チノイケ 1987年 長野県 閼伽流山頂仙人ヶ嶽の北150メートルにある。昔,ほととぎすがこの池の端で鳴いて血を吐き,そこの水が赤く染まったので血の池になったという。
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ダンヨモサン 1969年 滋賀県 大正頃まで道端の6ヶ所に丸い石があり、ダンヨモさんと呼ばれていた。賤ヶ岳の合戦後に落武者を祀ったものだと言うが、定かではない。
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シニン,ホネ,チ 1947年 大分県 白骨に血をかけると、身近い人の血は染み込むが、他人の血は流れてしまうという。
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ウブメ 2000年 お産で亡くなった女がうぶめになる。腰から下は血に染まっている。
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スギノキ 1978年 岐阜県 古ヶ池の森に一本だけある杉の木は、切ると血が出ると言う。
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チグサノイケ 1939年 茨城県 血草の池の周囲の雑草を切ると、血が出る。それを馬に食べさせると、死ぬという。
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チミズ 1919年 沖縄県 岸から血のように赤い水が沸いた。おそらく細菌性のものだろうが、当時の人は血水といっておそれていた。疫病が出ると、この現象とつなげて考えていたのかもしれない。
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シリョウ 1955年 山形県 人間の死んだ霊の憑いたものは、すぐにとれるという。
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コボク 1937年 福井県 藤の蔦がまとわりついている古木がある。水をかけると、赤い血となって出るといわれている。
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カマイタチ 1936年 福井県 カマイタチは、怪我をしても血が出ない。水仙刈りをしていたら、服を切って大きな口があいたが、血が出なかったという。
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モチ,タタリ 1993年 静岡県 裾野市の十里木の横山イットーはセッキ(正月)に餅つきをしてはいけない。ある年の暮れ、小田原の落武者が逃げ込んできて追っ手と斬り合いし、餅が血で染まった。以来暮れに餅を搗くと血で染まる、火事になる、という。
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ダイジャ 1985年 新潟県 野々見池の大蛇と鼻ヶ池の大蛇が斬り合いをして、渋海川が血で染まった。野々見の大蛇がそのとき使ったという刀を伝える家があったが、売ってしまって今はないという。
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ナラ 1982年 新潟県 ある時、ナラの大木を伐り倒そうとしたが、血が出たのでやめたという。血が出るような木は精ある木だとおそれた。
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ユウレイ 1989年 長野県 祟りがあるときに、幽霊になって出てくるという。足のない姿で、どこにでも出るという。
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チ,アカイカミ,アオイカミ 1999年 栃木県 「赤い紙、青い紙、どれがいい?」と聞く人に出会ったとき、「何もいらないと答えればいいのに、「赤い紙」と言うと血だらけにされ、「青い紙」と言うと血を抜かれるという。
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(ゾクシン) 1977年 和歌山県 ノヤマ谷に、乳の形をしたものがついている、乳岩さんという岩がある。その岩の上に小さな祠があり、女性がお参りに行くと、乳がよく出るという。
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ハゼコイ 1960年 三重県 大きな鯉が釣れた。ところが鯉には足があり、陸の上をのっそりと歩いた。この鯉ははぜ鯉と言い、山椒魚のことである。はぜ鯉を取った途端、村から水が少なくなった。そこではぜ鯉は神社の守り神で祟りではないかということになり、はぜ鯉を川に放した。そのため、毎年山椒魚が、お礼のために鯉に化けて来るという。
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トイシ,フキノカワ 1938年 鳥取県 砥石や蕗の皮をまたぐと、白血や長血の病気にかかる。
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ヤナギノキ,バケヤナギ 1982年 新潟県 村人に化け柳と呼ばれる大きな柳の木があって、伐ろうとしたら赤い血が出たのでやめたという。
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オニ 1984年 山梨県 井狩・小永田間の人家のない寂しい所は鬼きり場といわれていて赤い土が出る。これは鬼を切った血のために赤いという。
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オニ,ヘビ 1959年 千葉県 鬼泪山は日本武尊が鬼を退治した時、鬼が涙を流したことに由来する。この麓を流れる血草川・血染川(染川)の名は鬼の血が流れたことから起こったという。また血染川の水源を蛇堀というのは尊が鬼を退治した時に血の堀が出来たからだという。
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