アオニュウドウ,クモニュウドウ 2000年 ヌイは青入道になって来るクモを小さくして箱に入れた。開いてみるとクモであった。
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ミコシニュウドウ 1990年 山形県 「みこし入道、みこうした」と唱えると、今まで巨大な入道だったのが、見る見る小さくなって消えてしまうと言う。
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(ゾクシン) 1987年 山形県 マタギの俗信一束。
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キツネ,メラシ 1939年 青森県 マタギ達が山小屋で泊まっていると、若い女がやってきて泊めてくれという。おかしいとは思いながらとめてやると、女はなぜか尻を丸出しにした。その尻があくびをしたのでマタギが鉄砲で撃つと、2匹の狐が女に化けていたことがわかった。
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ネズミ 1936年 秋田県 マタギの山小屋から鼠がいなくなると何か異変が起こるとされている。
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ミコシノニュウドウ,イタチ 1964年 福島県 いたちはきつねよりさらに立ちの悪い化け方をする。みこしの入道はそのひとつで、はじめは小さく見えるがだんだん大きくなって大入道になる。この入道は必ず手おけとかちょうちんとかなたなどを持っている。それがいたちの正体であるため、それをねらってたたき殺せばよいという。
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クロニュウドウ 1937年 福井県 木の根に毛が生えていたので、驚いて見てみると、黒入道が歯を出してげらげら笑っていた。家に帰ってこの話を妻にすると、こんな顔だったかといって見せた妻の顔も黒入道だった。
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ニュードーボーズ 1988年 長野県 墓地には入道坊主が出る。
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ヤマヒト 1996年 秋田県 マタギが猟をしている間、炊事当番の小僧のところに山人が来る。次の日、マタギが巻物を小刀で追い払った。山人が去る時には大荒になった。
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タカニュウドウ 1937年 大阪府 明治15年頃まで、大阪北御堂裏に、夜半に高入道が出るとの評判があり、知らぬ者はなかった。付近の者はこれを恐れ、夜間の道歩きを控えた。古来、高入道が出た時には、棒や杖のようなもので高入道の足元を横薙ぎに払うとそれは消え失せるといわれるが、これは高入道が古狸の仕業であって、それが足許にいて誑かしているからであろう。
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イタチ,ニュウドウ 1977年 福島県 イタチは入道に化けるという。何かが肩に上がってくるような気がすると、入道が目の前に見える。ずーっと見ていると、喉笛をかじられて血を吸われる。
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ムジナ,アオニュウドウ 1961年 新潟県 葬列の幻覚を見せる狢がいた。若い衆が葬式に会ってしまうとそこで止まってしまい、棺桶を開けると中に青入道がいた。この若い衆は病気になって死んだ。
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ウサギ 1941年 岐阜県 山の兎を捕まえてどんな厳重な箱に入れても、月の光を見たら姿を消すという。ある夜、大勢の人と一緒にいた話者が捕まえた兎を箱に入れてみた。案の定、翌日箱を開けてみたら兎がいなかったという。他の動物に関しても同類の話がある。
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ニュウドウ,ヒ 1957年 愛知県 入道渕から入道が出て人を苦しめたことがあり、誰も近づかない。昔、お勝源三の二人が飛びこんだことがあり、雨の降る夜は火が出ると言う。
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ミコシニュウドウ 1935年 新潟県 見越し入道が人を悩ますので、退治したものを若者長にすると決めた。ある男が棒に人形の首を付けて山に入っていった。入道は人形であると知らず、伸びる男に驚き、負けまいと背を伸ばした。入道は高く細くなり、それを男は鋏で切って退治した。
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アラニュードー 1988年 長野県 道にあら入道が出る。
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アオサギ,ニュウドウ 1961年 茨城県 帯を後に締めて暗い夜道を歩くと、青サギが入道になってのぞきこむので、夜は帯を後ろで結ばぬ方がよい。
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タカニュウドウ 1933年 大阪府 明治の頃、夜、高入道が出て通行人を驚かせると評判になったことがあった。古来、それは古狸の仕業であるとされ、棒や杖で高入道の足元の付近を横薙ぎすれば正体を現すと伝えられている。
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ニュウドウボウズ 1937年 愛知県 ある雨の夜、猟から帰ってくる途中で、安倍助佐衛門が玉坂でお寺の和尚さんらしい者にあったが、近づくとそれが大坊主になった。入道坊主だと判断して、助佐衛門は鉄砲をうったら消えたという。入道坊主に逢う時は、初めは3尺ほどの小坊主だが、近づくにつれて大きくなり、1丈くらいになる。先に入道から「見ていたぞ」と声をかけられると、こちらが死ぬという。狸の仕業であるともいう。
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アオボウズ 1958年 香川県 子守が留守番をしていると青坊主がやってきて「首をつらんか」と言う。首はつらないと言ったのに青坊主の長い手に捕まり首をつらされた。子守をしていた赤ん坊が泣いたので近所の者が見つけて助けた。青坊主は真昼にも出る。
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オニ,マイヘン,コウボウダイシ 1936年 秋田県 生活に窮したマタギ族が、通りすがりの弘法大師の衣をはいだが、その威厳に打たれ、悪鬼を退治するのが本職だと素性を述べると、大師がお前たちはマタオニだと言った。これがマタギの起源である。
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