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検索対象事例

カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
ある人が刀掛け松の下で刀2本を拾って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、元のところに返したが、祟りがあってその一族は死に絶えた。後に近所の人が供養のお宮を建てたという。

類似事例(機械学習検索)

カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
話者の曽祖父が刀掛け松の下に刀が2本あったので拾って帰ったら、夜になると切り合いの音を出したので恐ろしくなり、元のところに返したという。
類似事例

カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
ある人が刀掛け松の枝に掛かっていた刀2本を持って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、お坊さんに供養を頼んだら「埋けて弔え」と言われた。しかし祟りがあってその一族は死に絶え、その松も枯れてしまった。その家の倉だけが残っているという。
類似事例

カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
昔、浄流寺の裏山で戦いがあった。ある人がその山の刀掛け松で刀を2本を拾って帰ったら、夜になると切り合いをはじめたので恐ろしくなり、元のところに返した。
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キツネ
1971年 岐阜県
ある娘が腰元奉公をしていて殿様のお手つきとなり、刀を拝領して杉平集落に下がってきて、刀を洞に隠した。その後、キツネに憑かれた人が「刀がある」といって探したところ、この刀が出てきた。
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フルヅカ
1976年 岡山県
備中下道郡九代村舟山で山に祠を建てようとしたところ、石櫃が出てきた。中に生きているような男女が入っていたが、風と共に消えた。刀と鏡があったので、藩主に献上したところ村に疫病が流行った。刀と鏡を返してもらい元の場所に埋め小祠を建てた。
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タヌキ
1930年 兵庫県
ある郷士が夜に菱池峠にかかると、ひとりの美人がニヤニヤ笑っていた。狸に違いないと思い、刀で斬りまくった。家に帰り刀を見るとボロボロになっていた。不思議に思い峠に行くと、大石に刀傷があった。
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カタウデ
1939年 香川県
夜になると窓から大きな片腕を出して「これを見ろ」と言う。そのためか、その家の女が2、3人死んだ。後に別の女が刀でその腕を切ると、手応えはあったが何も落ちてはいなかった。以後そのようなことは起きなくなった。
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カタナ
1939年 岩手県
先祖から人の手に渡してはならぬといわれていた刀を、事情があって売ってしまったが、翌朝になると帰ってきていた。
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テング
1938年 福井県
武士が夜通ると、天狗に呼び止められた。毎晩邪魔をするといって天狗が刀を振り回したので、武士も勝負をした。武士が勝ち、天狗の刀を取ったという。その刀は今でも家の家宝になっている。
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コアラシイナリ
1989年 長野県
小嵐稲荷にお参りに来た若者たちがお神酒を一杯飲んで酔っぱらい、供えてあった刀で木を伐っては山を下りた。迷うような道ではなかったのに道に迷ったので、神様の物を持ち出したせいだと刀を置くとぱっと降りてきた。後から山を登った神主は道の途中に落ちている刀を不審に思いながら、元のところに置きに行ったという。
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ナミオヨギノカタナ
1975年 三重県・愛知県
桑名の渡しで、ある人が人を切ったところ、その切られた人は3間程浪を泳いで2つになった。ゆえにその刀を浪およぎの刀という。
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カタナ,ハンニャノフダ
1972年 岐阜県
横蔵寺の大般若のお札は霊験あらたかなので戸口に祀る。昔、ボロボロの鍔を付けた刀を持った侍がいた。この侍が寝ているところを蛇が向かってきた。もう1人の侍がそれを見ていたところ、刀がシューッと音を立てて抜け、蛇を近寄らせなかった。目撃した侍は寝ていた侍を起こし、刀を取り替えてもらった。刀屋に見せたところ、刀はボロボロの古いものだったが、般若のお札が貼ってあった。そのおかげで蛇に飲まれずにすんだのだという。
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ヘビ,カタナ
1965年 岩手県
坂上田村麻呂が刀を置いていった家がある。その刀を盗人が持ち出し、泉で水を飲もうとして傍らに置いたところ、蛇に見えたのでそこに置いていった。家の人が通りかかると、家宝の刀だったので持ち帰った。その泉を「のまねいみず」という。その刀の錆びを白紙でふき取り、その紙を水にとかして飲むと水あたりや咳に効き目があるという。
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ヘビ,ヤトノカミ
1988年 茨城県
継体天皇の代に、箭括麻多智(ヤハズノマタチ)という人が、蛇である夜刀の神を追い払って田を作った。その夜刀の神を祀ったのが夜刀神社で、ご神体は角のある蛇神(蝮)。蛇が祟った家は必ず滅び、蛇を頭だけに切っても、その頭は死なずに仇を取ると言うので、祀っている。
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(ゾクシン),ネコ
1933年 愛媛県
人が死ぬと北枕に寝かせて、死体の上に刀を置く。もし刀を置かずして猫が跨げば、死人は忽ち這い出す。
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ヘビノアナ
1941年 福井県
蛇の住む穴に刀を落とした武士が、穴に入っていくと宮殿があった。大将に取り押さえられた武士が観世音を頼むと、大将たちがひれ伏して刀を返した。何とか外に出ることのできた武士は、神社に刀を納めて剣の神とした。
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カタナ,アラヒトガミ
1977年 山形県
刀が祟るので埋めて祠を作り、現人神として祀った。
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シロサル
1973年
羽州に山役所という処があり、ここを預かる大山十郎という人は、文政元年6月に先祖伝来の刀に風を当てていた。そこに3尺ほどの白い猿が1匹やってきて、その刀を奪って逃げた。十郎と供の者は後を追ったが、山中に入って見失った。翌日大勢で山に分け入ると、白猿は刀を腰に帯び、刀を抜いて人々と闘ったが、白猿の身には少しの傷も付かないかった。鉄砲すらその体を通らなかったという。
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ネコ,カタナ
1940年 秋田県
死んだ人に刀を飾っておかないと、猫が憑いて生き返る。
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1975年 新潟県
岩間半左衛門が手柄を立てるうち、油断するようになった。油断のあまり、刀掛けに刀をかけて便所へいくと、便所の中から毛の生えた手が出てキンタマをしっかりつかんだ。それは天狗の手であった。天狗に戒められ、半左衛門は心をいれかえた。
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カメノゴトキモノ
1978年
敬公が御在世の時、ある人が病気で死にそうになったが、腹中で何かが動くので刀で刺した。やがてその人は死んだが、火葬にすると刀傷のある亀のようなものが火中から這い出てきたので打ち殺した。
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