サンキチギツネ,キツネ 1930年 兵庫県 飯盛山の中腹に三吉稲荷明神という祠があり、三吉狐が祀られている。この狐は人をだますが、殺したり、死ぬような目にあわせたりすることはないという。機織の真似がうまく、神官さえもだまされてしまうほどであった。
類似事例 |
|
ヤマオトコ,サンキチ,ミヨシジン 1930年 岩手県 三吉神社に祭られている神様は明治の中頃から霊験あらたかな荒神・軍神として青年男女の参詣が多い。この神様はもと秋田の山男であったと言われ、痩せ型の若い男の姿となって現れるという。秋田に角力が立ったとき、鳥谷ヶ崎という相撲取りと三吉が勝負したが、三吉が負けた。その後、三吉は鳥谷ヶ崎のあとをつけて遂には殺してしまった。日本一を名乗って秋田に入ると必ず三吉が現れ、そのものを倒すという。
類似事例 |
|
ユキバンバ 1980年 秋田県 雪のたくさん降る日に出歩くと雪バンバにさらわれる。
類似事例 |
|
ユキバンバ 1980年 秋田県 雪のたくさん降る日に出歩くと雪バンバが出る。
類似事例 |
|
キツネ,ムスメ 1938年 長野県 野原を歩いていると、狐が娘に化けた。天秤棒で殴ると、娘の形は消え、自分の豆ランプを殴っていた。
類似事例 |
|
ユキオンナ 1956年 群馬県 雪の降る晩には、雪女が白い着物を着てやって来る。子供がなかなか寝つかなかったりすると、母親は、「雪の降る晩に、だあれか一人泣く子を貰う。寝ない子を貰う」と言い乍ら子供を寝かせる。
類似事例 |
|
ユキンバ 1985年 三重県 子供の頃、雪が降ると夜遅くデロの家(いたずらっ子の家)雪んばといって驚かされた。坂本には雪が降ると雪んばが子供を抱いていく。デロもつれていく。
類似事例 |
|
ユキサブロウ 1979年 岐阜県 雪が降る前、戸がばたばたと鳴ることがある。雪三郎が子どもを連れに来るのだ、と言っていた。
類似事例 |
|
ユキンバ 1928年 愛媛県 小さな雪塊の跡は、凹んでいる。伊予ではこれを雪が降る宵に幼児を呪っている雪婆の足跡だとしている。
類似事例 |
|
キツネ 1939年 岩手県 瀬戸物屋が狐を見つけて天秤棒で殴っていたつもりが、実は狐にだまされていて、自分の商品の瀬戸物を殴っていた。
類似事例 |
|
セイウヲアラカジメヨクイウモノ 1976年 晴雨をよく予言する者がいた。明日は雪が降ると言い、また風が激しいと言ったが、その日になっても雪は降らず風も吹かない。どういうことかというと、ここではなく他の場所で降ったり吹いたりしているのだという。はたして、その日は箱根の山で雪が降り、武蔵野の辺りで風が激しかったという。
類似事例 |
|
(サンキチ) 1981年 秋田県 出羽秋田の山中に住む三吉は神通力がある。ある時三吉が船に乗り、船頭が船賃を要求すると、三吉は少し待てといって走り去り、すぐに帰ってきて船賃を払った。三吉がいうにはここから5里ほど離れた角館までいってきたという。
類似事例 |
|
サンキチサマ 1977年 秋田県 戊辰戦争のとき、三吉様が両脇に大砲を抱えて突進し、南の空に雪が降っているように見せて官軍を助けた。
類似事例 |
|
サンキチサマ 1959年 秋田県 柏戸が来た時、三吉様を馬鹿にして拝まなかったら、三吉様が若者の姿になって、祭りの相撲にやってきて、青竹をばりばり踏み潰して飛び入りしてきた。柏戸は驚いて宮城との県境まで逃げた。今でも相撲が来ると三吉様に参る。
類似事例 |
|
テングサマ,スイテングウ 1975年 新潟県 手綱で馬を殴ったら、床の間にあったローソクが立って飛んできて、殴った人にぶつかって2つに折れた。その人が動けなくなっていると、馬は突然その人を噛んだ。
類似事例 |
|
ユキフリババア 1938年 長野県 雪の降ったときに出てくる女で、紐で縛って人を連れて行くと思われている。
類似事例 |
|
ユキフリババア 1938年 長野県 雪の降ったときに出てくる女で、紐で縛って人を連れて行くと思われている。
類似事例 |
|
ユキフリババア 1938年 長野県 雪の降ったときに出てくる女で、紐で縛って人を連れて行くと思われている。
類似事例 |
|
ユキニュウドウ 1979年 岐阜県 雪の降った翌朝、新雪の上に大きな足跡があることがある。雪入道の足跡だという。
類似事例 |
|
ダイシ 1984年 新潟県 大師が唐の国から種物を盗んで帰るとき、追いかけられたが、雪が降って足跡を隠したので日本に帰ることができたので、オダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
タイシサマ 1934年 長野県 太子様という方が11月24日に粥が食いたかったが、煮る薪が無いので、村で盗んだ。その足跡を隠すために、雪が降ったのが元で、この日は必ず雪が降る。
類似事例 |
|