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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

リュウ,ダイジャ
1995年 新潟県
ヤマノカミサン(トンチボ)に礼をしようと思い、カミオロシをすると便所、電気、井戸が欲しいといった。感じる場所があり井戸を掘ると龍(大蛇)の骨が出た。630年前に崖崩れで埋まったのだが、世に出たくて掘らせたのだとアリガタヤの師匠が言った。子々孫々の代まで困ったことがあれば相談に来いといった。

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ムジナ,トンチボ,ヤマノカミサン
1995年 新潟県
足し算引き算もできない息子がラジオ屋になりたいというので、石倉大明神に1年7ヶ月願をかけた。ある晩枕元にでっぷりと太った女の人が現れた。息子は一人前になり、石倉さんにお礼を伺うとカミオロシで便所、電気、井戸が欲しいといった。イシクラさんで井戸はどこに作ろうかと思っていると感じる場所があり、そこを掘ると大蛇の骨が出た。イシクラさんの水は難病を治すという。皆はトンチボというが、息子のことも治してくれたのだし、ヤマノカミサンと言わねばならない。
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イド
1930年 茨城県
この村に新しく井戸を掘ると、変を生じるといって、誰も掘るものがいないという。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊は井戸に出る。
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イド
1930年 神奈川県
ここの氏神である井野明神はなぜか井戸を掘ることを忌むので、この村には井戸が無い。
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カナガメ
1982年 新潟県
昔、井戸の中へ埋められたかながめが「世のなかへ出たい、出たい」といって、権兵衛家の家の井戸から火になって燃えて出る。
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(タタリ)
1976年 大阪府
浪華、小橋村西南下至土原の磐船山の天探女命が磐船に乗って天降ったというこの地を、元禄年中から新田開発し井戸を掘ったところ、どこを掘っても磨いた大石の平面に突き当たった。井戸を掘った者は、忽ち病気になり悩乱した。人々は驚き恐れ、井戸を掘ることを止めたという。
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ジゾウ
2001年 奈良県
昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
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(サンジュウサンネンチチュウデイキタヒト)
1975年 長野県
信州浅間ヶ嶽辺で百姓が井戸を掘っていると、2丈余り掘っても水が出ず、なぜか瓦が出てきた。奇妙に思い更に深く掘ると土蔵の屋根を掘り当て、中に5、60才の人間が2人いた。彼らは33年前の山崩れで閉じ込められ、他の4人は死んだが、彼らは中にあった米や酒で生き延びたという話だ。
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フルイド
1965年 愛媛県
昔庄屋の庭にあった古井戸で、女中が入水自殺をした。数年前まで古井戸はあったが、田にするために潰した。古井戸の付近は、何度石積みをしてもすぐに崩れるという。
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トンチボ,ヤマンカミサン
1995年 新潟県
シュウオトヤ(婆さん)が弘法峠でトンチボに憑かれた。熱い鍋に手を入れるようなしぐさをしたり、窓に立ち小便をしたりする。風呂を嫌い、握り箸で物を食べる。医者に見せるとチュウキと言われた。アリガタヤに拝んでもらい、餅、魚、酒などをヤマノカミサン(トンチボ)に供してよくなった。
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コエ
1995年 滋賀県
井戸掘りが自慢の高慢な男が堂宇の井戸掘りを命じられる。しかし、男がいくら掘っても水が出ない。五十尺あまり掘ると、底から「しおん(四恩)や知れ」と聞こえた。男は逃げ出したが、南嶺和尚に四恩の意味を諭され改心し、新しい井戸を掘ると水が出た。
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オンナノヒトノユウレイ
1990年 香川県
いま小学校のところは昔お宮で大きな森があり、カボソが出て化かしたりした。そこに井戸があり、日照りでも水が枯れず、弘法大師の井戸と言われていた。その井戸には、一生懸命に水を汲む女の幽霊が出た。
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イド
1930年 茨城県
ここでは古くから井戸を掘らない。ここは鹿島神宮の大鳥居があるところで、掘ると必ず凶事が起こると伝えられている。
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サケ,イド
1967年 福島県
昔、勿来に孝子がいた。母親が酒好きであったが、貧乏なので飲ませることができない。それを悲しく思いながら、ある日家の後ろに井戸を掘った。すると酒のような水が湧き出、それがたいへん良い酒だったので、母親に飲ませて喜ばれたという。井戸を掘った鍬は出蔵寺にあるといわれ、大同2年にこの寺が建立されたときに、縁起が良い鍬として地ならしに使われたという。また、井戸は現在酒井関根の蛭田源右衛門という人の屋敷裏に跡が残っているという。
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オオツカノタタリ
1932年 愛知県
長久手の合戦時の古城跡にある大塚は、武具が埋まっていると噂された。この塚を掘ろうとする者は多くいたが、いずれも雨が降り続いたり、怪我人が出たりして、最後まで掘ることはできず、大塚の祟りと噂された。ある旅の僧が供養の石碑を建てるために掘ると、骸骨ばかりが出て来た。武具を掘って売った連中は、みな惨死したり、貧乏になったりしたという。
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イドノカミ(ゾクシン)
1923年 京都府
井戸の神は、井戸の上で話をしていると引っ込んでしまう。
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コウボウダイシ
1930年 福島県
昔、弘法大師が巡錫してきて水をくれと頼んだが、意地の悪い老婆がこの村には井戸が無いと答えた。その後、井戸を掘っても塩水しか出ず、飲み水にはならなくなったという。
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ボウズヅカ,キンノチャガマ
1936年 京都府
坊主塚に埋められた金塊を掘り当てようとすると、金の鳥が飛び立って盲目になった。その一家も零落した。また埋まっているのは金の茶釜で、掘ろうとすると鳴るのだともいう。
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(ゾクシン),イド
1935年 山口県
井戸を埋めてはいけない、井戸を埋めると目が悪くなる、という。
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イド,マモノ
1941年 朝鮮
平南中和郡看東面干支井里の井戸の話である。昔ある老人が村に辿り着いた時に、山の麓の清水がとても美味しく、掘り続けて井戸を作った。その水は日照りでも涸れることはなく、そのまわりに街ができた。しかしその井戸に魔物がもぐり込み、人々を捕らえては手足を引き裂いて水に流したりしたので、人々は立ち去った。老人はその井戸を埋め、その側に新しい井戸を掘った。するとまた人々が集まってきた。老人が干支という名だったので、「干支井里」と言う。また埋めた井戸の跡からは今も洪水の時などは清水が湧く。
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ニジノネ,オウゴン
1937年 秋田県
虹の根を掘ると黄金が埋まっている。
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