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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビツキ
1922年 福岡県
蛇も憑いたり祟ったりする。これは蛇をからかったり嬲ったり生殺しにしたりするために起る。正月2日に地下で蛇が会合するのを鍬で切ってもその厄にかかる。蛇憑きは道を行くのに蛇行し、手の指の爪の間から舌を出す。奇形児を生むことも蛇の祟りと信じられている。

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ヘビ
1959年 岡山県
蛇は水神様のお使いである。蛇が木に登ると大水がでる。蛇が川を渡ったら雨が降る。黒い小さな蛇に白い首魂のかかったのはどうつう神の使いだ。蛇を指差すとその指が腐り、殺すとたたりがあるという。蛇の骨がたったら一生患うといわれており、田の中に蛇を捨てると叱られる。
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ヘビ
1929年 東京都
2月ごろには田の真ん中に竹などを立てて、藁を蛇のように編んだものを結びつける。初午稲荷にはわら合子を作って供物を入れる。合子の編み方はこの蛇のようであり、蛇を作って結いつけているのは、蛇をさぐる呪である。
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ヘビガミ
1922年 愛媛県
蛇神一名蛇持ちの人があって、誰かを憎いと思ったり、欲しいものが手に入らなかったりするととり憑く。憑かれた人は某方の蛇であると口走りながら、蛇のような狂態を示す。このような場合は医者には見せず山伏や巫女を招いて祈祷をし、死に至らしめることもある。蛇持ちの家は蛇筋といい、代々続くものと信じていた。
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クツナ,(ゾクシン)
1936年 兵庫県
蛇に指差しをすると指が腐るので、唱えごとをする。
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ヘビ,(ゾクシン)
1933年 千葉県
蛇を刃物で傷つけると祟るという。
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ヤシキヘビ,メットヘビ
1984年 新潟県
「屋敷蛇は殺すな」「メット(夫婦)蛇は殺すな」といい、その祟りによって、災いが起こる。
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ネコ,ヘビ
1940年 秋田県
猫や蛇は悪性のもの情けをかけると憑く。憑かれたら半紙にその姿を描き、棒などに貼って夜分に村はずれに立てて捨てる。猫にはホシカ、蛇には握り飯を供える。
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ヘビ
1979年 長野県
姫の汚物を片付ければ嫁にやると約束して、蛇が片付けをしていた。年頃になって嫁に行く時、蛇が嫁にもらいに来た。姫の後を追ってくるので、針を投げると、腹が破れて死んでしまった。蛇の祟りがあるので祠を建てて祀った。
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ヘビ(ゾクシン)
1998年
医療、まじない、禁忌などに関する俗信。蛇を見て指さすと指が腐るという。妊婦は火事を見ると痣のある子を産む。産婦は柿とナスを食べるな、髪が抜ける。尺取虫にたかられたと気付くとすぐ落とす。身体の上下をわたられると命を落とす。蛇の抜け殻を財布の中に入れておくと金持ちになる、髪の毛の真中に入れておくと頭を冷やす。便所の神様は大は右手で小は左手で受け取っているのでつばきをすると口をあけ、口の腫れる病いになり罰が当る、など。
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(ゾクシン),ヘビ
1933年 栃木県
蛇を殺すと祟られるという。
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タヌキ,キツネ,ヘビ
1993年 香川県
狸や狐、蛇をつかせて人を呪うことを、「おこす」と言う。人に憑かせて苦しめ、その後退かせる力がないと、おこした方が患う。おこす方は、恨みがあればよく、修行はいらない。
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ヘビ
1976年 和歌山県
山の神という桜の木の森があった。この森を切ったら蛇が出た。この木を買って焚いたら病人が続出し、赤子がペロペロと舌を出す癖がついた。蛇が地を這うような音が常に聞こえる。祟りだというので祠を建てて祀った。
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ヘビ
1965年 高知県
庄屋の娘が井戸に水汲みに来て、ヘキ(蛙)を呑もうとしていた蛇を見つけ、水をかけて蛙を逃がしてやった。蛇は恨みに思い、武士に化けて娘に通った。庄屋がどんなに用心しても、蛇は節穴から入って通ってきた。ある日、ライ病を患った遍路さんが「菊酒桃酒菖蒲酒を飲めば娘の悪い子種が下りる」と告げた。酒を飲ませて、タライに湯を張り、娘にまたがせたら子が降りて、蛇が孵った。それで正月の若水を汲むときには、かけの魚(カケノイオ)についている松に火を点けて、蛇がいないか確かめなくてはならない。
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ヘビ
1966年 秋田県
禁忌に関する俗信。蛇を指さすと、指がくさる。
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スイカズラ
1979年
人の来ないところで穴を掘って、中に蛇をたくさん入れて神として崇めて遣わせる法である。大方犬神と同じである。これに憑かれると病気になる。憑かれた事がわかれば、宝を送り遣わせると治るというが、それは誤りである。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
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ハメ
1935年 奈良県
蛇をさすと指がくさるといわれている。指した時は唾をはく。
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(ゾクシン)
1976年 宮城県
六月一日は蛇の皮が剥ける日なので、仕事に出ない。これに出会うとよくないことが起きる。
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ヘビ
1966年 新潟県
雨乞いのとき、若い衆が藁で蛇を作って川や用水に持っていき、棒や槍で突いたり叩いたりしていじめる。こうすると、蛇が天に昇って雨を降らせるという。
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ヘビ,(ゾクシン)
1974年 宮城県
蛇を殺すと祟りがある。屋敷から蛇がいなくなると財産が減る。
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