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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウジャ,ジャドク,メ
1974年 広島県
備後福山家中の者が蛇を打ち殺したところ、蛇が煙葉の煙のようなものを目に吹きかけてきた。以来目が腫れ痛むので蛇の嫌う煙管のやにを目に入れたところ治った。2・3年間は同じ時期に目が痛むようになった。

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ガマノドク
1974年 広島県
備後福山の人が、夜中に誤って蝦蟇を踏み殺したところ、足首に熱湯のように熱い息を蝦蟇がかけた。以来その部分が腫れ痛むようになったが治療により治った。しかし翌年の同じ時期に死んでしまった。蝦蟇の毒のためだろう。
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ヤマノカミ
1984年 愛媛県
正月二十日は山の神がご馳走を煮ている。その煙が目に入ると目がつぶれる。
類似事例

ヘビ
1975年 東京都
一つ木で、蛇が3,4才の子を呑んだ。子供の父が後を追って蛇に近づくと、蛇に悪風を吹きかけられて目を塞がれてしまい、それきりになったという。
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ヒイ,タヌキ
1990年 大阪府
ひいという古狸の化物がいた。夕方男衆が外で世間話をしていると、目を広げたひいが見ていた。「それだけの目か」と言うと、大きな目をさらに大きくしてバケツみたいな目をした。このようなやりとりをしていたら余程の大きさの目になり、怖くなって逃げた。翌日、目を破裂させて死んでいた。
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(ゾクシン),ヘビ
1933年 千葉県
千葉市では、ヌシの蛇はその他の蛇よりも目が大きいという。
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ヒトツメコゾウ,オニ
1978年 秋田県
2月8日には一つ目小僧が来ると言って、入り口に目の多い目籠類や籾とおし等を下げておく。これは、人家に入ろうとした鬼がこれを見つけ、目を数えているうちに夜が明けて入れなくなって逃げてしまうという俗信からきているものである。
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モガサ,ナリヒサゴノアブラ
1980年
もがさ(疱瘡)が目に広がって目の感覚がなくなったときには、なりひさご(瓢箪)の油を目に入れるとたちまちにして治るという。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
上沢氏の家の前に薬師堂がある。ここの水で目を洗うと、目の悪い人は治り、普通の人は目の病気にかからないと言われていた。今では水が入っていないという。
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(ヘビ)
1981年 東京都
ある托鉢僧の庭に蛇がいたので、日々飯をやっていた。ある日暗くなって帰宅したところ、間違って蛇を踏んでしまい、蛇は僧の足に食いついた。そのせいで僧は足が腫れて難渋し、蛇に向かって恩知らずという。すると蛇は草を持ってきて、それを付けると痛みは治まったが、蛇には毒だったので死んでしまった。
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ヘビ
1976年 新潟県
蛇は煙草のヤニを嫌うので、キセルの中に藁を通してそれを蛇に巻けば、蛇は動けなくなる。蛇は人間に見られると大きくなるのが止まるという。
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メヒトツコゾウ
1933年 東京都
目一ツ小僧は目籠の目の数を数えているうちに害意をなくすという。
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タナッゴゾウ
1960年 神奈川県
囲炉裏の火がよく燃えず煙が目にしみたら、棚小僧のところへ行けと唱えた。
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マヨケ,ハチノタロウ,ナンソノボウ
1931年 岩手県
八の太郎は網の目の数を剣にして、南僧の坊は8万4千の経文を剣にして戦った。しかし、網の目の数は経文の数に4目足りなかったので八の太郎は負けてしまった。それが無念で、猟師が網の目を4目だけ多くしたらそんな災禍でも払ってやると言った。それ以来、網の目は必ず4目多く作るようになり、これが魔除けになると言われるようになったという。川猟師の俗信である。
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ヒトツメ
1950年 山梨県
2月8日には、一つ目という魔物がやって来て目の数を数えるので、なるべく目の多い物を戸口へ出しておく。もし正確に目を数えられると、魔が差す。
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イッタンモメン
1956年
夜道で白い反物のようなものが目の前に現れて、ひらひらして人の目をくらまして人を襲う。
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ヘビ
1967年 福島県
文政のころ、八沢村の阿弥陀寺に大変な数の蛇がいた。中には3メートルばかりのものもおり、子供が近づいても逃げない。寺の小僧がこのことを坊さんに話すと、坊さんは追い払わなくても蛇が好きなものをやればよいという。好きなものは何かと小僧が聞いたところ、坊さんは冗談に煙草のやにだといった。小僧が蛇に煙草のやにを食わせたら、蛇は苦しみどこかへ行った。小僧が寺に帰り掃除をしていると突然発狂したように苦しみ、蛇が腹を巻いているという。坊さんが阿弥陀に祈ると小僧の苦しむのが止んだ。そこで蛇のために卒塔婆を建てたのが八沢の蛇塚だという。
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ダイジャ,シロヘビ,ヤマガチ
1979年 茨城県
沼の主が蛇である。弁天様の祠を目をつぶって3回廻ると白い蛇が現れるといわれる。ヤマカガシは見られないと大蛇になる。人間が入らない山には大きな蛇がいる。白い蛇は縁起が良いと昔から言われていて、白蛇大明神として祀られることもある。
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ゴハッスン
1935年 奈良県
だんごのような蛇である。草の中で息を吹きかける。それがこわい。
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ヘビガミ
1922年 愛媛県
蛇神一名蛇持ちの人があって、誰かを憎いと思ったり、欲しいものが手に入らなかったりするととり憑く。憑かれた人は某方の蛇であると口走りながら、蛇のような狂態を示す。このような場合は医者には見せず山伏や巫女を招いて祈祷をし、死に至らしめることもある。蛇持ちの家は蛇筋といい、代々続くものと信じていた。
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ヘビ
1980年 新潟県
天狗山の神は蛇であるから、蛇を殺してはいけないとも言われている。
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イッチョメ,ヒトツメ
1936年 熊本県
甘藷を掘って馬に積んで帰る途中いっちょ目に襲われた。男が小屋に隠れ、寝ているいっちょ目に小便をかけると、いっちょ目は夕立が降ってきたといい、屁をひると雷が鳴っているといった。最後には小屋に火をつけられていっちょ目は焼き殺される。
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