焼けがしたとき、日暈(ひがさ)月暈(つきがさ)が出た時、蔵王に帯のごとき雲が連なる時、頭痛や打ち身などが痛む時、諸病が悪しき時、からだの痒い時、夕方に子供が騒ぐ時、馬がよく眠る時、猫が顔を隠して眠る時など。
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オツキトオホシ
1956年 宮城県
お月は先妻の子、お星は後家の子で、どちらもかわいく本当の姉妹より仲が良かった。しかし後家の母は実の子のお星ばかりかわいがり、お月をいじめる。あるとき後家がお月を殺そうと朝から包丁を磨いでいるのをお星が見つけて尋ねると、後家は「南瓜をたく」と言い訳をする。利口なお星は真相に気づき、自分の布団にお月を隠し難を逃れる。次の朝殺したと思ったお月が起きてきたのを今度は石のカラヒツに入れる。お星はカラヒツの下の穴からこぼすようにとお月に芥子の実を渡し、泣きながら「春になったら迎えに行くから」と言う。お月は山奥の土中に埋められるが、春になって咲いた芥子の花をたどっていったお星が山奥でお月と出会う。お星が持ってきたお粥を食べて元気がつくと2人でどこかへ消える。後家は年をとってざとうになり「お月とお星がいるならば、なあしてこの鉦叩くべや」と言いながらほいとう(乞食)して歩いたという。
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ホシ,サイシュンホウシ
1994年 千葉県
西春法師の魂は入定星という星になり、冬になると沖の方に見える。この星が見えると、海が時化ることを予知しているといい、地元の漁師は村人を守ってくれる星だという。
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ウマ
1993年 岩手県 
午の日に馬が畑で倒れる事があちこちで続いたので、馬頭観音を祭って、午の日には田に入らないと決められた。
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バトウカンノン
2001年 青森県
北の地へ落ち延びた藤原是實公は藤原正善と名を改め、自分は午の歳、午の日、午の刻生まれであるから、死後に一宇を建てて馬頭観音を祀れば、馬に関する願いは叶えると遺言して午の歳、午の日、午の刻に亡くなった。ある者が多くの馬を授かるようにと祈願すると、夢に馬頭観音が現れてその願いがかなったと言う。
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ツキ
1956年 宮城県
旧暦の元旦前後の月が黄か青に見えれば飢饉か大風、赤く見える時は火災、黒く見える時は水害の兆しがあるという。また月の傍らに星が近ければ近いうちに人が死ぬという。あるいは月食の時に大風が吹くと伝染病が発生するなどの俗信がある。
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ヒトダマ
1983年 東京都
大正初期、曇っていて薄暗い日の3時か4時頃、透き通ったオレンジ色をした丸いものが飛んだ。光らず、尾も曳いていなかった。あまり速くなく冬の太陽の高さだった。森の近くで消えた。人魂は、見ない人は一生見ないし、見る人は二度も三度も見るという。
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ウメ,ノキバノウメ
1956年 宮城県
掃部という富者の一人息子小太郎が観音を信心して軒端に一本の梅を植えた。父が旅先で象潟の商人の娘を嫁にもらうことを決めて帰ってくると小太郎は死んでいる。娘は一旦夫と決めたからには生死にかかわらないと、養女になって孝養をつくし、掃部没後は松島寺で尼となり、名を紅蓮とする。ある時小太郎の植えた梅が咲くのを見て「植え置きし花のあるじははかなきに軒端の梅は咲かずともあれ」と詠むと翌年から咲かなくなり、「咲けかしな今はあるじと眺むべし軒端の梅のあらん限りは」と詠むと翌年からまた咲くようになった。
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フジュクノヒ
1940年 栃木県
田植え時の5月は午の日を不熟の日とし、一向宗の人以外は、この日に苗を植えると死人が出来るといって決して植えないという。また、三日越しの苗は忌むという。
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