ロクサンサマ 1974年 栃木県 肩や腰が急に痛くなるのをロクサンという。ロクサン避けをする人のところに行って、ロクサン様にスマ豆腐を供えて祈るか、氏神様にマス豆腐を上げて祈れば治る。
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(ツキモノ) 1988年 長野県 憑き物に憑かれると、行者を頼んでお犬様を迎え、これで追い払ってもらったという。
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キツネツキ 1922年 静岡県 飲食店の20歳の息子に狐が憑いた。語るのを聞くと朝鮮から来た狐という。狐が憑くとこの地方では春埜山のお犬を迎える習わしで、お札を受けてくる。今回もお犬を迎えて来たら狐は離れたが、その人は死んだ。
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レイコン 1991年 鳥取県 伯耆では、霊魂を迎えるのに、川まで明かりをつけて迎える。
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イヌガミ 1985年 愛媛県 犬神の正体は犬の霊とされている。犬神に憑かれると犬のようになる。延宝五年の宇和島藩の記録に、犬神持ちであるために追放された親子の記述がある。東予地方のある村では犬神に憑かれると犬の鳴き真似をしたりしたりするが、ゴキトウで落ちるという。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 死ぬときは船が迎えに来る。
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キツネ 1980年 青森県 冬支度に鰯を買いに行くと、帰りの夜道にサトウジロウという狐に食われるので、家の者が迎えにいった。狐は迎えのカカに化けて魚を食べてしまった。
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イヌガミ 1920年 徳島県 鼻先の赤い白犬は人の生まれ変わりで、犬神になるため土中に埋める犬もこの犬である。
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イシガミサン 1985年 愛媛県 石上サンという巨石に触れると腹が痛くなるという。
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イヌガミ 1914年 徳島県 ある女が犬神に憑かれて病気になった。兄が犬神持ちの家に行くと、庭に箕が伏せてある臼があり、その中に犬が11匹いた。湯をかけて犬を殺すと、病気は徐々に平癒した。
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オオタキゴンゲン 1984年 愛媛県 権現山には大滝権現が祀られている。権現サンに膳椀を貸してもらうように祈ると翌朝用意されていたという。これは、権現サンが敵に追われていた時、村民に助けられたお礼である。
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イヌガミ 1949年 大分県 犬神の正体は犬ではなく、鼬よりも小さく口先が尖っている、外道と同様鼠のようなものだ、犬ではなく蛇だ、などと言われている。ただ、犬神に憑かれた人は他に噛付くと言われ、この点は犬らしく思われる。
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ヤマノカミサマ 1967年 福島県 産が重いとき、お産の神である山の神さまを迎えに馬を引いて山へ行く。途中で馬が止まると山の神がお乗りになったということで帰ってくる。
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イヌガミ 1958年 徳島県 鼻先の赤い、白い犬は人の生まれ変わったものである。犬神にするため土中に埋めて首を斬る犬もこの犬であるという。
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コウシンサン 1960年 岐阜県 庚申さんが天下った時に、目が3つあるので恐ろしがって誰も迎えに行かなかったが、おかめが迎えに行ったという。
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キツネ 1960年 岩手県 誰かを待ったり、迎えに行こうかと思っていると、狐がその人に化けてやって来る。
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カッパ 1985年 熊本県 6月1日につくるコールサンというあられを河童は嫌う。
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キツネ,クダショー,オイヌサマ 1991年 静岡県 キツネやクダショーが憑いたときには、山住山か春埜山に行って祈祷し、お犬様のお影を迎える。お犬様が後ろについてきているので、絶対に振り返ってはならない。
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ヤマイヌ 1991年 静岡県 山犬は人の送り迎えをする。送り犬は道に沿って道下を、迎え犬は道上をついてくる。
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イヌガミ 1951年 徳島県 犬神つきを祓うために、祈祷していると、顔は人間で尾は犬の形をした犬神があらわれたので「しやく」でたたくと消えてしまった。その後、犬神持ちの家の者が死亡して犬神つきはなおった。
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イヌガミ 1965年 高知県 犬神には生霊と死霊がある。生きた人間が取り付くのが犬神。これは血筋で伝わり、犬神すじの家の娘が嫁に行くと、その家も犬神になる。犬神筋の家に嫁入りしても、犬神持ちにはならない。
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