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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アルクオト,(シノシラセ)
1931年 東京都
大正6年10月の大洪水のとき、枕元の屏風に大きな黒い影がゆらゆらゆれていた。水を避け、2階にいると、明け方に屋根の上を瓦を踏み潰しながら歩くようなミシミシという音が聞こえた。翌朝、近所の人も屋根から酷い音が聞こえたといっていた。そのとき、北海道で危篤状態だった祖母が明け方に死んだという電報を受け取った。

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キツネビ
1990年 長野県
夜中から明け方にかけて、雨降りの日によくきつね火が出たという。
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テングノハヤシ
1938年 群馬県
仲木山では6~9月にかけて不思議な音が聞こえる。鳴るのは2ヶ月に1度程度で、薄曇りの日の夜7時頃から明け方3時頃まで聞こえる。笙や三味線のような賑やかで浮き浮きした音色で、付近の人々は「天狗さんの囃し」と呼んでいる。
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(ゾクシン),ヒノタマ
1935年
屋根の上に火の玉がとまると人が死ぬという。
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コソコソイワ
1931年 岡山県
夜その岩の近くを通ると、コソコソのような音が聞こえる。
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アズキトギ
1995年 山形県 
子供たちは、夜、小川で小豆を研ぐ音が聞こえるといって怖がっていた。小川の水の音がそう聞こえることがある。
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キツネ
1955年 静岡県
ある人が夜、小屋にいると火振りで鮎を捕る音がする。河原に行っても誰もいない。いったりきたりしていたら屋根の上に狐がいて、音を出していた。それでその狐を捕えた。
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(シノヨチョウ)
1935年 北海道
話者の友人の話。北海道にいたら、おばあさんが枕元に来て「私が死んだら湯浅家を継いでくれ」という。妙な事だと思っていると、おばあさんが死んだと電報が来た。
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サンマイタロウ
2000年 石川県
サンマイタロウが杭を打つ音が聞こえると、近所の誰かが死ぬという。
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タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ
1938年 石川県
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
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ムジナ
1933年 長野県
山の中の木小屋で寝泊りして、毎日木を伐って働いていた。ある夜明け方、大きな声が聞こえてきたが戸を開けても誰もいなかった。狢の仕業だった。
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トヲタタクオト
1977年 秋田県
夜、戸を叩く音が聞こえたが、誰もいなかった。
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ヤマミチ
1957年 和歌山県
雨が降っている夕方山道を通っていると、いくら歩いても目的地に着かなかった。明け方に骨だけになった傘を持っている所を村の人に見つけられた。
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タマシイ
2001年 新潟県
明け方4時頃、ハタキをかける音がした。変だなと思っていたら、親戚のお婆さんが亡くなったと知らせが来た。
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アズキアライ
1933年 長野県
夕方になると、川端などでシャキシャキと小豆を洗うような音が聞こえてくることがある。音のする方にいってみると、何も聞こえない。離れるとまた聞こえてくる。小豆洗いの出るところは村人は恐れて往来しなかった。
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デイダラボウ
1992年 茨城県
でいだら坊という大男が住んでいた。人を踏み潰さないように夕方から夜にかけて歩いていた。その足跡だという6畳くらいの大きさの池が残っていた。
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ヌエ
1982年 群馬県
病人が死にそうなときはヌエが屋根の上に来て狙っているので、屋根に登って病人の名を呼びながら太鼓を叩けば助かる。
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(ゾクシン),カラス
1933年 愛知県
寺の屋根で烏が鳴くと人が死ぬという。
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タヌキ
1989年 長野県
ある家で、朝になると大きな栗の木が伐られる音がした。不思議に思った家人が、明け方に雨戸の節穴からのぞき見ていると、たぬきがやって来て、尾で木を引いてのこぎりのような音を出していた。木が倒れる音なども、たぬきが尾を使って出していたという。
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ザシキワラシ
1974年 岩手県
助十どんの家のザシキワラシは、糸車を回すような音をさせる。誰もその姿を見たことはないが、糸車のような音は昼でも夜でも、何かのひょうしによく聞こえた。また、歩く音も聞こえた。
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メドチ
1966年 青森県
沈みきった世の中になると、オガラカの河童は世直しおどりを始め、その音が湖水一面に響く。その音を聞くと豊年になるといい、昭和40年8月27日の明け方にその音が響いた。
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シズカモチ
1956年
夜中にこつこつ、こつこつと遠くで餅粉を搗くような音が聞こえることがあった。その音がだんだん近づくのを、搗き込まれるといって運が向くといわれ、遠ざかるのを搗き出されるといって、運が衰えると忌まれている。この怪音は、耳に聞こえる人と聞こえない人がいるという。
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