カッパ 1915年 東京都 合羽坂という坂がある。坂の下で低い土地にある池に河童が住んでおり、時々坂のあたりに出たために、坂の名になったという。
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サンノウサマノバチ 1978年 東京都 祖母が山王様の小祠の前で急に体調を崩し、やがて死んでしまった。死因を知ろうと孫がウカガイに祈祷してもらうと、祖母が知らずに山王様を蹴ってしまったからだという。そこで孫は山王様を祀り、小祠を設けて祖母の罪を詫びたという。
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キツネ 1973年 岩手県 山にキノコを採りに行って狐に化かされて歩き回らされた。帰ってきたら、着物がバラバラになっていた。
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カッパ 1961年 秋田県 15日は、山王様のお祭りである。この神様はカッパの神様だという。
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キツネ 1972年 千葉県 鼠坂は細い山道で、よく狐が化かして、通る人は買ってきたものをとられた。
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リュウガイケ,(ヒトバシラ),オリュウ 1973年 三重県 どうしても堤が切れてしょうがなかった。そこで皆でその堤に行き、最初に弁当を持ってきたものを生き埋めにしようということになった。お龍という女中が弁当を持ってきたので、生き埋めにして生き柱にした。それ以後、堤は切れなくなったという。
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グンダリサン 1979年 山梨県 軍刀利神社の祭神、グンダリサンが草を薙ぎ倒して山の上に登って様子をうかがったので、その坂をクサナギ坂と呼び、それがサナギ坂(蛹坂)と呼ばれるようになった。
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キツネ 1957年 和歌山県 狐に化かされ連れて行かれたまま帰ってこない人がいる。
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カサヲサシタオオニュウドウ,イタチ 1970年 福島県 福良の医者が三代の山王坂で傘をさした大入道に魚をとられた。これはイタチで、イタチは雨の降った日に大入道に化けるそうだ。
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ガギザカ 1968年 群馬県 箕輪城が武田信玄に滅ぼされたとき、脱出した藤鶴姫一行が、人の声を聞いて追手と早合点し、自害してしまった。声は姫の味方の軍勢のものだった。声のしたあたりを一言坂、自害した坂を限り坂という。限り坂は今、訛ってガキ坂と呼ばれていて、そこのお堂に座ると鼻血が出るという。
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キツネ 1940年 兵庫県 山へ行くときに小豆飯の弁当を持っていくと、狐にだまされるという。
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トキワゴゼン 1973年 奈良県 坂が急であり、常盤御前が子供を止めねばならぬと言ったため、子留坂の名がついた。
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サンネンザカ 1998年 三年坂は愛宕町から西へ下りる坂で、ここで転ぶと3年たって死ぬといわれていて怖かった。
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オヒメサマ 1989年 山梨県 お姫坂には昔水溜りがあって、お姫さまがそこに出たからお姫坂と呼んでいる。
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タヌキ 1960年 神奈川県 ある寒い冬の夜、一人暮らしの老婆の家に年を取った狸が来て囲炉裏にあたった。次の日も来たので老婆が狸に火を投げつけると驚いて逃げたが、坂の途中で死んだ。その坂を火の坂という。後に水車業を営む人が陽原から久所に通ずる坂の下に穴を掘って祀った。
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ロクシャクボウズ 1996年 石川県 六尺坊主が出たと言われる坂がある。
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キツネ 1982年 宮城県 山に蓮を採りに行ったお婆さんが狐を見て「これ狐、何人化かして」と言ったら、化かされてカマスがなくなった。
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タヌキ 1985年 新潟県 話者の家の前の坂を下ったところの橋では、坂を下って水遊びする音や小豆を研ぐ音、また坂を登る音がしたり、提燈が点いたり消えたりする様子が見える。狸の仕業。
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キツネ 1938年 長野県 ある人が狐が人を化かしているところを見る。実は自分が化かされていた。
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ナングウジンジャ 1956年 宮城県 祭神の金山彦、金山姫に合祀されている和加佐姫命は、同市山王の日吉神社の祭神大山咋命に恋慕され、それを嫌って逃げ出した。麻畑で芋の葉にすべって茶の木で眼を痛めるなどして船形山に逃れ、臼を作っていた神主に頼んで臼の中に隠れ、その上に神主があぐらをかいたので山王の神も断念する。南宮の村ではそれ以来、麻と芋と茶は作らなくなり、山王の村では男が船形山へ登ると神罰があたるといって登らなくなる。
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フスマ 1965年 愛媛県 山王様を祀っている祠の近くは昼なお暗く、おそろしく、ふすまという魔物が住んでいて、人に災いをなした。
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