ギオンサンノヒ,キュウリ,(ゾクシン) 1975年 愛媛県 旧6月15日は祇園さんの日といって、仕事を休む。この日はきゅうりを食べてはいけない。また、きゅうりは祇園さんの紋なので、輪切りや、紋を切るような縦切りをしてはいけないという。
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ヒカリモノ,オオクモ 1980年 大阪府 河内国高安郡にひかる物があるという。そのあたりに住む人がいうには、ひかり物は西南の山からやって来て、田中のくいぜに留まったという。ある少年が刀で斬りつけると、2つに割れたが光は消えなかった。そこで松明で照らすと、それは黄色の紋がある大蜘蛛で、その紋が光っていたという。
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ヤマドリ,ヒトダマ 1982年 群馬県 山鳥の尾の12節になったものは尾が光って飛ぶ。人魂はこの種のものだという。
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サカヅラ,ヘエーフリ 1951年 高知県 牛馬の額に紋がないものをサカヅラ(逆面)といい、飼主に一家に祟ると言われる。また、尾端が白く、尾を高く上げて幣のように左右に打ち振った後背中に落とす牛をヘェーフリ(幣振り)と言い、特に女性に祟るとして忌み嫌う。
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(ゾクシン) 1939年 千葉県 天王様の紋とキュウリの葉が同じなので、キュウリを食べないといわれている。
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チョウチン 1937年 大阪府 夜、大阪城内のある場所を歩いている時に、丸に二つ引きの紋の提灯が向こうからやって来れば、きっと悪い事が起こるという。
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リュウノオ 1970年 大阪府 竜尾寺には竜の尾が寺宝として秘蔵されている。天平年間、旱魃に苦しんでいる人民を行基菩薩が憐れみ、雨を祈った。するとたちまちに大雨が降り、竜の尾が落ちてきた。これを祀ったのが竜尾寺であるという。
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キツネ 1955年 静岡県 狐が左の胸の脇に来たので、押さえてにぎりつぶしたという人がいる。
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リュウジャ 1950年 島根県 神在祭の「お忌みさん」期間中、「お忌み荒れ」と言って海が非常に荒れる時がある。翌朝、1尺から1丈ほどの竜蛇が海岸に打ち上げられる。見つけた者は神社に奉納などする。竜蛇は竜宮からの使令で背には神紋があり、上がると豊年・豊漁だとされる。
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レイノタタリ,カンダ 1977年 東京都 ある家は神田の社に参詣することを家人のみならず奉公人まで禁止している。もし近づくと忽ち災いを身に受けるという。安永年中にその家の紋の入った羽織を着たものが災いを受けた。
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オカリミヤチカクノカイカ 1956年 宮城県 雨中,杉の梢に提灯がともり衣類の紋もはっきり見えた。この辺りには怪異のことが多く,すべて狐の仕業らしいといわれた。
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ヨウカイ 1974年 高知県 山で妖怪に行き会ったら、筒袖の脇からのぞくとその正体が分かる。
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クジラ 1933年 長崎県 鯨が漁師の夢枕に立ち、参詣の為沖を通るから捕まえないでくれと頼んだ。鯨は自分の体のどこに紋があるかということまで教えたという。
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キツネビ 1989年 群馬県 狐火は夜見える。それは狐の尾から出る火という。
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ウマノオ,ハチ 1980年 ものの変化というのは、必ず定があるというものではなく、馬の尾は蜂に化けるという。
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(ゾクシン) 1971年 茨城県 きゅうりは殆んどの家が作らないが、それはきゅうりの種の形が天王様の紋と同じだからである。
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キツネ,ネコ 1932年 兵庫県 山下町から曲田山へ登る途中に白滝といって狐を祀るところがある。ここには尾が8つに分かれた狐がいるとか、尾が3つに分かれた猫がいるとか言われていた。ある人は実際に猫の尾が太くなって分かれているのを見たという。
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キツネ,ヒ 1968年 福井県 キツネが頭に3枚のフキの葉を乗せて尾を振ると、尾から火が出る。その火が提灯行列のように見えるという。
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タマシイ 1940年 福島県 死人に着せる白ムクの背縫は、紋のあたりを三寸ほど縫わずに開けておくので、普段は背縫が少しでも破れた着物は魂が抜けるといって忌むという。
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ヤマイヌ,キツネツキ,ツキモノ 1991年 静岡県 文久年間生まれで、山犬の尾を持っている人がいた。狐憑きの者の寝床に尾を入れると、憑物が落ちる。
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スギ,サンソノスギ 1956年 宮城県 三度枯れて三度蘇った杉が、惣門の脇にある。
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