国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カブソ
1994年 富山県
人が町に行って油あげなどを買ってくると、かぶそに取られるという噂があった。

類似事例(機械学習検索)

キツネ
1985年 新潟県
隣村に油を買いに行った帰りに道に迷わされて、気づくと油は全部なくなっていた。狐の仕業。
類似事例

カブソ
1994年 富山県
かぶそ(かわうそ)は、人をからかう。年寄りが通ると子供に化ける。男が休んでいると、女が声をかけてきた。その姿には下半身がなかったのでかぶそに化かされたと知った。
類似事例

アブラトリ(ゾクシン)
1925年 岩手県
人間の油を取るといわれる油取りがやって来ると、戦争が始まると言われる。
類似事例

キツネ
1933年 長野県
ある晩、爺が町で油を買った帰りに道に迷った。散々歩いてから狐の仕業だと気づいた。見ると自分は田の中をうろついており、油はなくなっていた。
類似事例

アブラボウ
1965年 滋賀県
昔湖東の金剛寺に、毎朝本堂の観音様に燈明の油を差しにいく坊さんがいた。ある日坊さんは禁じられた遊びがしたくなり、燈明の油を盗みお金を作った。ところが遊びに出かけようとした時、ふとした病気が元で重体となり死んでしまった。その翌日から山門に坊さんの幽霊が出るという噂が広まった。その幽霊は手に油を持って、本堂に登って行くが、かすかな声で「油返そう、油返そう。わずかなことに、わずかなことに」とつぶやいているという。今でもこの油坊はでるという。
類似事例

キツネ
1984年 山梨県
狐が油を舐めたくて油売りを化かし、油売りは「あぶらあ、あぶらあ」といいながら、油を売っているつもりでそこら中にこぼして廻った。
類似事例

キツネ
1933年 長野県
油を買いにいった帰り、茶屋の前を通ると年増だが垢抜けした女が手招きしたので、油を女に預けて酒を飲んだ。茶屋を出て帰るとき油がなくなっていることに気づいた。狐に化かされたのであった。
類似事例

キツネ
1937年 福井県
夜になったので家に泊めてもらった家には白いものを着た死人がいた。油を切らすと火が消えるというので、持っていた油を次々と足していった。後ろからたたかれて気がつくと、芋畑に座って里芋の葉に油を注いでいた。白狐に騙されて油を舐められてしまったのである。
類似事例

キツネ
1973年 岩手県
ある人が魚を買いに行っての帰り、狐に化かされて買っていないと思わされ、また魚屋に戻ってしまった。
類似事例

イナブラサン
1989年 静岡県
イナブラさんにかぶされた人は、屍骸が残らないという。
類似事例

(アブラガデルイシ)
1980年 群馬県
くさうづ(草津)の地に、石から油が湧き出る所がある。池の岸に油の出る石があり、池の水面にしたたり落ちた油が溜まっている。
類似事例

キツネ
1971年 岐阜県
魚や油を持っていると、その手が重くなってくる。持ち替えるときに狐がぐるっとまわってきて油を飲んでしまうのだという。家に帰ってみると、空になっている。
類似事例

キツネツキ
1969年 埼玉県
夜に、油あげと魚を持ってどぶのへりから「いい湯だ、いい湯だ」と聞こえたので、その声につられてどぶに入り、自分もいい始めた。気がついた時には油あげも魚もなくなった。きつね憑き。
類似事例

キツネ,エジナ
1983年 岩手県
八戸街道にいるキツネに魚をあげればだまされないが、あげないと魚を取られて馬糞を背負わされる。
類似事例

キツネ
1933年 長野県
油を買いにいった帰り、田の中に急に燈火がついた。燈火は火の玉になり矢車のように廻って消えた。気づいたときには油はすっかりなくなっていた。
類似事例

キツネ
1987年 岐阜県
話者の祖父が夜、油を買って帰る途中で、狐が化かして取ろうとして家に帰る道をわからなくしたが、盗めなくて諦めた。祖父は近くの家の人に送ってもらって帰ってきた。
類似事例

キツネ
1997年 青森県
油もの(餅など)を持って土手を行く途中、急に眠くなってその場で居眠りしてしまい、目を覚ますと油ものはなくなっていた。きつねの仕業。
類似事例

コンパク,ホノオ
1934年 滋賀県
『諸国里人談』に、志賀の油売が、辻の地蔵の油を盗み、死後その魂魄が炎となって大津八町を飛行するとある。
類似事例

ヨウビョウ,ネコマタ
2001年 東京都
ある男が新宿の旅籠屋で買った飯盛女が夜中行灯の油を吸っていた。妖猫かと思ったが、舌の荒れを治すために油を舐めていたのだった。
類似事例

キツネ
1939年 秋田県
女が裏林の狐穴に南蛮辛えぶしを掛けるのを見に行って、狐に憑かれて狂ったことがある。
類似事例

キツネ
1989年 長野県
下茶屋で油を買った帰り道、周さは庚申坂で休んでいて「きつねは化かすというが、化かせるものなら化かしてみろ」と言った。帰り道で気がつくと、油壺が軽くなっていたという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内