ケンムン 1993年 鹿児島県 以前はホー木の根元に貝殻がいっぱいあった。昔の人はホー木が若木のときに、ケンムンが憑かないように釘か何かを打ち込んでおいたのだろいう。
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アメ 1946年 香川県 産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
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タクントウゲノタヌキ,アカンボウノナキゴエ 1986年 愛媛県 タクン峠の狸は夕暮れになると赤ん坊の泣き声を立てるという。
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アカゴイシ 1984年 長野県 旅をしていた女が途中で産気づいたが、難産の為産まれた赤ん坊を残して死んでしまった。赤ん坊は近くの石の上を這っていて、その跡がまだ残っている。赤子石と呼ばれている。夜になると泣き声が聞こえてきた。
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ボーレイ,(ミチニデルヨウカイ) 1989年 長野県 道にボーレイが出るという。
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ケンムン 1985年 鹿児島県 ウフルグマという岬の近くの海で釣りをしていたとき、ケンムンが山の上から石をゴロゴロ投げてきて、頭を叩き割られたことがあった。ケンムンの憑く大きなホーギ(アコウ)の木があって、今でも根元には貝殻がたくさんある。
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ケンムン 1980年 鹿児島県 ケンムンがよく出る所に行った。東風が強い日には一晩いると必ず出ると言う。ケンムンはガンが好きで、ガジュマルの木の下にはその残骸が残っていて、ヤギの匂いがするという。
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ボージャ,(ボチニデルヨウカイ) 1989年 長野県 墓地にはボージャが出るという。
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ケンムン 1981年 鹿児島県 ガジュマルの木を住家にしていたケンムンがいた。その木の下を通ると猿のような声で鳴くケンムンは愛嬌があった。夢に出てきて「○○に居る」と言い、次の日そこに行くとケンムンは必ず居た。ケンムンに好かれる人の話である。
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カミカクシ,テング 1968年 福井県 ある家で赤ん坊が泣き止まないので「天狗様にあげてしまおう」といって赤ん坊を窓から外へ出すまねをしたら、「ではもらっていこう」という声がして、赤ん坊をさらっていってしまった。赤ん坊の行方は知れないという。
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アカンボウノナキゴエ 1933年 京都府 赤ん坊を残して嫁が死んだ。赤ん坊は母に死なれて毎日泣き明かしてついに死んだ。それから村はずれの海辺で夜更けに赤ん坊の泣き声が聞こえるようになった。
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フィーダマ 1932年 沖縄県 火事があるとそれが鎮火するまで「ホーハイ、ホーハイ」と叫ぶ。「ホー」は女陰、「ハイ」はあらわすで、女陰をあらわにして「火玉」すなわち火災の神を寄せ付けないことを意味すると思われる。
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キツネノヨメイリ 1979年 岐阜県 雨が降っているのに日が差すと、狐の嫁入りがあるという。
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ケンムン 1985年 鹿児島県 力持ちと言われるケンムンをひどい目にあわせてやろうと、材木を切り出すときに、ケンムンに重い根元のほうを持たせた。さらに木を揺すぶったものだから、「人間は一筋縄では行かないね」とケンムンが言ったらしい。
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ウマ,タタリ 1982年 東京都 あんまり馬を粗末にしたので、馬の泣き声とそっくりの泣き声をする子供が生まれた。
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ケンムン 1977年 鹿児島県 薪を拾いに出かけたらケンムンに会ったという。蘇鉄畑に行ったときもケンムンにあった。頭は禿げていた。山の中で水浴びをしているケンムンを見た者もいる。再び友人を連れて見に行ったら。もうその姿はなかった。
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ケンムン 1984年 鹿児島県 谷間などに入るときはケンムン(妖怪)が出没することがあるので、オダキの神に「ケンムンが来た時は鉄砲を撃つよ」と声を出して言ったりする。
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ケンムン 1990年 鹿児島県 あるとき、塩小屋の前にケンムンが座っていた。燃えさしの薪で追い払うと、翌晩、何匹ものケンムンが怒ってやってきたという。夜に漁に行くときにケンムンがついてくると大漁になるといわれる。ケンムンよけにヤツデを下げておくとその夜、馬が死んだ。
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キツネ,キツネノヨメイリ 1977年 青森県 日が照っているのに雨が降るときには、狐の嫁入りがあるのだと言う。
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キツネ 1918年 狐の泣き声でコンコンは喜び、ぎゃあぎゃあは用心しろといっている。狐火は思っているより近くにある。硫黄を嫌い、山で葬式を見せられることもある。
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タヌキ 1983年 東京都 雨のシトシト降る時、蛇の目のかさをかぶったいい娘がいたので追いついてみると消えてしまった。その人に限って何度も出るので、とうとう首を吊って死んでしまった。その後、狸をとったらそれからが出なくなった。
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