キツネ,ヨツゴ 1974年 但馬国竹田で、密かに通じた男の子を懐妊し、出産したところ4つ子だった。その姿は頭が人間で手足が狐、首は狐で手足が人間と様々だった。狐が男に化け姦通したのだろう。
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オオミミズ 1976年 兵庫県 深山には大きな蚯蚓がいて、長さは1丈にもなるという。近頃丹波国柏原遠坂村で、風雨のために山が崩れることがあった。その時大きな蚯蚓が2匹でた。1匹は1丈5尺、もう1匹は1丈9尺5分あったという。
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チイカコク,コヒトコク,テナガコク,ミツカシラコク,ロクロクビコク 1974年 日本の周辺には長人国,小人国,長臂国,三首国,飛頭蛮国という国があったとされる。
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(キョジン) 1980年 宮城県 17世紀後半の天正年間、仙台の荒浜の海岸に死人が流れ着いたが、その人は身長が4~5丈(約15メートル)ほどだったという。
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ウマイシ 1967年 福島県 馬石は義家朝臣の馬が落ちて石になったと伝えられている。
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ナワメ,クビナシウマ 1985年 愛媛県 ナワメと呼ばれる土地では、毎年2月4日の節分の夜遅く、首のない人が首のない馬に乗って通るという。首なし馬に出会うと縁起がよいとされ、どんな人でも出世できるといわれた。
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(タケタカシマ) 1981年 長ヶ高島の島民はみな背丈1丈2,3尺有り、あるいは1丈6,7尺あるものもおり、手足が長い。昔、漂着した人が話したことである。
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〔ニョフ〕,〔ジョフ〕,イヅナ 1979年 東京都 文作の幽霊を見た志計が、イヅナを使う江戸芳町に住む女巫にその事を尋ねる。女巫は文作の性別・年齢等を聞き、青い笹を石に縛りつけたものに水を掛けよと言い、呪文を唱える。志計が3度かけ、女巫が、おおお、と3度唱えた時には文作の声であった。文作は自分は客死したので、志計に供養を依頼する。しかし後で文作は生きているのが分かった。
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サンキチサン 1980年 秋田県 三吉さんはものすごい力持ちで、1丈も2丈もある大男だった。
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ネコ 1980年 秋田県 死体の側には刃のあるものを置く。雷が鳴って死体がさらわれたり、猫の魂が入って死体が起き上がったりするのを防ぐための魔よけ。
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オオヒト 1983年 北海道 天明8年10月、地蔵穴という海岸の岩窟に子供が行ったところ、丈2丈で腰にのみ衣類をまとった大女が現れた。ここは以前変死人のあがった所で、死体には何の爪か不明の爪跡が付いていた。また誰が積んだかわからない石積みもあったという。
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オオキナニンゲン,オンナ 1999年 鹿児島県 船に子連れの40歳くらいの女が便乗させてくれと言って来た。その夜中、その女が来たが、一丈の背丈の大きな人間で、白い着物を着ていて、男か女かわからなかった。次の日、船が転覆したとき、女の髪が海を覆うほどに不気味に広がっていたという。翌日、住用村の市で易者に相談すると、「明日の午後の三時頃に伊須あたりでその女を拾う」と言われた。翌日、易者の言うとおり女が伊須湾に流れ着いた。
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クビヅカサマ 1982年 宮城県 坊主が隠し女を持ったといわれて侍に首を切られ、その首が川上に流れて岩に噛み付いた。それを祀ったのが首塚様。
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エンマオウ 2001年 式部大臣敦光朝臣は閻魔王に呼ばれ、生まれるところがまだ定まらないと告げられた。
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オンナノヒトノクビ 1992年 山形県 天井から女の人の首が落ちてくる。それが自分の首だった場合、その人は必ず死ぬ。
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タイラノマサカド 1963年 福島県 将門を斬った俵藤太が朝にお茶を飲もうとすると、首のない死体がうちかかってきたが、お茶を飲むと死体が倒れた。
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ヤカン 1975年 岐阜県 美濃国に住む男が美人の女を嫁にしたいと思っていたところ、野原に女が居た。男は女を妻とし、一人の男の子を産んだ。そのあと家で飼っていた犬が12月15日に子を生んだ。この子犬は少し大人びており、女をみては吠えるという。ある時、米をとぐ女達に飯を与えようと唐臼の小屋に入ったら、この犬が女を食おうとしたため、女は恐れて野干になり屋根に登ったという。この狐と男の子供が安倍晴明といわれている。
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チテイコク 2001年 甲賀三郎は六十六か国の山々を探して春日姫を救出したが、人穴に落とされて地底国を遍歴した。好貢国、好湛国、草微国、草底国、雪降国、草留国、自在国、蛇飽国、道樹国、好樹国、陶倍国、半樹国、維縵国を巡る。次々と神仏名を挙げ、インドのことにまで言及している。
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オヤノユウレイ,(ゾクシン) 1915年 熊本県 手足の毛を剃ると親の幽霊を見るといわれている。
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オニ,ケダモノ,マモノ 1988年 茨城県 死体の枕元に箒を置いたり、死体の上に短刀を置いたりして魔除けにするのは、死体を鬼やけだものといった魔物から守るため。
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シオゴリ,クマノ,ゴシンタイ 1956年 宮城県 獅子頭に乗って熊野神社の御神体が浜市村の海岸に流れ着いた。それを拾った猟師の八十郎が藤原重密とはかって鳴瀬川の上流に祀った。その故事により浜市浜に降りて潮垢離をする。
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