サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師は若い頃、漁業をしていたが、空中飛行や海上歩行ができる力を持っていた。
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ヤノネイシ,ヤジリイシ,ヒレキジン 1973年 北海道 松前では暴風雨の後に、鏃形の石が降ることがある。
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コウボウダイシ,クウチュウシュツゲン 1933年 大阪府 弘法大師が夜な夜な空中に出現するという噂がある。
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カミノミスガタ 1976年 神の御姿を画くのは、恐るべく慎むべきことである。人の目には見えないから隠身(かくりみ)と言うのを、略して神というのだ。稀に人に諭すことがあって御姿を現す時、我々には老翁童女や大蛇猛獣の姿に見えるが、真の御姿を見ることはできない。神が見えなければ存在しないと思うのは愚かなことだ。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊とは、姿は見えず、音だけがするものである。
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ツケビ 1967年 愛媛県 沖で、海に山が見えたり家が見えたりすることがある。つけ火といい、仏が迷っている。焚火を振ると見えなくなるという。
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シロイヒゲノロウジン 1989年 静岡県 下田の町の米屋に白いひげの老人が来て「津波が来るから下田富士に逃げろ」という。米屋が町の人に伝えても、誰も信じなかった。米屋は母を連れて下田富士に逃げると、津波が来た。老人はまた現れて「また大きいのが来るから家に帰るな」といい、津波の中を光になって飛んでいった。老人は波切り地蔵の化身だった。
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ユウレイ,ヒトダマ 1987年 長野県 青色のふわふわしたヒトダマが幽霊になって,空中にでる。
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ショウネンダマ,ヒトダマ 1952年 兵庫県 人魂は、普通はフワフワと飛ぶというが、軒から出てきて音をたてながら勢いよく飛び上がり、それからフワフワと飛行するという話もある。
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ニンギョ 1978年 沖縄県 村八分になった3人が人魚を釣り上げ、神の使いだと知らずに料理して食べようとした。すると人魚の肉が津波が来ると囁いた。3人は恐れて肉を海に返し陳謝した。明和8年3月10日に津波が来た時3人の家以外は流された。
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ツキビ 1991年 山形県 月火とは月ほどもある大きな火の玉で、ゆっくりと移動する。飛行時は無音である。
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ホトケ 1933年 秋田県 葬式の夜行う仏降ろしで、仏が降りない場合がある。その理由のひとつに亡くなって水を供えた降りてきてほしい仏ではなくて、それ以外の仏が降りたがって、押し分けてくる場合がある。その時は出席している遺族やお客にどうするのか尋ねて判断するのだが、大抵はまずその仏の言葉も聴いてやることにする。
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ホトケ 1984年 新潟県 仏オロシに関する俗信。なやみごとや困ったことがあると、仏オロシをした。あまりおろすと仏の位が下がったり、仏が負けたりするなどという。
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オーテンバク,(ヤマニデルヨウカイ) 1990年 長野県 山にはオーテンバクがいて、光を出して空中を飛ぶという。
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サンゲンノオト 1973年 東京都 原氏某は宝永の頃から三弦で有名な人物だった。ある日彼は品川の楼に行ったときに、三弦の音が常に変わっているのを聞いて、津波がくるのを予見し、一座の友を誘ってあわてて帰った。するとほどなく津波が押し寄せて多くの人家、人命が失われたという。
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ヒル 1931年 高知県 ヒルは、夜間に飛行する明りの塊である。
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ヨル 1931年 高知県 ヨルは昼間に空間を飛行する塊のようなものである。
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ユーレイ,シャンチュウ,アマサンチュウ 1981年 鹿児島県 ユーレイの姿はコーマブルシャンチュウ(霊感の高い人)にはよく見える。青や黄色や黒で、足は見えない。人間の姿であるが空中を跳んで歩いている。アマサンチュウ(運の弱い人)はユーレイに身体を害されることがるという。
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ネンブツイケ 1990年 岐阜県 花山院が池にかかる大橋から「南無阿弥陀仏」と唱えると、淵から「仏、仏」と水の音が聞こえた。高倉天皇が勅使を出して調べさせたが、本当に「仏、仏」と音がする。
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ニンギョ 1929年 沖縄県 白保村から追放された3軒の家族が人魚を釣り上げ、食べようとすると、調理されている人魚の肉が口をきいて大津波を予言した。予言の通り、白保村は津波にのまれて壊滅してしまった。
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シキ,ヒトダマ 1976年 人気の凝った所から、死気がたって、人魂の様に飛行することがある。幽霊が出るというのも、この類である。
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