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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

セイレイ
1922年 佐賀県
茶の実で作った油を頭につけると、つけた人の生霊が他人につくといい、これを嫌う。

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イキリョウ
1988年 長野県
生霊がついたことがある。
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チャ,オヘンロサン,(コウボウダイシ)
1977年 和歌山県
昔、茶があまりなかった頃にお遍路さんが来て茶を一杯くれと言った。村人がにんどうの葉でも良いかと尋ねると、なんでもいいと返した。お遍路さんは去るときに杖で地面を三度ついた。次の年から茶に不自由しなくなった。この辺りの茶は「弘法さんのくれた茶」といわれていて、おいしいという。
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イチヂャマ
1996年 沖縄県
生霊が憑いた時には、生霊に向かって「退散しないと糞を食わせて刀で切る」と言って威す。すると生霊は「許してくれ」と言うが、そのときの声は生霊の主の声そのままである。
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アライガミ,ハバカリ,キグルイ,(ゾクシン)
1915年 東京都
洗い髪で便所に行くと気狂いになる、もしくは頭が痛くなるといわれている。少しでも油をつけていれば大丈夫だという。
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キツネ
1975年 福島県
小平集落の女の人が、夜寝る前に髪につけたツメ油が起きてみるとなくなっているということが毎晩続いた。そのうちにその人が行方不明になったので山の中を探し回ると、頭を逆さにして死んでいた。狐が油を舐めたのだろう。その人は狐の子を孕んでいた。
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フジノミ
1970年 岡山県
2月5日は藤の実が走る日。その実が人に落ちるとその人は患ったり死んだりする。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
疣ができたときはなめくじをつけ、後で塩をつける。
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キツネ
1937年 福井県
夜になったので家に泊めてもらった家には白いものを着た死人がいた。油を切らすと火が消えるというので、持っていた油を次々と足していった。後ろからたたかれて気がつくと、芋畑に座って里芋の葉に油を注いでいた。白狐に騙されて油を舐められてしまったのである。
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キツネ
1984年 山梨県
狐が油を舐めたくて油売りを化かし、油売りは「あぶらあ、あぶらあ」といいながら、油を売っているつもりでそこら中にこぼして廻った。
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アブラボウ
1965年 滋賀県
昔湖東の金剛寺に、毎朝本堂の観音様に燈明の油を差しにいく坊さんがいた。ある日坊さんは禁じられた遊びがしたくなり、燈明の油を盗みお金を作った。ところが遊びに出かけようとした時、ふとした病気が元で重体となり死んでしまった。その翌日から山門に坊さんの幽霊が出るという噂が広まった。その幽霊は手に油を持って、本堂に登って行くが、かすかな声で「油返そう、油返そう。わずかなことに、わずかなことに」とつぶやいているという。今でもこの油坊はでるという。
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イキリョウ,ウラミ
1974年
ある人の妻が病気の為その母が巫女に口寄せさせたところ生霊が現れ、約束を破り他の女と結婚したので取り殺すと語った。生霊の素性を問い詰めたら生霊は答えに困り離れた。
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アブラトリ(ゾクシン)
1925年 岩手県
人間の油を取るといわれる油取りがやって来ると、戦争が始まると言われる。
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フナユウレイ
1976年 大分県
船幽霊につけられたという話があるという。
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セイレイ
1933年
生存中と雖も、執念こもる時は生霊となり、精神が遊離して何らかの所業をなすと信じられた。特に平安朝においては、人の生霊は恐れられていた。『今昔物語』『源氏物語』には生霊が人を取り殺すという話があるし、『拾遺お伽草子』には、ある娘が生霊によって知らぬ間に妊娠させられたというような話しもある。
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キモン
1977年 秋田県
鬼門に入り口や戸口をつけてはいけない。つけると病人が続出してしまう。
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(ゾクシン)
1981年 福岡県
婚姻に関する俗信。嫁入りの前に婿方から着物一式・酒と茶を持っていくが、この時良い茶を持っていくと茶と同様に嫁が出ていくと言われていて、悪いお茶を持っていくという、など。
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キツネ
1984年 山梨県
狐は火を嫌う。
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キンキ,チャ
1981年 山形県
茶を一服しか飲まないのはよくない。
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セイレイ,ホトケ
1938年 鳥取県
生霊、仏のさわり。
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カッパ
1975年 高知県
河童に相撲を挑まれた際は、手に唾をつけるとそれを嫌って逃げるという。さもないと人は石や木にぶつけられへとへとになるという。そのほか歯糞も嫌うので噛み付けば正体を現すという。
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アダン
1966年 沖縄県
昔、南風原の神里で、子連れの婦人が子供に食べさせるためにアダンの実を農夫に乞うた。しかし農夫は頑としてこれを拒否した。婦人は「もう次から実をつけるなよ」と言い残し子供と去っていった。それからは神里ではアダンの実が結ばなくなったという。
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