(カミナリノイシ) 1973年 山形県 承和6年10月に、出羽国田川郡司が報告してきたことによると、この郡の西浜には元来石は無かったが、10日ほど続いた雷雨の後に浜をみると、鏃の形に似た石が少なからず落ちていたという。その石は白黒青赤などの色で、鋭い方が西を向き、茎は東を向いていた。
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(ヤノネイシ) 1974年 山形県 承和6年9月13日、出羽国田川郡の西浜達府から54里ほど離れた場所で激しい雷雨が10日ほどあった後、鏃や鉾などに似た、白や赤の石が多数落ちていた。
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ヤノネイシ 1974年 山形県 出羽国田川郡の西浜周辺の道50里は石がなかった場所だったが、10日ほど大雨が降った後で海辺に鏃や鉾に似た石が多数西を向いて落ちていた。これは世に言う矢の根石だという。また元慶年間には秋田城や飽波郡の海浜も鏃に似た石が降ってきたという。
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シングンノヤジリ 1977年 山形県 出羽国田川郡の西浜から府に達する50里ほどは、もとから石がない。そこで激しい雷雨があった後、鏃や鉾などに似た、白や赤の石が多数落ちていた。これは神軍の鏃と呼ばれるもので、色は青赤で金のように硬かった。
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シングン,ヤノネイシ 1974年 出羽国の儞此郡西浜という場所では、神軍というものが起きる。これは暴風雨の後で矢の根のような石が落ちていることをいう。
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イシヤノネ 1974年 管田川郡の西浜周辺の道50里は石がなかった場所だったが、10日ほど大雨が降った後で海辺に鏃に似た石が多数落ちていた。これは世に言う石鏃だという。また元慶年間には秋田城や飽波郡の海浜も鏃に似た石が降ってきたという。
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(コナノゴトキモノ) 1976年 承和5年7月18日、粉のようなものが降り、雨が降ってもそれは消えず、また止まなかった。
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(ヤノネイシ) 1974年 秋田県・山形県 仁和元年6月21日に出羽国秋田城中および飽海郡新宮の西浜で石鏃が降ったという。
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ヤノネイシ,ヤジリイシ,ヒレキジン 1973年 山形県 田川郡井ノ岡山には暴風雨の後に、鏃形の石が降ることがある。
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ヒカズイシ 1974年 兵庫県 日数石は一月の間に上の15日間は東の方が赤くなり、下の15日は西の方が赤くなると言う。
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ツヅミ 1979年 兵庫県 但馬国養父郡兵庫で承和7年5月、鼓が自然と鳴った。その音は数里に及んだ。
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トリアゲイシ 1975年 秋田県 出羽国秋田の男鹿島の海岸に大石の上に一つの石が重なっていて、風雨の激しい時にはこの上の石が波で打ち落とされる。しかし暫くすると元の場所に戻る。
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カミヤノネ 1974年 山形県 出羽国福浦村のあたりで、激しい雷雨の後に神矢の根というものが降ってきた。これは神軍が空中から降らしたものだと住人は言っており、同じ田川郡でも似たような事があるという。その形は様々で、鏃型や斧鎌の形、太鼓のばちの形のものもあるという。
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イシノヤジリ 1976年 秋田県 元慶8年のこと。出羽国秋田城で雷雨とともに、石の鏃23枚が降った。
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シングンノヤノネ 1977年 出羽国福浦に霊石があり、形は実に鏃のようで、雷の後で海辺に落ちているという。
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コノハイシ 1980年 福島県 忍ぶ郡という場所で、1つの石を得た。形は壊れた瓦のようで色は白く、忍草の葉が黒く付いていた。また木の葉石(葉の化石か?)と言われるもののように、石を割ってみるとまた出てきた。
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ダケイシ,コウボウダイシ 1958年 岐阜県 ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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(ゾクシン) 1939年 和歌山県 旧正月1日が晴天なら早稲が、2日が晴天なら中稲が、3日が晴天なら晩生が豊作だと占うといわれている。
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ヤノネイシ,ヤジリイシ,ヒレキジン,シングン 1973年 秋田県 出羽国では毎年神軍という事があり、この時は矢の根石が降ってくる。鳥海山の矢嶋という浜があり、この時節に松前の海上に白雲が湧き出でる。白雲は動かず、大地は震動し、暴風雨となる。数日後に晴れた時は、浜辺に様々な色や形の鏃石が落ちている。
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オニ 1932年 岡山県 吉備郡足守の西に鬼の石というのがある。昔女が鬼に追われたとき、この石に着物を打かけて逃げたところ、鬼は石を女と思い込み抱きついたため石の下のほうへ穴があいたという。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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