ヤマンバ 1929年 長崎県 12月20日は山姥の洗濯日だから、洗濯をしない。25日だとも言う。
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ネズミニオサレル,ボウレイ 1960年 大阪府 昭和25年11月2日の午後2時、うつらうつらしていると鼠が部屋に入ってきたと思ったのに、探してもいない。襖に手をかけると亡霊に引っ張られたような感じがした。
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コトサマ 1950年 新潟県 2月8日はこと様が山から出てくる日で、12月8日は山に帰る日であるという。
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ヤマノカミ 1963年 大分県 旧暦12月16日または20日を山の神のミソつき日、1月16日または20日を山の神が木を勘定する日と言って山仕事を休む。この日に山へ仕事に行くと山の神の害を受けると言う。
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ミカリバアサン 1959年 神奈川県 12月1日に来る。シマツの神様で、団子をついて上げた。
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ミカリバアサン,ヨウカドウ 1959年 神奈川県 ミカリ婆さんは12月1日に来る。火をくわえ飛んで来て土に落ちた米粒まで拾うので、火事が出ないように団子をつき、一つ目の婆さんが嫌う目の多いざるなどを戸口に掛ける。箱根までは飛んでいくが山にぶつかり海に落ちるのでそれより西には行かない。
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(ゾクシン) 1979年 徳島県 年中行事に関する俗信。正月15日のサギッチョあるいはとんと焼くと呼ばれているものの火で身体をあぶると、夏やせをしないといわれている。盆の15日に川に行くと、ガキ仏に足を引っ張られるといい、子供たちは水遊びにいかない。12月20日は山の神様が植えた木を数える日で、1月20日は山の神が木を植える日なので、木を切れないという、など。
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タノカミ,ヤマノカミ 1977年 山形県 10月15日、16日は田の神が山の神になる日。田の神団子を作って米びつの横に供える。臼を杵で叩いて音を出す。
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キツネノヨメイリ 1979年 岐阜県 雨が降っているのに日が差すと、狐の嫁入りがあるという。
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フジュクニチ,サクモツキンキ,(ゾクシン) 1915年 福島県 旧暦1月4月7月10月の子の日、2月5月8月11月の午の日、3月6月9月12月の酉の日を不熟日といい、この日に種蒔きと植付けをしてはいけない。この日に作って出来たものは、不幸の時の食物か病人の食物になるという。但し、一向宗では忌まない。
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レイム,スガカミ 1977年 先祖伝来の菅原道真真筆があり、毎年正月25日に祭礼をしていたが、3年間ほど途絶えたことがあった。宝暦2年正月25日の夜丑三つ時、主の夢に菅原道真の神影が現れ歌を詠んだ。ありがたいことだと、以降毎年正月25日には祭礼を行うようになった。
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オヤダマサマ 1943年 鹿児島県 オヤダマ様は11月28日の晩に来て、12月6日の月が出る頃に帰る。海に帰るので、6日の晩には磯へ行けない。オヤダマ様は人間の目には見えない。
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キツネ 1983年 東京都 11月23日に、家で揚げものを作ったので、姉さんの所に持って行くようにと言われて、妹を連れて行った。すると、それが全部食べかけになっていた。キツネの仕業らしい。
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ミカリバアサマ 1950年 神奈川県 横浜市・鴨居町中里では12月1日にミカリバアサマが箕を借りに来るので、変わりものを作りツヂョーダンゴを門口にさす。ツヂョーというのは庭に落ちこぼれた米のことである。
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ハイ 2000年 香川県 正月15日前後の小正月は15日節供やシメオロシノセックと呼ばれ、その日は注連飾りを燃やし、その灰を家の周囲に撒くと長虫(蛇か?)や悪魔が入ってこない。
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メカリバアサン 1977年 神奈川県 12月8日にはメカリ婆さんが来るので、目籠を軒下に伏せて置いたり、団子掬いを柱にかけておいたりする。また、悪い米の粉を使った団子を2、3個串に刺して柱に縄で縛っておくと、この婆さんがそれを食べるのだとともいう。2月8日は悪い日だと言って、蕎麦やオコワなどを作り、外出を忌んだ。
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ミカリバアサン 1949年 神奈川県 ミカリ婆さんが来るので、十二月二十五日に団子を作って枡に盛って縁側の端に出しておく。その団子をツヂョウ団子、又はミカリ団子と呼んでいる。
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ショウネンダマ 1952年 兵庫県 47年前の6月25日か26日の夕方、表で「ショウネンダマだ」と叫んでいるのが聞こえた。見に行くともうなくなっていた。青白い尾を引いたものが埋め墓の方に飛んでいったという。そんなものあるはずがないと言っていた祖父が7月3日に卒中で死んだ。
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カッパ 1921年 長崎県 旧6月15日の祇園祭前に泳いだ子供は河童(がっぱ)に尻をぬかれる。7月5日にも海岸で5歳の子供ががっぱに尻を抜かれたという話が隣村まで伝わった。
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ハテノハツカ,ヤマウバ 2001年 香川県 12月20日をハテノハツカという。この日は山姥が洗濯しているから山越しをしてはいけない。また、小石川で罪人の首を切った日であるとか、罪人の首が切られる日であるとも言われる。
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ガランドン 1967年 鹿児島県 ガランドンの祭りは旧11月25日に行う。ガランドンは厳しく祟りやすい神だといわれていたが、現在は祟った話は聞かれない。
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