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検索対象事例

ビクニノタタリ
1984年 埼玉県
むかし白石の炭焼きが、袋の中にお金を持っていると思って通りかかった比丘尼を殺してしまった。しかし、袋に入っていたのは碁石だった。それ以来、そのあたりでは良くないことが続けて起り、それは比丘尼のたたりということになったので墓を建てて祀った。

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ビクニノタタリ
1984年 埼玉県
むかし白石の炭焼きが、袋の中にお金を持っていると思って通りかかった比丘尼を殺してしまった。しかし持っていたのは碁石であった。その比丘尼が殺されたカマのあたりを掘ると今でも碁石が出てくるという。
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コトリゾウ
1974年 広島県
むかしことりぞうがでた。大きな袋を持っていて、悪い子をその中に入れて連れて行った。
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フクロサゲ
1937年 長野県
狸が高い木の上から白い袋を下げたりしていた。それを袋下げという。
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キツネ
1984年 埼玉県
むかしは、白石には狐がたいへん多く、化かされた人もずいぶんいた。
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チマミレノオビイ,ボウレイ
1984年 長野県
上人が乗る籠の先棒の足が動かなくなり、その先には比丘尼がいた。比丘尼は癩を病み巡礼に出たが、途中宿の主人に殺された。死体を崖に投げた男もいた。主人は行方不明に、男は自殺する。比丘尼の霊は恨みと巡礼半ばの悔しさで彷徨っていたが、上人が成仏させた。
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ヤオビクニ,ニンギョ
1980年 和歌山県
八百比丘尼という尼が800年生きていた。八百比丘尼については次のようにも語られている。ある人が講の仲間に加えてもらうために人魚を持って来た。その人は長生きして800年生きていた。後に若狭へ行ったために、若狭では紀州の八百比丘尼という。
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ヤオビクニ,ヤオヒメ
1930年 埼玉県
日進村の櫛引という字には八百比丘尼が来た話が伝えられている。ここにきた八百比丘尼は2本の槻を植えていったという伝説があるが、今はもう枯れてしまってなくなっている。
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ハッピャクビクニ
1973年 福井県
若狭国の白比丘尼とは小松原の人で、治城東海の畔にいる。かつて彼女の父親が釣り上げて、あまりの異形さに捨てた人魚を拾って食べた事で長命となり、ついには800歳となったという。若狭の後瀬山麓にある空卯寺の境内に白比丘尼が住んでいた洞穴がある。その近くの石虹と呼ばれる場所を、白比丘尼は通った時に転げ落ち、そのまま死んでしまったという。
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ハッピャクビクニ
1973年 福井県
八百比丘尼は八百代姫(やおよひめ)と言う。元和5年に若狭の白玉椿というあたりで、夜な夜な舞い遊ぶ比丘尼の姿現れ、人に出会うと掻き消すように見えなくなることがあった。この場所はかつて尼が住んでおり、その霊魂と考えられたために土地の神職が祠を建て八百代の祠と名付けた。それからは怪しいものは出なくなったという。
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ウマレカワリ
1944年 山梨県
ある寺の比丘尼が死に、背に「お寺の飯炊き」と書いて葬ってやった。しばらくして別の寺の番人に子が生まれたが、背に同じ字が書いてあった。生まれ変わりに違いないというので比丘尼の墓の土をもらってきて背中を洗ったが、その字はどうしても落ちなかったという。
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キツネ
1981年 和歌山県
買い物の帰り、狐の足音がヒタヒタとしていたが気にせず歩いた。かえって袋の中を見ると買ったものがなくなっていた。
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イハイブクロ
1956年 宮城県
死人の位牌袋を取ってきて店の入口に置いておくと、商売が良くなるという。
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ヘビ
1930年 兵庫県
8年程前3人の炭焼きが峠で大蛇を殺した。村に帰ったことろ炭焼きたちは耳が聞こえなくなった。殺した者の妻は山で怪我をして死んだ。蛇のたたりとして人々は恐れた。
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ネコ
1971年 茨城県
お弓語りに仏降ろしをしてもらっているとき、猫が出てきたことがある。猫を袋に詰めて生めたことがあったので、「食べられるようにして捨ててくれないと、袋に詰められたのでは出るに出られない」と言った。猫は七代祟る。
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ハッピャクビクニ
1995年 愛知県
庚申講のお祭りでおがせという国に行ったら、人間の裸みたいなのを料理していたので、食べずに帰ったが、竹皮にその肉を包んで土産に持たされた。家に帰って一息ついているときに、娘の1人がその肉を食ってしまった。その娘はいつまでも年を取らず、橋爪の満願寺で800歳まで生きて、八百比丘尼と呼ばれた。万願寺には八百比丘尼の七つ椿が残っている。八百比丘尼は五郎丸という帆船で幅下の港からあちこちに行ったという。
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シラガ,(ゾクシン)
1933年 兵庫県
飾磨郡では、動員袋に白髪が入っていると、戦争になるという。
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ハクバノケ
1985年 山梨県
日露戦争が始まる頃に列車に乗っていると、皆が持っていた軍用の袋の中に白馬の毛が入っていた。
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ビクニタ
1995年 埼玉県
比丘尼から騙し取った田を作ると持ち主が急に死んだり、その家に悪いことがあるので「びくに田」は作る人がなかった。
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アンギャソウ,スモモ
1954年 長野県
ある家に大きな袋をもった行脚僧が泊まった。家人がその僧を殺して袋の中を見ると、真っ赤な李(すもも)が出て来た。そのため家のものは死に絶え、その付近に実らぬすももが生えるようになった。
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ツエザクラ
1961年 島根県
吹雪のために死んだ比丘尼が携えていた桜の枝を挿したのが発芽した。
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ニンギョ,ハッピャクビクニ
1974年 京都府
竹野郡乗原の大久保家が八百比丘尼の生まれた家である。この家の娘が人魚の肉を食って八百年生きた。同家付近の松並木や敷石も比丘尼がしいたものであるという。
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