キツネ 2003年 山梨県 十郎という人に化けたキツネがいたずらを繰り返していたが、村人は祠を建て、祀ったら、いたずらをするのを止めたといわれる。
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ツチノカミ 1986年 沖縄県 土のカミには、上・中・下の3神があるといわれている。
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データラブチ 1992年 群馬県 昔巨人が榛名富士を作ろうと土を運んでいた途中で夜が明けたので土を掘り出して帰った。その土がひともっこ山である。
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ムジナ 1934年 静岡県 ある大家の全盛時代に不思議な男が雇われていた。どんな暗礁も未知の港も易々と乗り入れることが出来た。その男があるとき、犬に噛み殺されたが、男は狢が化けていたのだった。殺したのはいちもつの犬という顎に針のような長い毛が1本生えた名犬であった。それから、この大家は廃れる一方であったという。
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ヌエ 1930年 愛媛県 愛媛県で伝えられていることには、射芸の大家であった源頼政は、鵺を退治して、功名をたてた人だということである。
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タヌキ 1981年 三重県 狸がいたずらをする。夢を落として人を吊り上げる。
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アヤシイモノ 2000年 沖縄県 夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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ヤクシサマ 1990年 長野県 下金井のお薬師様は女性だといわれ、子供の神様であり、子供がどんなにいたずらしても罰が当たらないという。但し、大人がいたずらすると罰が当たった。いたずらをして泥だらけになって薬師様と遊んでいる子を叱った大人が病気になったという。
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ノヅチ 1968年 奈良県 若い娘がワラビ採りに行って、ナメクジの大きいような太く短いぬめぬめした蛇を見た。あとで他の大家の人に聞いて、ノヅチだと判った。
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イタチノツチカケ,イタチノスナカケ,ヤマミチノカイ 1982年 新潟県 山道を歩いていると急に上からパラパラと砂をかけられるが、これはイタチの仕業でイタチの土かけ、イタチの砂かけ、とよばれている、山道の怪である。
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ドチュウノフナ 1974年 文化10年の頃、拝領した植木鉢の土をひっくり返してみると、いささか動くものがあった。何だろうと思って土を洗ってみると鮒だった。3年も水から離れて土のなかに入っていたことになる。
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ドクジン,ドコウジン,(ゾクシン) 1972年 岐阜県 土公神さんは土の神様である。春はカマド、夏は井戸、秋はカド(門)、冬は庭(土間)にいるから、そういうところにお茶を捨ててはいけないという。土を取るときは、祟りがないようにお祓いをしてもらうという。
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イタチヨセ 1964年 福島県 村の若者連が集まった折、おもしろ半分にいたちよせをした。2里、3里も離れたところからいたちが寄ってくるという。まずより人を定め、これを中心としてその周囲を囲み、「おんしょうしうそわか、おんきりかたやそわか」と繰り返し唱えるうちにいたちが寄ってくる。より人は膝の上に両肘をつき、しゃがんだままはねまわる。すると周りの人は「どこから来たいたちだ」「どこどこの沢から来た」などと問答する。いたちを寄せるのは易く、離すのは難しい。離す唱詞があるともいい、いたちのついた人をそのまま放っておけば、くたびれた様子で座り込み、あるいは倒れて、しばらくするといたちはのくという。
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ヤマワロ,ヤマンタロウ,ヤマンワッカシ 1985年 熊本県 山童が馬にいたずらしている時は仏壇の香炉の灰をかけると離れる、山仕事の道具を盗まれないようにするには金物につばをかける、鋸を立てたり墨壷の糸をめぐらせると小屋に山童が近付かないなど山童のいたずらを防ぐまじない。
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キョジン 1993年 三重県 巨人が江州から土を運んだとき、もっこから落ちた土がモッコ山になった。
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イタチビ 1979年 いたち火が祟るということもあり、「たちばかりぞ月にちろめくさよふけば心かけよの火の巡り」という歌もある。
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コウシンヅカ 1934年 東京都 家に入口をつける時に、土を取り除いたが、その土が庚申塚にかかったためか、子どもが肺炎から疫痢になった。お詫びに土止めをしたら、子どもは回復し、命を取りとめた。
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テング,オシヤゴジザマ 1931年 長野県 十歳頃の子が何処へ行ったのかわからない。村中で探したが見つからなかった。夜明け前探していた人たちが家に引き上げてくると、家の中の馬屋の中にいた。村の人たちはおしゃこじ様が隠したのだといった。天狗様のいたずらだともいった。
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マメダヌキ 1966年 香川県 昔から豆狸が棲んでおり、いたずらをする。夜寝ていると人を起こしに来る。だまされて家の外に出た人は、あちこちを歩きまわり、気がついたときには思いがけない所で寝ていたり、人に声をかけられて気がついたりする。
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ダイダラボッチ 1992年 静岡県 昔巨人が富士山のような山を千頭に作ろうと土を運んでいた。夜明けが近くなったので土を掘り出して行った。その土が丘となって残っている。また大井川を一跨ぎにして水を飲んだ時の足跡が遠州と駿河にそれぞれ足窪と名づけられ残っている。
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ヤマンバ 1985年 鹿児島県 母親を食べたヤマンバは、その子供たちも食べようと母の姿に化けて子供たちの前に現れる。しかし、異変に気づいた子供たちは逃げ出した。途中、魂となった母が子供たちの姿を隠したので、子供たちの命は助かった。
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