タコヤクシ 1976年 東京都 ある女が、いぼがたくさんできて嘆き、目黒のたこ薬師にすがった。たこは食べないと誓って1晩祈ったところ、たちまちいぼが落ちはじめ、2,3日のうちにすべて消えた。
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カミナリサン 1942年 長野県 いぼに関する俗信。水いぼの場合、初雷のときに「雷さんこのいぼ治しておくれ」といいながら、いぼを三回便所の箒で叩くと治る。
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イボノメ,シノヨチョウ 1946年 愛知県 いぼの目ができると身内の者が死ぬ。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ 1984年 長野県 九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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イドノカミサマ 1942年 長野県 いぼに関する俗信。水いぼの場合、井戸のふちに櫛を半分覗かせて「井戸の神様井戸の神様おんのいぼ治して下されば全部見せてあげる」というと治る。
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イボヒキダ 1937年 愛知県 いぼひきだは魔物で術を使うという。いぼひきだとは蟇蛙のことである。また、いぼひきだは福の神だから、縁の下などにいるものはいじめてはならないという。
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オオダコ 2001年 愛知県 昔須佐におりんという老婆が漁をして暮らしていた。ある日おりんが漁に出ると大きなたこが船にへばりつき、足を一本差し込んで捕えようとした。おりんはたこと戦い足1本を切り取った。次の日もその次の日も同じことが起こったが、8日目に最後の足を切り取ろうとしたときにその足に巻き込まれて海の中に引きずりこまれ、たこの餌食になった。
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イボジゾウ 1995年 愛知県 体にいぼが出来た時に、安泰寺の入り口の石地蔵の前にある小石を拾ろい、いぼをそれで擦れば治るといわれている。
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イヌ 2003年 沖縄県 400年前、目黒盛豊見親という人が犬を飼っていたが、どこかに行ってしまい三年間行方不明になった。與那覇原で戦になったとき、目黒盛が漲水港の波止場に追いつめられると、その犬がどこからともなく現れて敵を噛み殺した。これによって、犬が現れたところを犬川という。
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(ゾクシン) 1963年 愛媛県 いぼとりは水神さんとお薬師さんに願をかけるという。治ったら、お礼として水神さんには米を、お薬師さんには松のふぐりを、それぞれ年の数ほど供えるという。
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ユウレイ 1996年 神奈川県 北条の奥方のお墓がある寺の近くで幽霊が出るという。10年近く前である。みんなが見に行くのでお店が出たりした。すると自然に消えてしまった。
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イボガミサマ,(ゾクシン) 1968年 愛媛県 いぼ神様の水をつけると、イボがとれるといわれている。
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ヒノタマ 1982年 広島県 明治30年頃のこと。雨がしとしと降る夏の夜、薬師の方で火の玉が3つ転がっており、川通を通って海岸まで行き沖の宮で消えた。薬師と明神を合祀したので、明神だろうと村人はいった。
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ニンジン,コウシン 1960年 山形県 新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
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ヤクシサマノカラネコ 1956年 東京都 子供が泣いて困る時、薬師様のカラ猫だぞ、と言っておどかす。
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イボトリジゾウ 1986年 埼玉県 線香の煙をつけて祈願すれば必ずいぼが取れる。
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オヤクシサン,オンセン 1936年 鳥取県 長者の娘が病気になった。菖蒲にあるお薬師さんに平癒を祈ると、お薬師さんが娘の枕神に立ち、帰って柳の木の下を掘ると湯が出るのでそれを使えと告げた。その通りにすると、金色のお薬師さんの像が出てきて、熱い湯がわき出した。
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ジキトリ 1943年 愛媛県 明治村目黒では、猟に出た1人がジキトリに憑かれた。肉を食べたが治らず、やはり穀物を食べなければならないという。
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カイ,カイイ 1974年 東京都 午三月、土手四番町のある人の家で膳や煙草盆、石臼などが一人で空中に浮くことが続いた。修験者や陰陽師は仏神の祟りや狸の仕業と言い、彼の言うとおり祈祷をしたが効果はなかった。家が滅びる前兆かと心を痛めたが、とある人が「目黒出身の人をかかえると目黒の鎮守がそれを惜しんでこのような災いを起こす」と言った。この春のにかかえた者を調べたが、目黒出身者はいなかった。しかたなく3、4人に暇を出したところその怪異は止んだ。
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(マジナイ) 1957年 山梨県 疣ができたときは、羽根子村にあるいぼ神様のお水をつけ、帰るときには振り返らない。
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コロヘータ 1983年 東京都 狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れない。
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