国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

タタリ,フドウソン
1943年 山形県
不動尊の掛軸を粗末にしていると、家の者が病気になった。表装を直し、毎日拝むと家の主人は語った。

類似事例(機械学習検索)

アミダノカケジク
1995年 宮城県
山の上集落の近江家は、旅の僧をもてなして阿弥陀様の書かれた掛軸をもらった。あるとき、近江家に普請に入った大工の棟領が、掛軸を盗んで逃げた。家を出た途端大雨が降り出し、狐狸が邪魔をした。雷が鳴り、橋が流れそうになる。命からがら家に帰ったが、掛軸はピカピカと光っていた。翌朝、棟梁はポックリ死んでしまった。掛軸は古道具屋に売り払われたが、今度は大きなネズミが出て道具屋が眠れない。祈祷師に拝んでもらうと元の家に返せという。こうして掛軸は返ってきた。
類似事例

コウポウダイシノカケジク
1971年 茨城県
大開集落のある家には、弘法大師が百沢ある土地を捜して廻ってきたときに投げ筆で描いたというお阿弥陀様の掛軸がある。正月と盆に出して吊るす。湯で体を清めてから出ないと吊るせない。昔、掛軸をお寺に移したことがあったが、家に帰りたいと掛軸が泣いたので、元に戻した。1960年代のこと、東京から来た2人の男に掛軸を見学させたら、手が震え出した。バチがあたったのだという。
類似事例

ゴリントウ
1987年 広島県
ある人が病気になったとき、裏山の五輪塔の頭が落ちていたのを直したら病気も治った。
類似事例

カガミテンジン,コノハテンジン,マエテンジン
1978年 秋田県
260、70年ほど前、多賀谷家の主が古城址霧山に登って天神の画像の掛軸を開こうとしたところ、下の方の居館から出火した。この掛軸の祟りかと思って戻ると、実は何事も起こっていなかった。掛軸を巻き直すと、間から紅葉が落ちてきたので、これを「木の葉天神」と称し、以後開かないことに下。秋田藩の画家が描いた「前天神」という天神像をその前に掛けることにしている。
類似事例

ジゾウサマ
1977年 青森県
山美家の傍の地蔵様は岩を崩して作ったもので、粗末にしてはいけないという。ある男が信じずに粗末にして足で踏んだら、足が動かなくなり、治らなかった。
類似事例

コウジンサン
1973年 鳥取県
ある家で祀られている荒神さんを粗末にするとたたりがある。集落内で変事が起きたときには、その家の荒神さんがたたったということになって、拝みに来ることもある。
類似事例

ユウレイ
1995年 埼玉県
大工が家を直している途中で亡くなった。それから家の天井に指紋のあとがでる。
類似事例

(フドウソンノバチ)
1961年 静岡県
不動尊は正月28日と10月28日が祭りである。ある村人がオミクジが気に入らず、山にあった不動尊を移したところ、金しばりにあったという。
類似事例

コエ,オイナリサマ
1938年 長野県
町で油揚げを買って暗くなった頃帰ると、お稲荷様の前で「つつみ直せ」という声がしたので風呂敷を包み直した。家に帰ると油揚げは1枚もなかった。
類似事例

ドウゾウ
1976年
何の像かもわからない、銅像があった。時々うなり声を上げるので、家の者は驚いた。銅印を作るために譲ったところ、鋳直される内に少なくなってしまった。家の者はそれを聞いて気の毒に思い、全員が病気になった。
類似事例

オコジョ,キツネ
1954年 山梨県
ある人が、持筋の家の前を通ると、たくさんの白犬が集って、その家の主人と酒盛りをしていた。覗いていると主人が呼ぶので、一緒に酒を飲んでいたが、主人と喧嘩をして殺してしまった。すると主人は狐に姿が変わり、小さい白犬は皆消えてしまったという。
類似事例

オシラサマ
1988年 岩手県
長興寺の千葉豊重家には目を直すために2体のおしらさま様があげられた。おしら様は粗末にするとたたりが強く、恐ろしい神様だという。
類似事例

サカギバシラ
1969年
逆木柱の祟りで家の主人が死んだ。
類似事例

フドウソン
1993年 岩手県 
あるおばあさんが便所の手入れを怠り、便所の不動尊も汚くしていたら、秋の運動会の季節に体が痛くて動けなくなった。2日間続いたが、砂を持ってきて便所と不動尊をきれいにしたら治った。
類似事例

キツネ,サキ
1959年 千葉県
高津という爺さんの家は代々狐つきの家で、庭にある白木の祠を毎日家族の者が拝んでいた。熱心に拝むと合わせた手が震え、手の震えがなくなると罪障消滅したことになる。病人はこの罪障消滅した人に拝んでもらうと治った。家族の誰かが祭りを怠ると、サキという鼠より小さい狐が他の家の者についた。千葉県原木の事例。
類似事例

ゲドウ,イラズノマ
1957年 愛媛県
主人を殺した男が殺されて外道になった。28日と1日に音がして祟るので、主人の部屋を「入らず」にして男を祀った。主人の家の跡は娘が継いだが、弟妹に馬鹿が出て、主人が弟を殺した。
類似事例

ヒカリモノ,トビヒ
1940年 新潟県
寺が火災にあって、焼けてしまった。しばらくして寺から光物が出るようになった。近くで仕事をしている人が、曼荼羅様を見つけ、それを寺に返却した。表装は焼けていたが、中身は残っていたのである。
類似事例

イヌガミ
1965年 宮崎県
犬神は、経文や、高価な掛軸を恐ろしがる。
類似事例

リュウジンサマ,ヘビ,イエノカミ,タクチノカミ
2001年 青森県
某家では、屋敷地に蛇が現れてから家の者が度々蛇の夢を見る為、ベットウに見てもらったところ、それが龍神様だと分かったので祀ることとした。また、ある家では、家に病気になる者や若死にする者が出た為、ベットウに見てもらったところ、家の神を祀れと言われ、祠を建てた。
類似事例

サクモツキンキ,ゴボウ,シ,(ゾクシン)
1916年 千葉県
牛蒡を作るとその家の者が必ず死ぬと言われている家がある。
類似事例

ウジガミノタタリ
1970年 福島県
A家では昔、家人が病気になったのでワカ様に拝んでもらうと、前にそこに住んでいたウジガミの祟りだといわれたので、祠を作って祀ったところ、病気が治った。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内