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検索対象事例

コウジンサマ
1939年 千葉県
荒神様は、カマヤの上に大抵祀っている。煤は荒神様の白粉と言って普段は払わないが、旧師走の13日にだけ煤払いをする。この日にすると大吉だといい、日選びの必要がないという。家人が他所に行っているとき、往きは時間がかかるが帰りは早いといい、これは荒神様が手を引いているからだという。また、9月重陽の午前中にグミの枝を供えると、火難に遭わないという。

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コウジンサン,(ゾクシン)
1973年 香川県
荒神さんに関する俗信。荒神様の花松が青いうちは金に不自由しないと言われていて、1日・15日と28日に取り替えて、枯れさせないようにするという。荒神様にあげるものは、手でよるので、娘が食べるものではないといわれている、など。
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コウジンサマ
1982年 群馬県
荒神様は目と耳が悪く、荒神様が障ると病気がなかなか治らない。
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コウジン,タタリ,ウシ,ユメ,(ゾクシン)
1916年 滋賀県
牛の夢を見ると荒神様の祟りがあると言い、荒神様にお詫びをしないと瘧を罹ってしまうという。
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ガランコウジン,ガロンコウジン,ガランコウジン
1983年 岡山県
ガラン荒神・ガロン荒神、即ち伽藍荒神は、寺の境内の鎮守の荒神ということだろう。
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コウジン,モトヤマコウジン,ヘソノオコウジン,カナンヨケノカミ
1983年 岡山県
奥郷の荒神は小組ごとに祀っている。この地には、他に本山荒神も祀られているが、これはヘソノオ荒神とも呼ばれ、火難除けの神とも考えられている。
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コウジンサマ
1965年 宮崎県
荒神様はよく流離う神様で、荒神様を祀る家には病人が絶えないと言われた。荒神森の柴は、子どもが折ってもホロセができる、と怖れられた。
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コウジンサマ,カマガミサマ
1979年 長野県
荒神様はカマガミ様ともいう。イロリの所におり、火除けの神様だという。霜月祭りのとき、全ての神が呼ばれていくが、荒神様だけは呼ばれないといわれる。
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コウジン
1972年 長崎県
荒神は家を守る神。旅に出るときに、額に荒神様の灰を付けていくと怪我をしないという。戸口を守らすといって、荒神様は常に戸口を向けておくという。カマドの前のある場所は女性は通ってはいけないという。
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コウジン,サクガミ,ギュウバノカミ,コウジンノモクゾウ
1983年 岡山県
川上郡備中町西山の六日部落では、荒神は、作神とも、牛馬の神ともいい、牛の出産の際にはお参りするのだという。また、子供が荒神の木像を持って遊んでいても叱ったりしてはいけないのだという。それは、荒神が遊びたがっているからなのであり、寧ろ荒神を遊ばせないと祟るのだとさえ考えられている。
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ナガレコウジン,クニシコウジン,サンポウコウジン
1983年 岡山県
勝田郡奈義町下小坂では、流れ荒神・国司荒神・三宝荒神の3つの荒神を祀っている。流れ荒神は、昔、洪水の際に流れてきたものを祀ったということからその呼び名となったのだという。
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アラガミ
1957年 山口県
荒神は大抵の部落で五穀の神、百姓の神であり鎮守として崇められている。赤碕の荒神は牛馬の守り神である。麦谷では荒神を鷹神とも言う。白井谷の鎮守は疫神で、荒神は別にまつられている。
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モトヤマコウジン,マツガタワコウジン,フロヤコウジン,ココウジン,ヘソノオコウジン
1983年 岡山県
川上郡成羽町西布寄には、本山荒神、松ヶ乢荒神、ふろや荒神の3つの荒神が祀られている。松ヶ乢、ふろやはどちらも地名であり、これらの名を冠した2つの荒神はコ荒神である。松ヶ乢荒神はまた、ヘソノオ荒神でもあるという。本山荒神とコ荒神の祭日が同日なのは興味深いことであるが、この2つは元の神と末の神、親の神と子の神などといった本末の関係だとされている。ヘソノオ荒神とは、一生その守護を授け、願う神ということだという。
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コウジン,ヒャクショウノカミ,コドモノカミ,ウシノカミ
1983年 岡山県
金原部落では、荒神は百姓の神とも子供の神とも牛の神ともいわれ、荒神様の土を踏ませると子供が丈夫に育つとされている。また、雌牛が生まれたときには、荒神様に参り、近所を招いて祝った。
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(コウジンサマノソナエモノ)
1940年 長崎県
荒神様に供えた物は、何であろうとも、女性には与えない。多くの子を持つからだという。
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コウジン,ヤマノカミ
1983年 岡山県
川上郡備中町西油野の小谷では、荒神は山の神とされており、よく祟るものだと考えられている。この部落には屋敷に2つの荒神を祀っている家がある。このうち丑寅の荒神は、昔この家を建てる時に山の神の木を伐ってしまい、祟るので祀ったものだといわれており、また、未申の荒神は、この土地に以前建っていた屋敷の祟りがあると法印に言われたために祀ったのだといわれている。
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イシワリコウジン,ウジガミ,マリシテン,ヒチヤサマ
1983年 岡山県
総社市水内の中尾奥には、石割り荒神が祀られている。屋敷の鎮守として祀られている場合が多いのは摩利支天や七夜様であり、荒神は部落で祀るものとされている。この荒神は牛とは関係はない。
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カッパ
1975年 熊本県
河童は荒神とお仏飯を恐れる。水にはいる時に釜の尻の煤を顔に塗っておくと河童に取られぬというのは荒神を恐れての事だろう。
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ウチバタコウジン,アイタニコウジン,ハチビラコウジン,ヨコロコウジン
1983年 岡山県
川上郡備中町東油野の上原下でも、地名を冠したウチバタ荒神、合谷荒神、ハチビラ荒神、ヨコロ荒神を祀っている。
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ジヌシコウジン
1965年 宮崎県
地主荒神は自分の家の中にある荒神様。さこにある榊や南天を折ったりすると、たたりがある。
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シシャノレイ,コウジン
1980年 広島県
死者の霊は33年間は、荒神として中有で迷っているという。荒神を大事にしておかないと、祟られるという。
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アラガミサン
1972年 佐賀県
荒神さんに供えた餅は9日に餅開きをする。荒神さんは刃物が嫌いだというので手で割った。娘に食べさせると縁遠くなるとも言われる。
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