キツネ 1982年 宮城県 田圃から稲を馬車で運ぶ帰り、狐に化かされて遠回りしてしまった人がいる。
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キツネ 1993年 岩手県 牧場に放していた馬がいないので探して歩いたが、戻ってみると元の場所にいた。狐に騙された。
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キツネ 1938年 青森県 狐にだまされまいとした者がいたが、結局はだまされて、馬の糞を食わされた。
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キツネ 1975年 宮城県 馬で魚を買いに行った帰り、立派な身なりをした腹病みの女にあったので馬に縄でゆわえつけた。夜が明けると狐の姿になったので悪さをするなとさとして縄を解いた。夜中になって「ほいほい」と声がするので、次の朝見ると一晩のうちに田が三反耕してあった。
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キツネ 1982年 宮城県 田植えの手伝いを頼む人が見つからずに困っていた人が、子どもが狐をいじめているのを逃がしてやったら、狐が田植えをしてくれて、その年は豊作になった。
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キツネ,カジ 1939年 青森県 畑にいたずらする狐を松葉でいぶして殺した。間もなく百姓の家は火事で丸焼けになった。
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キツネ 1982年 宮城県 農仕事を手伝って米や魚を貰った人が狐に化かされて田圃の中を歩かされ、米や魚を石や砂や泥とすりかえられた。
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キツネ,メラシ 1939年 青森県 狐が女に化けて老夫婦をだまそうとするが、正体を見破られる。あまりに畑を荒らすので、この狐は殺されて、爺様の衿巻にされた。
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キツネ 1951年 長野県 田植えが遅れて困り、妻がその事を夫に話すと、そんな事はなんでもないとの答えだった。翌朝見ると、乱雑ながらすっかり田植えが終わっており、畦に狐の足跡がたくさんついていた。
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キツネ 1978年 山梨県 女の人に誘われて牡丹餅を食わされた。気がつくと、田んぼの中で馬糞を食っていた。狐の仕業。
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キツネ 1939年 青森県 荷馬車曳きの男が自分の家の前に馬をつないで届け先を訪ねまわっていたが、実は狐にだまされて国道の電信柱に馬をつなぎ、松林の中を歩いていたことに夜が明けてから気付いた。
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キツネ 1984年 山梨県 狐に化かされて、馬糞をぼた餅だといって食べさせられたりした。
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キツネ 1938年 長野県 車夫が狐にだまされて、一晩中畑の中を歩き回る。狐を追い払うと車夫は正気になった。
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キツネ 1982年 宮城県 ある人が狐に化かされて、畑の稲穂を川だと思わされて泥だらけになっていた。
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キツネ 1960年 三重県 爺さんが薪を馬の背に乗せて運んでいたら、狐が馬の背に飛び乗って悪戯をした。爺さんは狐を縄で縛り、家に帰ると、狐の姿がない。狐は家の中に入っていた。狐は仏様に化けて仏壇に隠れたので、爺さんはご飯で狐を誘い出し、狐が食べようとしたところを手斧で叩いた。
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キツネ 1995年 長野県 お大尽の息子が遠足に行き、おにぎりをほしがった狐に化かされて、おにぎりと牛馬の糞を交換させられた。
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キツネ 1982年 宮城県 田植えの済んだ田圃に悪戯をした狐が捕まり、殺すか殺すまいか議論になったが、助けることにした。田植えのしなおしを準備していた夜、狐が大勢来て夜の内に田植えが終わっていた。その後も狐がその田を世話してくれて、その年は豊作になった。それからその家では明神様として狐を祀り、田植えの日にはご馳走をあげている。
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キツネ 1926年 長野県 ある女を女中に雇った。明日田植えの日、女中は狐の姿になって昼寝していた。悟られた狐は突然姿を消した。翌朝、田には苗を逆にして植えてあり、狐のたたりを恐れてそものままにしておくと、その秋は豊作になった。
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キツネ 1977年 青森県 1935年頃のこと。牛の喧嘩(闘牛)の帰り、小雨降る午後七時ごろだったが、沢のところで狐を見て、雑草を刈ったつもりが、大事な栗の木を伐っていた。狐に化かされたらしい。
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キツネ 1938年 福井県 前からきた娘に牡丹餅をもらって食べると、それは馬糞であった。翌日、やって来た母親を馬に乗せて縛り付けると、正体を現したのは狐であった。吊るされた狐が命乞いをするので、尻に焼印を押して放した。以来、狐が出なくなった。
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