テング 1982年 群馬県 山の神は天狗。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 山の神に関する俗信。カシの木の古いカブタには、山の神がいるといわれている。山の神は春には田に降りてきて田の神になり、冬には山に登るといわれている。山の神は女神であり、怒りやすくてけちだといわれている、など。
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ヤマノカミノタタリ 1961年 鳥取県 向原の中村朝光さんの土地には昔森があって、そこに山の神がいた。山の神の居るところに生えていた松を切り払ったら、忽ち家の者に祟りがあったので新たに杉を4本植えた。現在は森はもうなく、山の神の居る所だけ杉の木が5、6本茂っている。祠はなく、杉の根にシメをはっている。
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(ヤマノカミノタタリ) 1942年 高知県 ある青年が山仕事から帰って以来、足が激しく痛むので、太夫にみてもらうと、山の神の木を切った祟りだと言われた。お詫びとして、柏と榊の木をもって行き、枝にお礼をつけ、根元に白餅12個を埋めて、最下部の枝を東に向けて埋めるまじないを実行したら、たちまち治った。
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ヤマノカミ 1986年 福島県 山の神は女性である。
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テング,ヤマノカミ 1957年 滋賀県 山の神は天狗で、山の神の木には常に天狗がいる。山の神は山の入り口にいて道祖神の性格を持つ。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 2月と12月にある山の神祭りでは、9日は山の神の種蒔きの日、12日は山の神の正月で、山の神が木調べをする日であるという。
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ヤマノカミサン,ヤマノカミノタタリ 1974年 兵庫県 山の神さんの祭りの日には、山の神さんを祭っておこもりをする。この日には山の神が木を調べて歩いているので、人間が山に入ると祟るといわれている。
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ヤマノカミ 1942年 高知県 狩猟の際に、獲物の両耳あるいは片耳を切って、山の木の枝に挟んで立て、山の神に供える。こうしないと、山の神がお怒りになる。
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ヤマノカミ 2001年 奈良県・和歌山県 山の神は女性であるので、人間の女性に嫉妬する。失せ物をしたら男根を見せれば山の神が返してくれる。など山の神に関する俗信。
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ヤマノカミ,(オオテング),(コテング) 1956年 東京都 百年経った杉の木を切ったら、山の神(大天狗・小天狗)が住む所が無くなったと怒って、家の人の命を取った。おわびして杉の木を植えて返した。
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ナカニワノヤマノカミ 1964年 群馬県 山の神は男性神だという。
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ヤマノカミサマノヤスミギ 1967年 栃木県 三又のナラノキを山の神様にあげると、山の神様はその木で休む。1964年ごろ、その木を切ったら「ヒエーヒエー」と音がして切りくずを吹き出した。しかしその場にいた賢い人が山の神様の怒りではないと説得して、切ってしまった。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 2月9日の山の神祭りには、山の神が矢を射る日だから山へ行くなという。
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ヤマノカミ 1971年 福井県 山の神は気が荒い。1月9日と12月9日の山の神祭りの時には、必ず初雪が降る。それで天気がポンポコ荒れることを、「山の神さん」という。山の神が白馬に乗っていくのを見た人もいる。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 山の神の日に山へ行かないという俗信。旧2月9日は山の神の日でこの日は山の神が弓を射るから、神かくしにあうから、山へ行くなという。
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ヤマノカミ,テング 1937年 岐阜県 山の神は面が赤く鼻の高い人で念仏を嫌い、樹木が倒れ葉が散る音をさせる。これは天狗倒しといわれる。山の神と天狗は同じと思っている人が多い。山の神は小児を山中に誘うことがある。木を倒す方法を早く学ばなければ早く里へ返され、よく覚えれば3年も留められるという。山の神に仕える小児は食物を山の神が捕ってきて与えるので空腹を感じる事がないという。
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ヤマノカミ 1984年 山梨県 正月21日は山の神の日で、この日は山の神の矢射りの日で、山の神が矢を射るので山に行かない。
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テング 1984年 山梨県 山の神の松をオテンゴマツといい、そこの天狗が人をさらうという。
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ミサキサマ,ヤマノカミ 1963年 岡山県 ミサキ様は山の神だという人もある。
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ヤマノカミ 1986年 埼玉県 秩父郡東秩父村との境の峠に山の神が祀られていた。ある時峠の方にあった天狗松という巨木を伐り倒そうとしたが、伐っても松は倒れなかった。そこで休んでいると、突然上から巨木が倒れてきて大怪我をした。皆は山の神の祟りだとして、地元に勧請して山の神講を行うようになった。
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