ダイジャ 1932年 岐阜県 昔、ある青年が嫁ケ淵で会った娘と結婚した。嫁は懐妊したが、夫に出産を見ないように頼んだ。しかし夫はひそかに見ると、大蛇が子に乳を与えていた。大蛇は嫁ケ淵の主だった。
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ダイジャ 1928年 奈良県 お亀という百姓の妻が、毎日化粧をして家の傍らの井戸に映してみていた。次第に人間ではない姿になり、亀山の池に入ってしまった。その池はお亀池という。
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ゴシキガハマ 1974年 京都府 五色ケ浜に漂着した若い女の水死体が抱いていた赤ん坊は、五色ケ浜の小石を手にすると泣き止んだ。赤ん坊の死後、五色ケ浜の小石を持ち帰る者は激しい腹痛に襲われたが、「子どもや、おまえの石をもろうて行くで」と唱えるようにすると腹痛は起きなくなった。
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メン 1956年 鹿児島県 河童のことを種子ケ島ではメンと呼ぶ。
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レイバイ 1928年 諸国に化粧清水というものがある。これは佐用姫、もしくは和泉式部が水鏡をして化粧をしたという伝説が有るものである。佐用姫や和泉式部は霊媒をした巫女なので、民衆を信じさせるために名前を用いられたのだという。
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タテエボシ,カガミイワ 1977年 三重県,滋賀県 鈴鹿峠の旧道にある鏡岩は、昔立烏帽子がこの岩に向かって化粧をしたと伝えられている。
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カガミイワ 2002年 滋賀県 鏡岩のおかげでうまく化粧ができて、幸せな結婚ができた女性が多くいるという。
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トキワゴゼン 1973年 奈良県 産ケ淵は、たらい淵、常盤淵ともいい、常盤御前がこの岩のくぼみで牛若丸に産湯をつかわせたという。
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ケチヤマ,ケヤマ 1955年 静岡県 ケチ山(ケ山)を買うと災難があるといって、普通は買わない。
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クチサケオンナ 1986年 鹿児島県 口裂け女は目が釣りあがり、髪の毛は長くぼさぼさである。また爪が長く、化粧の粉を振りまいたような白い顔をしている。
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アマゴイ,オオガニ 1954年 石川県 若宮から酒樽に紅白の布を結び化粧箱に白粉、口紅を揃えて、塩で身を清め、太鼓を打ち鳴らしながら、作物を淵へ投げて雨乞いをする。淵の主は大蟹で、時々娘の姿をする。
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サケノミワラシ 1980年 京都府 童子ケ森には酒呑童子の首が飛んできて、その首を埋めたところだと言われる。
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ツチノコヘビ 1965年 奥越大野近郊の鳩ケ湯付近でもその話を聞いたりした。
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マショウ 1975年 愛媛県 正月16日には、猟場が魔性に見えるという。獲物がよく取れるが、同時に人が猪に見えたりもするので、怪我をするものが多いという。
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チンショウ 1974年 長野県 鐘ケ渕では泳いで沈鐘の上にゆくと底へひきこまれるという。
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オイタルキツネ 1980年 古塚狐の詩によると、老いた狐が変化するときは頭が雲鬟に変わり、顔面は化粧されている。大きな尻尾は長い紅の裳となって乙女へと化けるのだが、男に化けると失敗する。
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キツネ 1995年 山形県 昔は、魚を持って帰ると、きつねが人間に化けて「風呂はいれ」と誘った。水に入っているうちに、魚はなくなっている。
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キツネ,オナバケイナリ 1922年 茨城県 女化稲荷の伝説がある。男が猟師に狙われていた狐を助けた。狐は男の家に女に化けてやってきて、2人は夫婦になった。3人の子を産んだが、ある日子供が「お母さんは尾が生えている」と言い出し、母は遺書を残して姿を消した。男は原の稲荷へ行って、家に帰ってくるよう頼んだが、狐は答えなかった。それ以来その原を女化原という。例の男の家筋は今もあり、何となく狐に似ているという。
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カニノヨウカイ 1977年 滋賀県 かにケ坂に現れた蟹の妖怪が旅人を悩ましたため、弘法大師に圧伏された。
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オジョロウサン 1988年 富山県 縄ケ池の大きな石に、天気の良い日はお女郎さんがひなたぼっこしている。
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サンダ・ヌ・イケ 1931年 沖縄県 平得村はもともと、サンダの池畔にあった。ある日、二人のお百姓が池で釣りをしていた。ひとりは獲物が多く取れたので家に持って帰り、再び池に向かった。そのとき、いっしょに釣りをしていた友達は火に炙られ、焼死体になって転がっていた。
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