アラフリ 1931年 沖縄県 沖縄の海岸域では、あらふりといって、神女(君々・祝々)が海の中に神となって現れることがある。
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カラス 1966年 沖縄県 今から300年前、玉城村に美しい祝女がいた。しかし薩摩の侍に気に入られ、薩摩へ連れて行かれてしまった。与座、照屋、百名、玉城、富盛、糸満の七村の祝女たちは、彼女を返してもらいたいと侍に懇願したが上手くいかない。そこで祝女たちは、死んだカラスをタライに浮かべて、これが沖縄に向かったら彼女を返す。それ以外であったら諦めるといった。死んだカラスが動くはずもないと思った侍だったが、不思議にもカラスは沖縄に向かい、祝女は帰ってきた。
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テング 1992年 岡山県 木によって天狗の休場という枝がある。こういう木を切れば、必ず祟りがある。ただし神さんを拝んでから切れば良いともいう。今では気にされていない。
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キツネ 1990年 長野県 桜小路のお六という女狐がいた。祝沢から上町へ向かう桜小路にいて人々を化かした。祝沢を渡って買い物に行こうとした人が、急に水が流れてくる音を聞いた。このあたりに川はないのにと思いながら、着物を端折って「深い深い」と言いながら歩いていたところ、向こうから来た人に「何をやっているんだ」と言われた。それでも気づかなかったが、背中を叩かれて正気に返ると、ただの道を歩いていた。
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ジヌシガミ 1961年 鳥取県 毎月1日、15日には必ず松竹を新しくして飾る。そして家に祝事があればオブクをあげる。そうしないと祟る。
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ヤマイヌ 1985年 愛媛県 山犬は、お産祝いの餅や十月亥の子の祝餅を配る子にもついてくる。
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ヘビ 1969年 山梨県 大柴家では、11月の酉の日の、屋敷神を祭る日に、蛇を守る塚も祭る。三代以前の昔、蛇を殺して崇りがあったので、その霊をしずめるために祀った。祝神にお茶をあげ忘れると、夢に蛇が出るという。
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ドクジン 1983年 岡山県 土公神は火の神、イロリの神、カマド神、作神、牛の神、家の守護神であり、一家の中心的な神である。大黒柱や炊事場の付近で祀っている。
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ギョウジャ,ギョウジャサマ,(キトウシ) 1989年 長野県 祈とう師のことを行者あるいは行者様という。病気平癒・地祭り・方角・祝殿の祭りや屋敷神の祭り・悩み事・祟りごとのあったときに願う。八部の経をあげるという。
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ヤマノタタリ,カミノアソビギ 1966年 群馬県 神のまれ木、おぼしめし木、神の遊び木というような木を切る場合は、神にその木を下さいとお祈りしてからでないと罰があたる。三又の木を切って死んだ人がいたが、その前ぶれとして、風もないのに家がゆるがされたり、クー!という音がして頭を蹴るような勢いで吹いてきたりもしたという。
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カミサマ 1973年 富山県 カモ木は神様が遊ぶところなので切らない。
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ヤマイヌ 1983年 愛媛県 油袋の山犬は、お産祝いの餅や亥の子の祝餅を配る子供の股をくぐったり頭上を飛び越えたりしてついてくる。
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ヤマノカミノトマリギ 1967年 大分県 山を伐り払う時、その山中の木で第1枝が北に向かって逆枝になっている木があればその木が何の木であっても山の神の泊木といって伐らない。
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アンバサマ 1939年 福島県 まんなおし(不漁直し)にはあんば様に祈願する。大漁祝の時はあんば様を祝う。
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ギライノカミ,テルコカミ,ネリヤカミ 1986年 沖縄県 「君祭り」では神女自身が神になって祭礼を執行する。テルコ神、ネリヤ神が神女に乗り移り、シャマニスティックな神遊びを展開することを指す。加計呂麻島のオモリの中には「テルコ神、ネリヤ神と相手になって遊ぼ」とある。
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タタリ 1929年 東京都 切ると病気になるといわれていたナンジャモンジャの枝をある男が切ったところ、疫病におかされた。
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ヲサキキツネ 1933年 長野県 大崎様と称する祝神があり、ヲサキ狐を祀ると伝えられている。ヲサキ狐は養蚕のとき蚕を盗んだり善いのと悪いのを交換したりする。
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(ハノカミサマ) 2000年 新潟県 水の神、農耕の神として祀られていた九頭竜神社は、歯の神様でもあった。
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カンジョガミ 1956年 一般には、厠神または便所神という。この神に行き逢うと、転んで気絶することがあるという。
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サスガミ 1956年 一般には、厠神または便所神という。この神に行き逢うと、転んで気絶することがあるという。
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ジャシン 1918年 愛媛県 頭が猿、足が犬で尾が蛇である怪獣を切ったところ、各部分が別のところに着き、蛇神・猿神。犬神となった。その後狐つき等も入ってきた。蛇神の憑く家系があったが蛇の嫌いなものを撒くと、帰るといって離れていく。
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