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検索対象事例

コウボウ,トウジ
1949年 岐阜県
老婆の足がスリコギなので、弘法がアヅキガユを所望し、老婆に畑のものを盗ませて、その足跡を雪を降らせて隠したと言われている。11月21日のことである。

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コウボウダイシ
1951年 兵庫県
旧暦11月23日はニジュウソウの日だが「スリコギカクシ」とも言う。この日、弘法大師がやってきて貧乏な老婆に宿を求めた。老婆は稲架に掛けてある大根のホシナを盗んで食べさせたが、老婆は足が踵だけのスリコギだった。それで大師が雪を降らせ足跡を隠した。
類似事例

コウボウ,トウジ
1949年 岐阜県
冬至の日は、弘法が様々に姿を変えて村々をめぐり、田畑の成り物をとって貧しい人々に与える。その日、必ず雪が降り、その足跡をかくす。なお、弘法はスリコギ足であったともいう。そのため、アヅキガユをすり鉢に盛って、スリコギが隠れるようにして供える。
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タイシサマ
1934年 長野県
太子様という方が11月24日に粥が食いたかったが、煮る薪が無いので、村で盗んだ。その足跡を隠すために、雪が降ったのが元で、この日は必ず雪が降る。
類似事例

コウボウサン
1975年 愛知県
足が木の老婆のところに旅人が来た。泊めて欲しいというので貧乏だから泊められないと言うと、車屋から食べられるだけ取ってこいと言われた。足が木なので跡が判ると言うと、旅人は雪を降らせてやると言った。老婆の木の足跡は見えなくなった。旅人は弘法さんだったという。
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コウボウダイシ
1989年 長野県
11月23日はタイシッコーといい、大師様を祀っている。ある時、弘法大師が乞食の身なりで一夜の宿を乞うたが、泊める者がなかった。村外れの貧乏で足が不自由な老婆が泊めたが、家に食べるものがないので隣家の稲を盗んで粥を作った。雪の中に足跡が残ったので、大師は雪を降らせてそれを消した。以来、この日の晩は少しでも雪が降るという。
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ダイシサマ
1982年 山形県
11月23日を過ぎると雪がどっさり降り、これを跡隠しの雪という。これは、大師さまが火傷で足が不自由になり、その足跡を隠すためという。
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ダイシ
1984年 新潟県
大師が唐の国から種物を盗んで帰るとき、追いかけられたが、雪が降って足跡を隠したので日本に帰ることができたので、オダイシコの日は雪が降る。
類似事例

ダイシサン
1984年 新潟県
大師さんが貧乏な人のために大根を盗んで、その足跡を隠すために、オダイシコの日は雪が降る。
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ダイシシンコウ,コウボウダイシ,デンギダイシ,シモツキダイシ,デンギダイシノアトカクシ,スリコギダイシ
1983年 岡山県
大師信仰の要素を供えてはいるものの直ちには弘法大師に結びつかないものとしては、デンギ大師や霜月大師などと呼ばれるものに関するものがある。旧11月23日の夜には必ず雪が降り、それはデンギ大師の跡かくしと言われる。デンギとはスリコギのことである。この日には大師に宿を頼まれるが、食べ物がないからと言うと粟や大根を盗んで来いと言われ、足がデンギだからすぐ分かると言うと、ならばその足跡を隠させようということで雪を降らせたのだと伝えられている。
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ダイシ
1934年 長野県
信心深い老女が、11月23日の晩、大師に差し上げる物が無くて、芋大根を他人の畑から盗んできた。老女の足がデンボ(びっこ)だったので、発覚して罰せられないように、ダイシが雪を降らせて足跡を隠した。
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ネコマタ
1931年 香川県
老婆がかわいがっていた猫が年を経て猫またになった。猫または老婆を食い殺し、自分が老婆に化けていた。猫または老婆の息子に斬り殺されると、元の姿に戻った。
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イッポンアシ
1975年 愛媛県
雪の降る日に一本足が来るという。雪の所々に穴があくのを一歩足の足跡と言う。
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(ババギツネ)
1979年
むかし、ある老婆が手拭を持たせて、老婆が声をかけると手拭が消えてしまった。大久保彦左衛門という人が、絶対取られないといいながら老婆に挑んだところ、老婆は、手拭を取る時にこの男は手を一緒に切ろうとしているので、取らないといった。
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ダイシシンコウ,コウボウダイシ,デンギダイシ,シモツキダイシ,デンギダイシノアトカクシ,スリコギダイシ
1983年 岡山県
大師信仰の要素を供えてはいるものの直ちには弘法大師に結びつかないものとしては、デンギ大師や霜月大師などと呼ばれるものに関するものがある。旧11月23日の夜には必ず雪が降り、それはデンギ大師の跡かくしと言われる。デンギとはスリコギのことで、この夜にはそういう足をした大師がやって来て宿をこうのだが、その醜い足跡を隠す為に雪が降るのだと言われている。
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ダイシ
1970年 岡山県
11月23日は大師講。昔、片足の女のところへ大師が来て1夜の宿を乞うた。女は接待をするためにハデの米を盗んで団子を作った。そのときの足跡が残り、それをかわいそうに思った大師は雪を降らせて足跡を消した。それなので今でもダイシコの晩には雪が降る。
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ユキニュウドウ
1979年 岐阜県
雪の降った翌朝、新雪の上に大きな足跡があることがある。雪入道の足跡だという。
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ダイジャ,マショウ
1991年 香川県
高清左衛門が20間余りもある大蛇を鉄砲で撃った。大蛇の逃げた先にいた老婆を大蛇の化身と考えた彼は、老婆を撃ち殺した。彼が老婆の家の家人や近所のものに殺されてしまうと、老婆に化けた魔性は正体を現した。
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ヒノタマ
1939年 新潟県
老婆が財産を人に貸していた。その老婆が突然亡くなると、毎晩その家のいちじくの木の根元から火の玉が上がったと言う。それは財産などが心配で成仏していない老婆の魂ではないか。
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ダイシ
1934年 京都府
貧しい老女が、11月23日の晩、ダイシに差し上げる物が無くて、人の田の稲を盗み、団子を作って出した。老女の足がすりこぎのようだったので、ダイシが哀れんで雪を降らせて足跡を隠した。
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コウボウサマ,アシアト,イシ
1971年 福島県
弘法様の足跡のついた石が今もある。
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コウボウダイシ
1934年 広島県
弘法大師が、雪の夜に癩病の病人の姿で宿を乞い、大根蕪の入った汁が食いたいといって、自ら雪の中野菜を盗みに出た。主人が雪に足跡がついて露見するというと、呪文を唱えて、おおいに雪を降らし足跡を隠した。
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