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検索対象事例

ツエ
1925年 東京都
谷中の領玄寺に、日享上人が皮付きの桜の杖を刺した。この杖は桜の木になり、会式桜と称し、毎年旧10月の会式の頃に咲いた。

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ツエ
1925年 愛知県
宝飯郡の西漸寺に法然上人が行脚して寺に48夜留まり、桜の枝(杖)を逆さに刺したところ、この杖が桜の木になり、逆さ桜と呼んでいる。
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セチエサクラ
1983年 愛媛県
伊予国和気郡山越村に、毎年正月16日に桜がある。伝えるところによると、この近くに了恩寺という寺があり、住僧が桜を愛していた。しかし1年して病に臥し、今年はもう桜をみる事ができないと木に向かって嘆いたところ、翌日にことごとく咲いたという。そこから十六日桜ともいう。
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ケチミャクザクラ
1931年 北海道
松前城本丸に隣り合った寺の光善寺と龍雲寺があり、この2本の桜の根はつながっているといわれる。この桜には伝説があり、昔、お芳という娘が芳の山から手折って持ち帰った桜が成長したもので、一重桜に八重の花が咲いたという。ある時、この桜に血脈がかかっており、誰も取りに来るものがいないので、桜の霊魂が血脈を頂いたのだという噂がたった。
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ツエ
1925年 岐阜県
郡上の上保村専龍寺に泰澄大師の杖が成長した桜がある。この桜を泰澄桜という。
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ナエシロサクラ
1987年 長野県
堂の山の墓にある苗代桜の枝を,邪魔だといって切った人は病気になったという。この桜は,六川長三郎勝家が神から授かって植えたものとされ,この桜が咲けば苗代を作ってよいとされた。
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サクラ
1975年 愛媛県
昔、竜岡木地から奈良原神社へ行く参道には、桜の古木がすらりと並んでいた。この桜を切ると、祟りがあるといわれている。山の持ち主が桜を切って売ったところ、その人の家は没落してしまったという。
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ツエ
1925年 和歌山県
熊野の山奥の請川と日足の村境に、請川の住民が朝鮮征伐のときに持ち帰った杖を刺したところ、成長して桜の木になった木がある。高麗桜ともいう。
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サクラノエダ
1967年 福島県
昔京都のある寺のお坊さんが両竹まで来た際に、朝日山にさしかかったところで飢えと疲れのため桜の杖を地に立てたまま力尽きた。後になってこの杖が芽吹き、大木になり花を咲かせるようになった。花の芯が黒いので、土地では墨染め桜と呼ぶ。
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サクラノツエ
1967年 福島県
治承4年10月、信夫庄司佐藤元治が、嗣信・忠信の2児を義経に従わせるためここまで送ってきて、子らに名を重んずべきことを説き、桜の杖を地に刺し、「わが子が君に忠であれば生きよ、さもなくば枯れよ」といったと言う。後にこの桜は繁茂し、庄司戻し桜とも言っていたが、今は枯れてなくなっている。
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ツエ
1925年 兵庫県
明石の人丸社に座頭が参詣して祈請したところ、眼が開いたので、不要になった杖を庭に挿した。翌春、その杖から芽吹き、花が咲き、桜の木になった。
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シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その桜の木に傷が付くと、血が流れ出たという。
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ツエ
1925年 山梨県
日蓮が金桜神社に参詣するために滞留したとき、丈杖を地に刺したところ、後に杖から枝葉が生じて竹となり、宮本の逆さ竹といわれている。
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フダンザクラ
1940年 三重県
白子山子安観音の境内に桜の古木がある。この桜は四季花を絶やしたことがないという。昔、寺が火災に遭ったときに桜だけが一本芽吹いていた。聖徳天皇がこれを聞いて南庭に植えるよう命じたが、一夜で枯れてしまった。天皇は不思議に思って、これを観音寺へ再び返したという。不断桜の葉は妊婦の安産守りになる。葉が裏向きであれば男の子が、表向きであれば女の子が生まれるといわれている。
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サクラ
1975年
相模藤原橋の際の土屋相模守の屋敷で、桜の枝で畑の囲いをしていたところ、その枝に桜が咲いた。
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ツエ
1925年 栃木県
泣村と呼ばれる池に、源義経が立てた杖が成長した桜の老木があった。
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ツエ
1925年 鹿児島県
坊津に近い野間に近衛桜がある。この桜は近衛関白信輔が遊びに来たとき、立て置いた杖が成長したものと言われている。
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ツエ
1925年 長野県
更級郡佐野の薬師堂に、西行が参拝したときに、池の畔に刺した杖が成長した桜がある。
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ニチレン,シミズノサクラ
1935年 山梨県
文永11年閏5月17日に日蓮上人がこの村を通過しようとした時に、大変のどが渇いたので、持っていた桜の枝を地に打ち込み、祈願を込めたところ忽ち清水が湧出したという。その桜は根付いて木になったという。
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カネ
1982年 宮城県
熊ん堂淵に桜ん子の浄勝寺の鐘が大水で小泉川を流れてきて入っているといい、「桜ん子恋しガンモンモン」と鳴る。
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ムジナ,サクラヒメ
1984年 新潟県
海潮寺にまつってあるムジナを人々は桜姫といった。本堂が傾いたことがあり、総がかりで引っ張ったがびくともしない。住職が桜姫のところへ行って頼んだらすぐに元通りになった。
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シンダイサクラ,ニチレン
1935年 山梨県
新富村の実相寺境内に日本武尊が自ら植えたとされる桜があるが、日蓮上人がこの地に来て、この桜が衰弱しているのを見て樹勢回復を祈願したところ、不思議にも木は繁茂したという。
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