ガートンボ,ガーッパ,カッパ 1972年 長崎県 カワマツリの日にはタケノコ・竹と団子を川に流す。こうしておくと、悪いことをする河童がタケノコと竹を見て「人間はこういう固いものを食べる」と考えて人間に近寄らないという。
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カワコ 1961年 島根県 川子淵のそばに馬を繋いでいたが、カワコ(河童)が馬を引いて行こうとして、逆に引きずられて頭の骨を折った。
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カワコ 1961年 島根県 吉田屋の爺さんが尻の穴に石を入れて川子淵近くの田へ行ったところ、カワコ(河童)が出てきて肛門を取ろうとした。それから数日後、75匹のカワコが揃って坂を越え、池田の八郎淵に移っていった。
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カワコ,カッパ 1989年 鳥取県 カワコは河童。カワコがいるから7月15日には水の中に入るな、という。川の中にいて肛門の方からチイを抜く。池にいるとは言わない。
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カッパ,カッパ,リュウ 1939年 島根県 川子淵の岸の川子大明神の祠がある。川子とは河童のことである。雨乞いの時、祝詞をあげた後、淵の水を御神体にかける。飛沫がはねてかけた人にかかったら雨が降る見込みがあるので、山奥に鎮座している龍王さんに祈る。
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ガラッパ 1970年 鹿児島県 金波田にいた長谷川どんという人がガラッパと相撲を取り、しょゆをしゃった。竹の子を煮てガラッパには固い親竹の子を与え、自分は竹の子の根を食べた。ガラッパはこれを見て人間の歯が強いと恐れた。ガラッパは人間の生き胆を取るが、人間の歯が恐ろしいので口から手を入れて生き胆は取らない。だから尻から手を入れてとる。何日か後にこのガラッパは礼として大きな鯉を取ってきて長谷川どんの手水鉢に入れていった。
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キツネ 1984年 山梨県 狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
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カッパ 1935年 福岡県 久留米では、5月節句に筍を食べ、また米飯に竹の根を添えて水天宮に供え、後それを流す習俗がある。これはこうすれば河童がこの地方の人は恐ろしく固いものを喫するのに驚いて犯さないからだ。
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タケ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 百日咳の予防には、便所に生えた竹を輪切りにし、数珠のようにして首にかける。
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エンコ 1975年 愛媛県 昔、舟の主が竹の子を食べていたら、えんこが来て、くれと言った。明日来るように言い、竹の本の所を炊いて用意しておいた。翌日来たえんこに食べさせると、その堅さに驚き、「人の歯は何と丈夫なんだろう」と言って逃げて行った。
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コウボウダイシ 1967年 福島県 昔弘法大師が諸国を遍歴してこられ、ある百姓家で里芋の煮たのを分けてくれと言ったが、石芋だといって断られた。やがて大師が去った後、食べようとすると、里芋は石のように固くなって食べられなかった。さらに家の周囲には水が一面にたたえられていたという。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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